大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大に合格できた経験を元に開発した独自の勉強法を教えた生徒は「たった2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストで5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で志望校への逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成
勉強していると眠くなってしまう子どもの原因と対処法【睡眠時間の見直し&学習テクニック】
勉強しているとどうしても眠くなってしまう子はどうすればいい?
こんな悩みにお答えします!
勉強をしていると眠くなるというのはとても「あるある」の悩みです。
でも、勉強時間に眠くなってしまって集中できていないと、なかなか勉強内容が進まず、不安になってしまいますよね。
勉強中にどうしても眠くなってしまうことには必ず原因があります。
この記事では「眠くならずに集中して勉強を進めるための対処法」を詳しく紹介します。
眠くなる根本的な原因は「睡眠不足」
勉強中に眠くなってしまう1番の原因は睡眠不足です。
あたりまえですが、この点が最も大切になります。根本的に睡眠時間が足りていなければ、勉強中に眠くなってしまうことは当然なんです。
そして、気をつけるべきことは「適切な睡眠時間は個人差がある」ということです。
例えば、7時間寝ている子です。
7時間でも十分という人はいます。
でも、7時間でも足りないと言う人も同じようにいるんです。
だから、睡眠時間が足りていると思っていても、本当は睡眠時間が足りていないということがありえます。
睡眠時間が足りていないと他の対策の効果がなくなる
睡眠時間が足りていない場合は、まずは「たっぷり眠ること」から改善してみてください。
睡眠時間が足りない状態で何かテクニック的な対策を施したとしても根本的な解決にはならないからです。
頭がぼーっとした状態でなんとか無理やり起こしている状態になるので1日全体の効率が非効率になってしまいます。
勉強しているとどうしても眠くなってしまう時は、
睡眠時間を十分にとること
が一番の解決策になります。
まずは1日だけたっぷり寝てみる
忙しい中で、いきなり睡眠時間をたくさん取ることが難しいと思われるかもしれません。
だから、まずは1日だけでOKです。
1日だけでいいので、9-10時間ほど睡眠時間を取ってみてください。
個人差はありますが、
目覚まし時計がなくても起きられるぐらいの時間を取ってみることが理想的
です。
9時間~10時間ほど寝れば、おそらく目覚まし時計がなくても起きられるはずです。
でも、例えば7時間以下だと、目覚まし時計がないとさすがに自然に目が覚めることはないのではないでしょうか。
目覚まし時計で無理やり起こしているような状態だと、睡眠時間が足りない可能性があります。
土日の1日だけでOKですので、9-10時間ほどたっぷり寝てみてください。
たっぷり寝た日も勉強が眠くなるかをチェックする
9時間以上たっぷり寝てみた日にも
勉強しているとどうしても眠くなるか
をチェックしてみてください。
もしも、
たっぷり寝たら勉強中に眠くならなくなった
ということだったら、原因は完全に睡眠不足です。
その場合は、同じくらいの睡眠時間が取れるように生活習慣を見直して頂くのが最も効果的な解決策になります。
たっぷり寝ても解決しない時は「勉強に集中できるようにする」
ただ、たっぷり寝ても解決しない時もあります。
どうしても7時間で起きてしまう
9時間以上寝たとしてもそれでもやっぱり勉強中に眠くなってしまう
という場合は、睡眠時間が原因ではありません。
原因は「勉強に集中しきれていないこと」です。
睡眠不足でないのに眠くなってしまう時は、勉強に集中するための次の2つのテクニックを試してみてください。
- 勉強後にどうなっていたいかを決めてから始める
- 完了時間を厳しめに設定する
順に詳しく紹介していきます。
テクニック1 勉強後にどうなっていたいかを決めてから始める
1つ目の眠くならないテクニックは「勉強後の目標を決めること」です。
勉強に限らず、「退屈なことをしている時」には誰でも眠くなってしまいます。
例えば、
- ソファーに横たわってだらだらしている時
- なんとなくSNSを眺めている時
などです。
目的もなくダラダラとしていると、誰でも眠くなってしまうものなんです。
なんとなく勉強をしていると眠くなる
勉強も同じように、目的もなくなんとなく勉強をしていると眠くなってしまいます。
目的がないために、ついつい退屈になってしまうんです。
特に目的もなく、椅子に座ってじっとしながら、なんとなく教科書を開いて、なんとなく問題集を眺めているという状態になってしまいます。
だから、勉強の目的として
何のために、今日の勉強をやっているのか
をきちんと決めておくことで解決できます。
ゴールがあると集中して走り始められる
勉強をはじめる前に
今日はどこまでやるか
勉強をした後にどんなふうになっていたいか
とゴールをイメージしてみることで、眠くならずに勉強を進めることができます。
例えば、
「問題集をやらなきゃいけないからとりあえず進める」
ではなくて
「今日の勉強で二次方程式をしっかりマスターしたい。だから、問題集の10~15ページの問題を80%以上正解できるまで何度も解き直す!」
と決めてから始めるんです。
こうすることで勉強の目的、つまり、「勉強後のゴール」が明確になります。
走る時も同じですが、ゴールがわかっているからこそ集中して全力で走れるんです。
目的地が決まっていなければ、迷いながら走ることになってしまいます。その迷いがだらける気持ちや退屈さ、無力感につながっていきます。
眠くならないためにも「勉強後にどうなっていたいのか」を決めてから、勉強を始めてみてください。
テクニック2 完了時間を厳しめに設定する
2つ目の眠くならないテクニックは「完了時間を厳しめに設定すること」です。
ゴールを決めることに似ていますが、「勉強の完了時間を決めておくこと」も、集中して眠くならないようにするために効果的です。
宿題など「どうしてもやらなければいけないが目標が立てづらい」という勉強内容もあるはずです。
そんな時に
できるかぎり短い時間で期限を設定する
と、効果的に集中することができます。
ゲームの「タイムアタック」のように「できるかぎり短時間で終わらせること」をゴールとして設定するイメージです。
例えば、タイマーで15分を測って、
「15分以内にこの問題集の宿題を終わらせる」
というような期限設定を試してみてください。
「タイムアタック」というゲーム性を取り入れることで、集中して勉強に取り組むことができます。
期限はギリギリであればあるほど集中できる
「1時間や2時間勉強しよう」
とすると
「時間がたっぷりある」
と感じてしまって、どうしてもダラダラと勉強してしまいます。
でも、
「15分で終わらせる」
と厳しい時間設定をすれば、時間がどんどんタイマーでカウントダウンされていきます。
時間がどんどん減っていく状況によって、いい緊張感を持って集中して勉強をしやすくなります。
これは、テストの終了時間直前に集中しやすいことと同じです。
テスト終了前の5分間はものすごく集中できる経験があるのではないでしょうか。
「あと5分しかない」
と思うと「締め切り効果」によってすごく集中ができるようになるんです。
勉強中に眠くなってしまう時は、10分や15分といった短めの時間設定をしてタイマーで測りながら勉強をしてみてください。
普段よりも集中して勉強ができるため、勉強中に眠くなりづらく、メリハリを持って勉強することができます。
まとめ
勉強中にどうしても眠くなってしまうことには必ず原因があります。
お子様が勉強中にどうしても眠くなってしまう場合は
- 睡眠時間をたっぷりとること
- 勉強後にのゴールを決めてから始めること
- 完了時間を厳しめに設定すること
をぜひ試してみてください。
上記を試していただければ、眠くなることなく集中して勉強に取り組めるようになります。
集中できるようになり、どんどん成績が上がっていくことを応援しています。