教え方が下手とは言わせない!塾講師の経験から学んだ「上手に教える13のコツ」

こんにちは、NAOです。人に上手に教えるのって想像以上に難しいですよね。私は塾講師として5年間、勉強方法や考え方を教えてきました。その経験から学んだ、「上手に教えるコツ」を紹介したいと思います。

1.感覚的な表現を避ける

どんなに立派なことを教えても、「感覚的な表現」では伝わらないものです。

例えば、「何度も復習しよう!」というアドバイス。一見キチンとしたアドバイスに思えます。しかし、「何度も」って具体的に何回なのでしょうか。人によっては2回かもしれません。10回かもしれません。捉え方に個人差があるアドバイスは、効果にも個人差が生まれてしまいます。

「間違えた問題を5回解き直そう!」と具体的なアドバイスにすることで、誰にでも実行できるようになります。

感覚的な表現を避け、具体的に数値や行動を示すことで伝わりやすくなります。

2.内容を深く知る

これは当たり前ですね。何かを教えるときはその内容を深く知っておかなければ、上手く教えることができないです。

しかし、教える立場になると、「教え方」ばかりに囚われて、ついつい「自分で学習すること」を疎かにしてしまうことがあります。

上手に教えるためには自分自身の習熟度も上げ続けます。

3.自分ができていることを当たり前と思わない

誰かに何かを教えるということは、「自分の方が相手よりも知っている」ということです。絶対的に相手の知識の方が足りないのです。

そんな状況では、自分にとっての「あたりまえ」が相手にとっては「意味不明」になることもあります。相手の理解度に合わせてあげることが大切になります。

4.「わかった?」と聞かない

相手に伝わっているか確認するときに「わかった?」と聞いてしまいがちです。しかし、これはよくない質問です。

「わかった?」という質問は「わかりました」という答えを引き出してしまいます。なんとなくわかっただけでも「わかりました」と言ってしまいたくなるんです。

相手が理解しているか確認したいときは、実際にやってもらうのが一番です。

5.長々と教えない

教えることに熱が入ってしまうと10分、20分と長くなりがちです。

しかし、人間はそんなに多くの情報を覚えていられません。覚えていられるポイントはせいぜい2、3点です。

また、長々と説明されていると、教えられたことをアウトプットする時間がどんどん奪われてしまいます。結果的にせっかく聞いてもすぐに忘れてしまうことになります。

重要なポイントを早く身に着けてもらうためにも、長々と説明して相手の時間を奪わないようにします。

6.しっかりと褒め、信頼関係を築く

「できた時に褒める」

とてもシンプルなことですが、これだけで自分が相手のことを認めていることをキチンと伝えることができます。そうすれば相手も自分のことを信頼してくれるようになります。

信頼関係のない人の言葉は全く刺さりません。

7・「こうなってほしい」というビジョンを持つ

教えることは目的ではありません。何かを成し遂げて欲しいから「教える」という手段をとっているだけです。

例えば、塾講師には「生徒が成績を上げて欲しい」というビジョンがあります。それならば、教えてばかりでもいけないんです。教えることで相手に理解はしてもらえます。しかし、身に着けるためには、練習も大切です。

「教えたら次へ」と進んでしまいたくなりますが、相手の練習を待つ時間も大切なんです。

「教える」という手段が目的になってしまわないように注意します。

8.相手が何に困っているのか本質を見極める

相手が初心者の場合や、わかっていない場合、適切な質問ができない可能性があります。

例えば、英語初心者の「英語長文の問題集を教えてください。」という質問です。英語初心者は英語長文が読めません。だから、英語長文の問題集をやりたいと思ってしまいます。しかし、その前に英文法や英単語をある程度やっておいた方が、学習しやすいはずです。

したがって、この質問には「英語長文ハイパートレーニングがいいよ!」ではなく、「まずは、英文法問題集と英単語から始めてみたら?」と答えた方が相手のためになるはずです。

ただ質問に答えるのでなく、相手が何に困っているのかを考え、その原因を指摘します。

9.何度も繰り返し伝える

人間は忘れてしまいます。一回読んだだけの本の内容はすぐに忘れてしまいます。教えられたことも同じです。一回教えただけでは覚えていない方が普通です。

「復習するべきだ」という意見はもっともですが、それは教える側の気を付けることではありません。教える側がやるべきことは「復習」を促してあげることです。

大切なポイントは何度も繰り返し伝えて、身に着けてもらいます。可能なら、実際にテストをして、「復習の必要性」を実感してもらいます。

10.自分の方法が相手にもベストだとは限らない

教えられる立場になれたのは自分自身が長く練習してレベルを上げたからです。そして、「今度は相手にもレベルを上げて欲しい」と思うから教えます。

しかし、自分と相手は違います。自分に合う練習方法が相手にも合うとは限りません。

「見て覚えるのが得意」という人もいれば「聞いて覚えることが得意」という人もいます。

自分のやり方を押し付けるのではなく、相手をサポートすることを意識します。

11.いきなりレベルを上げない

教えたことを相手が習得してくれるともっとたくさん教えたくなりますが、レベルを上げすぎたり、多くを望みすぎたりすると、相手は疲れてしまいます。

最悪の場合、勉強そのものが嫌いになってしまう可能性もあります。

崖のぼりではなく、小さい階段を上っていくように無理なくサポートします。

12.相手の気持ちになって考える

自分の知識や経験の方が上だと、「なぜできないんだ」と思ってしまうことがあります。「なんでこれをしなかったの?」と問い詰めてしまうこともあります。

「なんで宿題やってこなかったんだ!」という言葉は典型的な例です。自分の指示をなぜ守れないのか。つい怒ってしまう状況です。

しかし、「部活動が忙しくて物理的に時間がなかった」という原因なら、そもそも宿題の量が多すぎたのかもしれません。それならこちら側の責任です。それなのに問い詰めてしまっては信頼関係が崩れてしまいます。より教えることが困難になります。

相手の気持ちになって考えて、できない原因ややらなかった原因を分析することで、解決の糸口がつかめるはずです。

13.予習する

以上のコツが守れているかを一瞬で判断するのは難しいことです。かなりの経験を要します。

しかし、事前に「どうやって教えるか」を予習しておくことで、シミュレーションすることができます。注意すべきポイントをチェックしたり、相手の気持ちになって考えることも可能です。

教えるのに慣れていないときは特に予習をしっかり行うべきです。最も手っ取り早く上達できる方法です。

まとめ

最も大切なのは「自分と相手は違うんだ」ということを理解しておくことではないでしょうか。

自分と相手は違うから、感覚的な表現は避ける。自分と相手は違うから、やり方を押しつけない。

「相手の立場で」予習しながら考えることで、グッと伝わりやすくなります。

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