【元塾講師が解説】大学受験対策に進研ゼミとZ会のどっちを選ぶべき?「合格できる勉強法」から逆算して比較!

この記事を書いた人
NAO / 家庭学習法アドバイザー

大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大に合格できた経験を元に開発した独自の勉強法を教えた生徒は「たった2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストで5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で志望校への逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成

 
受験勉強に進研ゼミとZ会はどっちを選ぶべき?
NAO
こんな悩みにお答えします!

進研ゼミもZ会も大学受験の合格実績が多い信頼できる教材です。

しかし、だからこそ違いがわかりにくいため、「進研ゼミとZ会のどちらを利用するか」を迷ってしまいますよね。

教材は長い受験勉強の成功に大きく関わります。

「進研ゼミとZ会のどちらを選ぶべきなのか」

塾講師として多くの生徒を合格をサポートしてきた勉強法を元に、比較して解説します。

結論としては「志望校」でどちらを選ぶか決めるのがおすすめです!

NAO
今すぐ比較結果を知りたい方は上のボタンからジャンプできます!
目次

大学受験に合格するためには3種類の勉強が大切

NAO
進研ゼミとZ会の紹介の前に、「そもそもどうすれば大学入試に合格できるのか」を解説します!

大学受験合格のためには「必要な勉強を受験までに完了したかどうか」が大切です。

そして、合格に必要な勉強は大きく分けると3つのトレーニングが必要です。

合格に必要な3つの勉強
  1. 基礎トレーニング
  2. 実践トレーニング
  3. 過去問トレーニング

順に解説します。

1.基礎トレーニング

1つ目の必要な勉強は「基礎のトレーニング」です。ザックリ言えば「教科書レベルの知識の理解」です。

  • 数学の公式の意味や使い方
  • 英文法の基礎知識
  • 漢文の句法

など、受験勉強の基礎となる力を身につける勉強です。

2.実践トレーニング

2つ目に必要な勉強は「実践的なトレーニング」です。応用問題を解けるようにするための勉強です。

  • 覚えた公式をどう使って応用問題を解くのか
  • 覚えた英文法を使ってどう読み書きするのか

といった、考え方を身につけます。

入試レベルの問題を解くために不可欠となるステップです。

3.過去問トレーニング

3つ目の勉強は「過去問トレーニング」です。志望校の実際の問題を用いた演習ですね。

過去問トレーニングを行うことで

  • 今の実力が足りているかチェックできる
  • 実際の問題傾向に慣れることができる

といったメリットがあります。

秋頃から受験の直前期には必ず行いたい勉強です。

上記3種類の勉強ができる教材選びがマスト!

大学受験合格のための本質は「合格に必要な勉強を受験までに完了したかどうか」です。

  • 合格に必要な勉強
  • 受験までに完了すること

上記のどちらが欠けても、合格することはできません。

  • 合格のためには「基礎」「実践」「過去問」の3ステップが必要
  • 必要な勉強を受験までに終えること

これを意識して勉強することが合格に結びつきます。

そして、質の高い教材は「正しい受験勉強」を確実にサポートしてくれます。

大学受験教材を選ぶ6つのポイント

NAO
大学受験対策のための教材を選ぶポイントは6つあります!

上記で解説した「合格に必要な勉強」をできる教材を選ぶためには次の6つのポイントが大切です。

大学受験教材を選ぶポイント
  1. レベルは適切か
  2. 量は足りるか
  3. 過去問演習はできるか
  4. 続けられるか
  5. 受験までに終えられるか
  6. 英語は「4技能」に対応しているか

順に解説します。

選び方1.レベルは適切か

1つ目のポイントは「レベルが適切であるか」です。

大学受験勉強では次の3段階のレベルをトレーニングする必要があります。

  1. 教科書レベルの基礎トレーニング
  2. 入試レベルの実践トレーニング
  3. 志望校レベルの過去問トレーニング

これらのトレーニングをスムーズに行うために、

  • 自分の「今のレベル」から無理なくレベルアップしていける教材

を選ぶことがとても大切です。

選び方2.量は足りるか

2つ目のポイントは「量は足りるか」ということです。

大学受験勉強で実力が伸びない人のほどんどが

  • 勉強不足による伸び悩み

が原因です。

  1. 自分がつまづいているポイントの理解
  2. 理解した内容のトレーニング

これらをキチンと行えば、必ず実力が伸びていきます。

理解とトレーニング、つまり、インプットとアウトプットを十分にできる教材を選ぶことが大切です。

選び方3.志望校対策はできるか

3つ目のポイントは「志望校対策ができること」です。

過去問トレーニングなど、志望校のレベルに応じた勉強をすることで

  • 今の実力が足りているかチェックできる
  • 実際の問題傾向に慣れることができる

といったメリットがあります。

大学によって入試問題の傾向は少しずつ違っています。

自分が志望する大学の入試問題に沿ったトレーニングができると効率的に実力をアップさせることができます。

選び方4.続けられるか

4つ目のポイントは「続けられること」です。

大学受験に必要な勉強は1週間や2週間ではとても終えることはできません。数ヶ月の長期的なトレーニングが不可欠です。

  • 教材がわかりにくい
  • 文字ばかりでやる気が出ない

こういった教材では、長期戦である大学受験勉強は戦えません。

しっかりと続けられる教材を選ぶことが大切です。

選び方5.受験までに終えられるか

5つ目のポイントは「受験までに終えられること」です。

どんなに良い教材でも、受験までに終わらないほどの膨大な量の問題集であれば、持ち腐れです。

受験までに終えられる計画に沿って勉強できるかが大切になります。

選び方6.英語は「4技能」に対応しているか

6つ目のポイントは「英語の4技能に対応していること」です。

2020年度以降からの英語入学試験ではより実践的なテストとして、4技能の英語力が求められるようになっています。

  • 「大学入学共通テスト」のマーク式の問題で「聞く」と「読む」の力を
  • 資格・検定試験で「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を

それぞれ受験することが大切になります。

そのため万全な受験対策のためには英語は「英語4技能」が全て対策できる教材を選んでおくことが大切です。

進研ゼミとZ会の比較表(大学受験講座)

NAO
上記の選び方に沿って進研ゼミとZ会を比較します!

進研ゼミとZ会を比較すると次の表のようになります。

教材 進研ゼミ Z会
料金 6,180円~/月 4,930円~/月
レベル【基礎】
レベル【中堅】
レベル【難関】
レベル【超難関】
問題量
英語4技能
続けやすさ
カリキュラム
志望校対策
無料体験 無料体験セットあり 資料請求で見本教材を無料配布
学習スタイル 問題集+専用アプリ、「赤ペン先生」による添削サービス 問題集+専用アプリ、添削サービス

結論として、どちらも大学受験教材として非常に高いクオリティです。どちらを選んでも効率的に受験勉強ができることは間違いありません。

主な違いはレベルの違いです。進研ゼミもZ会も全レベルをカバーできますが、基礎学習は進研ゼミのサポートの方が手厚く、東大や医学部などの超難関対策にはZ会の方がより充実した対策ができます。

どちらも受験対策用の問題集としてハイクオリティで十分におすすめできる通信教育ですので、自分の志望校や好みにあった方を選んでみてください!

NAO
ここからは各教材について詳しく解説します!

進研ゼミの特徴、メリット、デメリット

NAO
まずは進研ゼミについて詳しく解説します!
進研ゼミのメリット
  • 問題集のイラストや図解がわかりやすい
  • 志望校別に実績のあるカリキュラムで勉強できる
  • 添削サービスや個別の質問ができる
  • 「英語4技能」の資格・検定試験に対応

進研ゼミの特徴は

  • わかりやすさへの工夫

です。

定期テスト対策でも実績の高い進研ゼミだからこそ、基礎レベルから実践レベルの実力にアップするためのノウハウが充実しています。

基礎が固まっていない苦手科目では、文字を読んでもなかなか理解できません。

進研ゼミは長年の実績から、イラストや図解などを駆使した「徹底的にわかりやすい教材」にブラッシュアップされています。

基礎からしっかり固めてレベルアップしたい受験生にピッタリです。

多数の合格実績もあるため、とても安心です。

進研ゼミ合格実績

※進研ゼミ2018年度実績

また、赤ペン先生による添削では、「自分が気づいていなかったミス」に気づくことができます。

専用アプリでわからない問題を個別に質問することもできるので、受験勉強をしっかりサポートしてくれる教材です。

進研ゼミのデメリット
  • 超難関大学への合格実績が少ないこと

進研ゼミのデメリットは「超難関大学への合格実績が少ないこと」です。

進研ゼミの東大京大への2018年度合格実績は134人と、Z会に比べて少ないです。(Z会は東大合格1,074人、京大合格948人)

しかし、国公立大学や私立大学の合格実績は非常に多いです。進研ゼミは地方国公立やGMARCH、関関同立レベルが得意分野と言えます。

進研ゼミをおすすめできる受験生の特徴

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進研ゼミがおすすめできる受験生は次のような人です!
進研ゼミがおすすめできる受験生の特徴
  • 地方国公立大学を志望している
  • GMARCH、関関同立までの私立大学を志望している
  • 苦手科目を克服したい
  • 今の実力には不安がある

進研ゼミは基礎レベルから実践レベルにアップするためのノウハウが充実しているため、地方国公立やGMARCHレベルまでの私立大を志望する受験生に特におすすめできます。

また、1教科から受講できるので、苦手科目を克服したい受験生や、難関大志望で基礎固めに使いたい人におすすめです。

期間限定でお得な特典が用意されていることがあるので、検討される場合は早めに公式サイトのチェックだけでもしておくのがおすすめです。

Z会の特徴、メリット、デメリット

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次はZ会について詳しく解説します!
Z会のメリット
  • 超難関大学の合格実績が豊富
  • 志望校別に実績のあるカリキュラムで勉強できる
  • 添削サービスや個別の質問ができる
  • 「英語4技能」の資格・検定試験にも対応

Z会の特徴は難関大学への合格実績が非常に多いことです。

Z会合格実績

この豊富な合格実績の秘密は「試行錯誤を促す厳選された良問」にあります。

難関大学では、思考力を要する応用的な問題が多く出題されます。そして、思考力を身につけるためには「深く思考すること」が不可欠です。

そのため、Z会では思考力を身につけられるような「考えがいのある良問」を数多く掲載した通信教材を作り上げています。

東大や京大、医学部といった難関大学に合格する力を身につけるためにピッタリの教材です。

Z会のデメリット
  • 基礎が固まっていない受験生にとっては難しい

Z会のデメリットをひとことで言えば「難しいこと」です。

Z会では難関大学への合格を見据えた「試行錯誤を促す厳選された良問」が多く掲載されているため、基礎が固まっていない受験生が解くには難しいです。

Z会をおすすめできる受験生の特徴

NAO
Z会がおすすめできる受験生は次のような人です!
Z会がおすすめできる受験生の特徴
  • 東大、京大、医学部などの超難関大学を志望する人
  • 基礎力にすでに自信がある人
  • 進学校で良い成績をキープできている人

Z会は思考力が身につけられる良質な問題が多く掲載されているため、難関大学を志望する受験生にとてもおすすめです。

また、Z会はやや難しい教材であるため、基礎力にすでに自信がある人や、進学校でいい成績をキープできている受験生にピッタリです。

 
「難しい」と言われると不安・・・

と心配な場合は、公式サイトから見本教材無料で取り寄せできるので、実際に試してみることをおすすめします。

進研ゼミとZ会の比較まとめ

教材 進研ゼミ Z会
料金 6,180円~/月 4,930円~/月
レベル【基礎】
レベル【中堅】
レベル【難関】
レベル【超難関】
問題量
英語4技能
続けやすさ
カリキュラム
志望校対策
無料体験 無料体験セットあり 資料請求で見本教材を無料配布
学習スタイル 問題集+専用アプリ、「赤ペン先生」による添削サービス 問題集+専用アプリ、添削サービス

進研ゼミもZ会も大学受験生におすすめできるクオリティの高い教材です。

その中でも特に進研ゼミは「地方国公立」や「GMARCH、関関同立までの私立大学」を志望する受験生におすすめです。

対して、Z会は「東大・京大」「早慶上智」「医学部」を志望する、基礎力に自信がある受験生におすすめです。

どちらも受験対策用の問題集としてハイクオリティで十分におすすめできる通信教育ですので、自分の志望校や好みにあった方を選んでみてください!

さいごに

大学受験は長い戦いになりますが、クオリティの高い教材に変えるだけで、勉強効率を劇的に上げることができます。塾講師は「生徒の教材選定」に最も力を入れます。そのくらい教材は大切です。

進研ゼミとZ会はどちらも非常にクオリティの高い教材と言えます。効率の良い教材を使うタイミングが早いほど、アドバンテージになります。そして、どのタイミングでも遅すぎることはありません。

勉強法もそうですが、「調べるだけ」では終えないでください。必ず行動に移して欲しいです。

未来を変えるためには、今の行動を変えることが不可欠です。「受験が終わってからの後悔」だけはしてほしくないと思っています。

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NAO

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NAO / 家庭学習法アドバイザー

大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大に合格できた経験を元に開発した独自の勉強法を教えた生徒は「たった2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストで5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で志望校への逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成

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