反転授業ってどんな授業?反転授業のメリットから自宅でエッセンスを取り入れる方法まで詳しく解説します!

2019 6/17
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反転授業って何?
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詳しく解説します!

反転授業は近年注目されている学習スタイルですが、「イマイチよくわからない」とお思いの方も多いのではないでしょうか。

反転授業は生徒の自主性を引き出せる学校教育としてとても注目されています。

「反転授業とはなにか?」から「自宅で反転授業のエッセンスを取り入れる方法」まで詳しく解説します!

 

目次

反転授業とはどんな授業なのか?

反転授業とは、シンプルに言えば、授業と自宅学習を反転させたものです。

従来の授業では、まず学校の講義で先生から新しい知識を学び、その後自宅で一人で復習や応用練習をするという流れが主流でした。

しかし、反転授業では自宅で新しい知識を学び、その後学校で復習や応用練習をすると全く逆の順番で行います。

予め生徒が家庭で新しい知識を得るために、学校はDVDを配布したり、インターネットのユーチューブなどで講義動画を配信して生徒に事前に学習内容を勉強させておきます。

家庭で生徒はモニターを通じた講義を受けることによって、学校の授業の前に基礎的な知識を身につけ質問を準備することができます。

授業で改めて説明を受ける必要がないので、生徒は速やかに質問をすることができます。また、従来は宿題で行っていた復習用の演習問題なども授業中にできるようになります。

 

反転授業はなぜ注目されているのか?

反転授業が注目される理由は「生徒の自主性を引き出せる可能性」です。

教員の説明が大半を占める従来の授業では、生徒がなかなか自主性を持てず、授業に活気が無いことが問題視されてきました。

このような課題を解決するために、教師たちは様々な授業の形を研究開発しようと努力してきました。

生徒に活気を取り戻したいのなら、授業内に生徒のアウトプットの機会を増やすことが重要だと提唱されるようになりました。

そのためには授業中教師がインプットに費やす時間を減らさなければなりません。そこでインプットを家庭で済ませて、授業でよりアウトプットができる「反転授業」が注目されるようになりました。

 

反転授業の歴史と生まれた背景

反転授業が生まれたきっかけは、20世紀後半にアメリカの化学の教員バーグマンが、部活動の遠征で長く授業を公欠で受けられない生徒のために発案したものでした。

その後バーグマンは同僚のサムズと協力して、単に授業と自宅学習を反転させるだけでなく「教える」から「学ぶ」へ変わるパラダイムシフトを目指すようになりました。

こうして反転授業は進化しながら世界に広まっていきました。

従来型の「教える」授業では、講義中ほとんどの時間は生徒が受動的な姿勢で受講することを余儀なくされるので、自主性や積極性が育ちにくいという指摘や批判がなされてきました。

こうした一方的な知識伝達だけの授業ではなく、生徒の主体性を尊重し「学ぶ」ことに主眼を置いた授業のあり方を模索するアクティブラーニングの一つであるとも言えます。

アクティブラーニングとは、仲間と協力しながら問題を解決する能力を養うため生徒同士のグループワークや議論を重視する授業形態です。

 

反転授業のメリットとは?子どもの「主体性」が身につく授業スタイル

反転授業のメリットは子どもにとって「主体性」が身につくことです。

従来の授業は一回しか聴けないので、聞き逃したところやわからないところがあれば、誰かに教えてもらうことしかできませんでした。

しかし、反転授業では同じ授業を繰り返し聴くことができるので、聞き逃しても聴き直せば理解できます。

自力で理解できることで、生徒は学習に自信を持てるようになります。

理解力が高まると学習意欲も向上し、粘り強く学習に取り組む継続力を育むことができます。

また、自信を持って授業に臨めるので、行動力が身につき授業中の発言や活動に積極的になれます。

さらに、授業中の対話型練習なども増やすことができるので、コミュニケーション能力も向上することが期待されている学習スタイルです。

 

反転授業の具体的な実施事例

日本の反転授業の具体例としては、2012年に宮城県の小学校の算数の授業で実施された例があります。

生徒全員がオンラインでアクセスできるようにするために、全員にタブレットを配布して反転授業を行いました。

自宅で5分程度の動画を見てノートを作り、教室では生徒どおしで教え合う形式で進めることで、家庭学習の時間が1.5倍に増えた成果があります。

また玉川大学の教育学部のゼミでは、マイノリティの子どもが直面する問題を認識する授業を反転授業の形式で行った事例もあります。

大学生のディスカッションを主体とする授業は、反転授業により共通理解ができている前提で進むので発言しやすく活気に溢れていた様子が見られました。

 

さいごに:反転授業のエッセンスを自宅で取り入れるには?

反転授業でなくても、主体性を引き出せる!

反転授業を実施していない学校に通っていても、エッセンスを取り入れて学習することが可能です。

反転授業の本質は「自宅でのインプット学習」です。自宅で「理解する勉強」を取り入れることで主体性を引き出すことができます。

   
教えてもらってないからできない

こんなことを言ってしまう「主体性のない生徒」が残念ながらとても多いです。その原因は「授業で教わって、宿題で復習する」という従来型の勉強にあります。

従来の宿題では「授業で習った内容」しか出題されません。

だから、「家庭学習は習った内容の復習をするもの」と思い込んでしまう生徒が多いです。

しかし、反転授業のように、動画や書籍を読むことで、先生に教わらなくても勉強ができるようになります。

   
先生に教わらなくてもできるんだ!

このように思えた生徒は、自力で勉強ができる人になれます。

 

主体性を引き出すためには良質な教材が大切

反転授業では、タブレットを配布して、動画学習をすることが多いです。

自宅でインプット学習をするためには、その分良質な教材が不可欠なんです。

先生がいなくても勉強はできますが、教科書や辞書のような無味乾燥な教材だけで勉強できる人はほぼいません。

いい教材は、生徒が自信を持ってインプット学習をするための大きなサポートになります。

自宅で反転授業のエッセンスを取り入れるためには、「インプットのための教材」を用意してあげてください。

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