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高校生向けの通信教育は進研ゼミやZ会をはじめ、たくさんありますよね。
しかし、通信教育は違いがわかりにくいため、「どれを選べばいいかわからない!」とお困りの保護者様も多いと思います。
高校生の勉強は大学受験合格に直結するとても大切な勉強です。
高校の学習内容は中学生に比べてとても難しいので、わかりやすい教材で勉強する方が圧倒的に成績が伸びやすくなります。
そこで、これまで個別指導塾の講師として生徒に合わせてベストな教材を選んできた経験から、最もおすすめできる通信教育をランキング形式で比較紹介します!
【ランキングの前に!】通信教育はあくまで「手段」です!
私の考え方として、「通信教育を使うこと」は目的ではなく手段だと思っています。
目的は生徒の「志望校への合格」や「卒業後の幸せな未来」ですよね。
そのため、正しい通信教育を選ぶためには、「そもそも志望校へはどうすれば合格できるのか」を知る必要があるんです。
そこで、まずは「大学受験合格のためにはどんな勉強が必要なのか」を解説していきます。
大学受験合格のためには5つのステップが必要
大学受験に合格するために必要な勉強は次の5ステップです。東大などの難関大学でもステップは同じです。
- 基礎知識のインプット
- 基礎知識のアウトプット
- 応用問題の解法のインプット
- 応用問題の解法のアウトプット
- 過去問題集でのトレーニング
順に解説していきます。
1.基礎知識のインプット
まずは、基礎知識のインプットです。
「基礎のインプット」とは「教科書の理解」とイメージして頂ければOKです。
教科書知識が理解できていなければ、問題集もできませんし、過去問題もさっぱり理解できません。
模試を受けても、

と、「勉強の才能がないんじゃないか」と悩んでしまいます。
勉強ができない理由の100%が「知らないだけ」です。才能は必要ないです。
教科書レベルの基本知識の理解が、勉強ができるようになるためのスタートになります。
2.基礎知識のアウトプット
基礎知識のインプットができたら、次はアウトプットをしていきます。
アウトプットとは「思い出す」イメージです。
記憶が定着するのは「思い出す時」であることが脳科学的にもわかっています。
基本知識の意味を理解できていても、自分で使いこなせなければ意味がありません。
自分で思い出して、問題に答えられるレベルが「基礎の完成」になります。
そのためには、問題集でのトレーニングで「アウトプット(=思い出すこと)」が不可欠になります。
ここまでは高校3年生の春までに固めておきたいです!
3.応用問題の解法のインプット
3つ目は「応用問題の解法のインプット」です。
東大などの難関大学であればあるほど、このステップが非常に重要になってきます。
応用問題も才能はほぼ関係なく、知識をインプットすること(=覚えること)が大切です。
応用問題が解けないうちは、応用問題ができる人が「天才」のように思えてしまいますが、全くそんなことはありません。
応用問題ができる人は「応用問題の解き方(解法)」を知っているだけなんです。
応用問題は「基本問題の2問以上を複雑に絡ませたような問題」です。東大のような難関大学だと、3問以上を絡ませてきます。
だから、複雑に絡ませた問題の「解き方」=「応用問題の解法」を覚えていれば、誰でも応用問題が解けるんです。
「答え」ではなく、「解き方」を理解することが応用問題の攻略のための第一歩です。
(この「応用問題の解き方を覚える」という方法は、大学入試よりもはるかに高度な問題が出題される「大学”院”の入学試験」でも私が同様に勉強して合格できた方法ですので、安心してください。)
4.応用問題の解法のアウトプット
応用問題の解き方を理解できたら、次はアウトプットです。問題で実際にトレーニングですね。
基礎知識と同じように、「思い出すこと」で応用問題の解き方が定着していきます。
応用問題の解き方や考え方のパターンが身についてくれば、だんだんと知らない問題も解けるようになります。
パターン(型)を知っているからこそ、難問に展開していけるんです。仕事で言われる「守破離」にも似ていますね。
アウトプットトレーニングをして応用問題の考え方を身に付ければ、必ず実力は伸びていきます。
インプット→アウトプットを繰り返して「できないことをできるようにする力」が、将来に役立つ大きな力となっていきます。
5.過去問題集でのトレーニング
ステップ4までできたら、過去問題でトレーニングしていきます。
実際の傾向をつかむ理由もありますが、何よりも「実際の入試問題を解ける実力が身についたか」のチェックが大切です。
ステップ1〜4で実力をつけるトレーニングは十分です。しかし、過去問題ができないところがあれば、トレーニングのどこかで抜け漏れがあります。
過去問題で実力をチェックして、できないところがあれば、ステップ1-4に戻ってトレーニングをし直しましょう。
過去問題→苦手克服トレーニング→過去問題→苦手克服トレーニング…
このサイクルを繰り返すことで、際限なく実力が伸びていきます。
大学受験対策に通信教育を使うメリットとデメリット
通信教育のメリット
通信教育のメリットは圧倒的なわかりやすさです。
通信教育は、書店に売っている教材よりも解説が特にわかりやすい教材になっています。
わかりやすい教材で勉強することで、上記でも解説した「インプット」(知識を理解すること)のステップを最速で行うことができるんです。
上手く実力が伸びない人のほとんどが「解説を理解すること」に時間を使いすぎています。

このように考え込んでしまって、1時間経ってしまっていた、なんてことはよくあります。
わかりやすい通信教育を使うことで、インプットの時間を最短で終わらせられれば、記憶の定着である「アウトプット」(思い出しながら覚えること)に時間を注ぎ込めます。
最短で成績を伸ばしたい人は、わかりやすい教材で勉強することがマストです。
通信教育のデメリット
通信教育はわかりやすいですが、デメリットもあります。
通信教育のデメリットは、あくまで「教材」であって、「塾」や「家庭教師」ではないということです。
塾に比べての1番のデメリットは「モチベーションアップはしてくれないこと」です。
やる気がなくなったとしても、通信教育は叱ってくれません。
そういったモチベーション面が不安な人は塾や家庭教師を利用する方がおすすめです。
逆に、自分のペースで難関大学を目指してどんどん実力を上げていきたいような生徒にとっては、塾よりも自由にペースを決められる通信教育はとてもおすすめです。
高校生向け通信教育の正しい選び方
高校生の通信教育の選び方は「わかりやすいかどうか」。これに尽きます。
大学受験生が最もつまづく部分は「理解」のフェーズです。高校生の範囲は基本の内容でさえ難しいので、なかなか理解することができないんです。
時間のかかる「理解」のフェーズをわかりやすい教材で最速で駆け抜けることができるかどうかが、実力アップのスピードを決めます。
徹底的にわかりやすい通信教育を利用して、最短で理解することが合格への近道となります。
それでは、最速で合格を勝ち取るための「おすすめ通信教育ランキング」を紹介します!
高校生におすすめの通信教育ランキングBEST3

1位 スタディサプリ大学受験講座
料金 | 1980円~/月 |
---|---|
勉強時間 | 約15分~ |
無料体験 | 2週間無料利用 |
おすすめポイント | 授業とテキストの圧倒的なクオリティ、小4~高3の全学年、全レベルの授業が利用可能、過去問題ダウンロード機能 |
スタディサプリは月額たったの1980円で、映像授業と付属の問題集ダウンロードがし放題になる学習サービスです。

とてもわかりやすい授業ですよね。テンポもいいので、引き込まれるように集中して受講できます。
中学生でも知っている助動詞「will」ですが、ほとんどの大学受験生がわかっていない「英語の本質的な意味」を解説してくれるので、効率的に英語をインプットすることができます。

少々レベルが高い問題ではありますが、「sinθとは何か?」という基本知識でありながらしっかり理解できている高校生が少ない内容についても、わかりやすく解説をしてくれます。
このようなわかりやすい授業が全教科で展開されています。

テキストの「問題の解き方」も映像授業の中で解説してくれるので、スタディサプリでは大学受験合格のための5ステップすべての勉強ができます。
基本知識のインプット&アウトプットが各教科の「スタンダードレベル講座」で、
応用問題のインプット&アウトプットが各教科の「ハイレベル講座」で学習できます。また、旧帝大レベルの「トップレベル講座」もあります。
さらに、過去問題のダウンロードもできるので、大学受験合格に必要な全ての学習ができますね。
利用登録するだけで、全ての授業が受け放題になるので、自分のペースでどんどん先に進んでいけることも魅力です。
勉強のためには1980円のベーシックコースで十分ですが、スタディサプリには9,800円の「合格特訓」のコースもあります。合格特訓コースは、ベーシックコースに加えて、学習プランをコーチングしてくれるサービスです。通信教育のデメリットを解消できる素晴らしいサービスですね。
学校の進学コースや予備校などとの併用学習ならベーシックコース、勉強スケジュールやモチベーション面が不安な人には合格特訓コースという選び方がおすすめです。
どちらのコースも無料で体験できますので、興味がある方からお試しください!




2位 進研ゼミ高校講座
料金 | 5,390円~/月 |
---|---|
勉強時間 | 約20分~ |
無料体験 | お試し教材あり |
おすすめポイント | 学校との同時学習で実現できる「効率的なインプット」 |
進研ゼミは予備校代わりになるような本格的な教材を探している人におすすめです。
進研ゼミのメリットは学校の授業に合わせて、インプット&アウトプットを学習できることです。
現役合格のためには、特にインプットをすばやく行うことが大切です。
進研ゼミでは、学校の授業進度に合わせた教材になるので、学校&通信教育で同時に勉強することができるので、効率的にインプットすることができます。

進研ゼミでは有名な「赤ペン先生」による添削もあるため、国語の現代文や数学の記述問題や、英作文問題などについてもサポートしてくれます。
添削サービスも積極的に使いたい受験生にとてもおすすめできる通信教育です。
期間限定でお得な特典が用意されていることがあるので、検討される場合は早めに公式サイトのチェックだけでもしておくのがおすすめです。

3位 Z会の通信教育
料金 | 4,930円~/月 |
---|---|
勉強時間 | 約20分~ |
無料体験 | 見本教材あり |
おすすめポイント | 良質な応用問題と、圧倒的な難関大学合格の実績 |
Z会の通信教育は東大、京大、早慶などの最難関大学を目指す人におすすめの通信教育です。2018年度では東大合格1074人、京大合格948人と、難関大学合格に圧倒的な実績を誇っています。
Z会の教材の特徴は、「応用問題の質」です。難関大学受験生に必須レベルで人気の英単語帳である「速読英単語」も出版していますね。
「添削問題」も毎月取り組むことができるため、難関大学で必須となる「記述問題」へも十分に対策ができます。
解説は本質的な部分から詳しく説明してくれるため、とても実力がつきますが、その分難しく感じる生徒も多いと思います。
そのため、参考書を読むのが得意で、難関大学を目指している受験生におすすめです。
無料の資料請求で見本教材をもらえるので、難関大を志望している生徒さんはZ会の合格実績のノウハウを体験してみてください。


他の高校生向け通信教育はどんなものがある?

Z会Leadway
料金 | 1科目24,800円~/月 |
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勉強時間 | 約60分~ |
無料体験 | なし |
おすすめポイント | 通信教育と個別指導で学習計画まで徹底サポート |
Z会Leadwayは大学受験生専門の通信教育×オンライン授業のハイブリッドサービスです。
Z会の通信教育の質や添削サービスはそのままに、わからない部分や学習計画まで徹底的にサポートしてくれます。
もはや「オンラインの個別指導塾」と言える手厚いサービスですが、他の通信教育に比べて料金は割高です。(1科目24,800円~/月)
「どうしても苦手な教科が1つだけある」というような受験生におすすめです。
Z会Asteria
料金 | 5,800円~/月 |
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勉強時間 | 約60分~ |
無料体験 | 資料請求で無料体験クーポンあり |
おすすめポイント | 将来を見据えた力を鍛える通信教育 |
Z会Asteriaは2020年度以降の受験生におすすめできるサービスです。
大学入試改革によって、2020年度からは「思考力・判断力・表現力」や「主体性・多様性・協働性」といった力も重視されるようになります。
このような力も鍛えることができるのがZ会Asteriaです。
最新の「アダプティブ・ラーニング」のテクノロジーにより、一人ひとりの学習進度に合わせて最短で成長することができます。
これまでのカリキュラムとは全く違った新時代の通信教育です。
公文式通信学習
料金 | 9,180円~/月 |
---|---|
勉強時間 | 約20分~ |
無料体験 | あり |
おすすめポイント | できないところまで戻って、少しずつできるようにする「公文式学習」 |
公文式は幼児や小学生の教材といったイメージがありますが、実は高校生コースもあります。
公文式の特徴は「できないところまで戻って、少しずつ確実にできるようにする」という本質的な学習ができることです。
勉強に限らず、「がんばってもできないこと」は誰でも嫌いになります。公文式はそこを解決して、「やればできるんだ!」という自己肯定感を高めてくれます。
「できないことができるようになる」という勉強の本質的な面白さがわかるため、勉強が嫌いな高校生は一度公文式を試してみるのはいかがでしょうか。
すらら通信学習
料金 | 8,000円~/月 |
---|---|
勉強時間 | 約20分~ |
無料体験 | あり |
おすすめポイント | 勉強が苦手な生徒にトコトン寄り添う通信教材 |
すらら通信学習は「勉強が嫌い」、「勉強が苦手」という勉強に対してネガティブな気持ちを持つ生徒にトコトン寄り添った通信教育です。
- 子どもが飽きない「ゲームのようなキャラクターとの会話式授業」
- 学年にとらわれず、とことん戻って復習する
と、勉強を続けられる工夫や、苦手克服の仕組みに特化した教材になっています。
「勉強が苦手で大嫌い。でも、どうにかしたい!」という生徒におすすめの通信教育です。
まとめ
通信教育での学習は「教材選びですべてが決まる」といっても過言ではありません。
わかりにくい教材や続けにくい教材を選んでしまっては、勉強の100%を教材にゆだねる通信教育学習では致命的となってしまいます。
しかし、上記で紹介した教材なら、塾講師目線でも自信を持っておすすめできる教材です!

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