夏休みに頑張ったのに9月の模試で結果が出ない本当の理由【間違い直しで偏差値45→58を実現した方法】

この記事を書いた人
NAO / 家庭学習法アドバイザー

大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/自身のE判定からの阪大逆転合格の経験を元に独自の勉強法を開発/勉強法を教えた生徒は「2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストの5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成

100万人に読まれた勉強法ブログ「スタハピ」、自宅で成績を上げる「正しい勉強法の無料講座」を運営、企業の人材育成の専門家としても活動、著書『成績があがる中学生の勉強法』『だから勉強ができない20の考え方』

夏休みに毎日塾に通い、朝から晩まで勉強していたのに、9月の実力テストや模試の結果を見て愕然とした…そんな経験はありませんか?

「あれだけ頑張ったのに、なぜ成績が上がらないの?」

9月のこの時期、多くの保護者さまから同じような相談をいただきます。夏期講習でたくさんの問題集を解き、宿題もきちんとこなし、誰よりも努力していたはずなのに、結果につながらない。そんな状況に、お子さまも保護者さまも心が折れそうになっているのではないでしょうか。

でも、ここで諦めないでください。実はこれ、努力不足でも才能の問題でもありません。

 
うちの子、夏休みは本当によく頑張っていたんです。でも模試の偏差値は変わらなくて…
NAO
その気持ち、本当によくわかります。でも、成績が上がらない原因は「勉強法」にあることがほとんどなんです。
目次

なぜ夏休みの努力が9月の結果につながらないのか

よくある間違った勉強法「解いて丸つけして終わり」

夏期講習でたくさん問題を解いた。宿題もすべて提出した。でも、振り返ってみてください。「解いて丸つけして終わり」になっていませんでしたか?

多くの中学生が陥る典型的なパターンがあります。

問題集を1ページ目から順番に解いていく。答え合わせをして、間違えた問題には赤ペンで正解を書き込む。そして次のページへ進む。この繰り返しで、夏休み中に問題集を2冊、3冊と「終わらせた」という達成感を得る。

確かに、たくさんの問題に触れることはできました。でも、間違えた問題をそのままにしていたら、次に同じような問題が出てもまた間違えてしまうのは当然ですよね。

 
でも、時間がなくて解き直しまでできないんです…
NAO
その気持ちはよくわかります。でも実は、新しい問題を10問解くより、間違えた1問を確実にできるようにする方が成績アップには効果的なんです!

「量」ではなく「質」の問題

保護者さまの中には「もっと勉強時間を増やさないといけない」「もっと難しい問題集を買わないといけない」と考える方も多いのですが、それは違います。

料理に例えてみましょう。 レシピを100個読んだだけでは料理は上手になりません。実際に作ってみて、失敗したら「なぜ焦げたのか」「なぜ味が薄いのか」を理解して、もう一度作り直す。この繰り返しで料理は上達していきますよね。

勉強も全く同じです。問題を解くだけでは「レシピを読んだ」段階。間違えた問題を解き直して「できるようになる」ことで、はじめて実力がつくのです。

偏差値45から58へ!間違い直しだけで劇的に変わった生徒の事例

1日8時間勉強しても偏差値45で停滞していた中3生

私が指導した中3生の話をさせてください。その生徒は、夏休みに毎日8時間以上勉強していました。朝9時から夕方5時まで塾の夏期講習に通い、帰宅後も夜10時まで宿題と復習。本当によく頑張っていました。

しかし、8月末の模試の結果は偏差値45。6月の模試とほとんど変わっていませんでした。

お母さまは「こんなに頑張っているのに、なぜ…」と途方に暮れていました。本人も「自分には勉強の才能がないんだ」と落ち込んでいました。

たった1つの勉強法の変更で起きた変化

そこで私は、その生徒の勉強方法を詳しく聞いてみました。すると、まさに「解いて丸つけして終わり」の典型的なパターンだったのです。

そこで提案したのが、たった1つのシンプルな変更でした。

「間違えた問題を、その場で5回解き直す」

最初は「えっ、それだけ?」という反応でした。でも、実際にやってみると…

 
あれ?3回目でもまだ間違えちゃった…完璧に理解してなかったんだ!

という気づきがありました。そして5回目でようやく、解き方が完全に身についたと実感できたそうです。

2ヶ月で偏差値が13アップ!憧れの進学校に合格

この勉強法に変えてから、変化は劇的でした。

  • 9月の実力テスト:偏差値48(+3)
  • 10月の模試:偏差値52(+7)
  • 11月の模試:偏差値58(+13)

たった2ヶ月で偏差値が13も上がったのです。そして最終的に、当初は諦めかけていた偏差値60の進学校に見事合格することができました。

お母さまは「こんなシンプルな方法で変わるなんて信じられない」と驚かれていました。でも、これが正しい勉強法の力なんです。

なぜ「間違い直し5回」が効果的なのか

人間の記憶の仕組みから考える

「エビングハウスの忘却曲線」という有名な研究があります。人は新しく覚えたことの70%を1日で忘れてしまうという研究結果です。

でも、繰り返し復習することで、忘れにくくなることもわかっています。ただし、ここで重要なのは「ただ見直す」のではなく「実際に解く」ということ。

スポーツで例えるなら、野球のバッティングフォームを動画で100回見るより、実際にバットを振る練習を10回する方が上達しますよね。勉強も同じで、解説を読むだけより、実際に問題を解く方が身につくのです。

なぜ5回なのか

 
でも、なぜ5回なんですか?3回じゃダメなの?
NAO
実は、多くの生徒を見てきた経験から、5回がちょうどいい回数なんです。

私の指導経験では

  • 1〜2回目:まだ答えを覚えているだけの状態
  • 3〜4回目:解き方が理解でき始める
  • 5回目:完全に自分のものになる

もちろん、問題の難易度や個人差はありますが、5回を基準にすることで、ほとんどの問題が確実に身につくことがわかっています。

記憶力に自信がない場合は7回、10回と増やしても構いません。大切なのは「できるようになるまで繰り返す」ことです。

今すぐできる!効果的な間違い直しの具体的な方法

ステップ1:間違えた瞬間が勝負

問題を解いて答え合わせをしたら、間違えた問題にはすぐに印をつけます。そして、その場ですぐに解き直しを始めます。

時間を置いてしまうと、「なぜ間違えたのか」という記憶が薄れてしまいます。鉄は熱いうちに打て、というように、間違えた瞬間こそが最も学習効果の高いタイミングなのです。

ステップ2:解説を理解してから解き直す

ただ機械的に5回解けばいいというわけではありません。

  1. まず解説をじっくり読む
  2. なぜその答えになるのかを理解する
  3. 自分が間違えた理由を明確にする
  4. そのうえで1回目の解き直し

この手順を踏むことで、ただの暗記ではなく、本当の理解につながります。

ステップ3:週末にもう一度、テスト前にもう一度

その場で5回解き直しても、1週間後には忘れてしまうことがあります。そこで重要なのが定期的な復習です。

  • その週末:印をつけた問題をもう一度解く
  • テスト1週間前:また解き直す

こうすることで、短期記憶から長期記憶へと定着させることができます。

NAO
複雑に聞こえるかもしれませんが、やることはシンプル。「間違えたら印をつけて、繰り返し解く」これだけです!

保護者ができるサポート方法

「もっと勉強しなさい」ではなく「どうやって勉強してる?」

お子さまが勉強している姿を見て、つい「もっと頑張りなさい」と言いたくなる気持ちはよくわかります。でも、量を増やすより方法を変える方が効果的です。

まずは、お子さまに「今日はどうやって勉強した?」と聞いてみてください。そして「間違えた問題、解き直した?」と確認してみましょう。

最初は面倒くさがるかもしれません。でも、「スポーツの練習でうまくいかなかったら、どうやったらうまくいくか考えない?」と例えてみると、納得してくれることが多いです。

問題集は増やさない、1冊を完璧に

保護者さまがよくやってしまうのが、成績が上がらないと新しい問題集を買い与えることです。でも、これは逆効果。

問題集を3冊やって全部中途半端になるより、1冊を完璧にマスターする方が確実に力がつきます。

今使っている問題集で、間違えた問題がすべて解けるようになったら、それだけで偏差値は10以上上がる可能性があります。

結果より過程を褒める

「5回も解き直したの?すごいね!」 「間違えた問題に印つけてるんだ、いい方法だね!」

このように、結果ではなく努力の過程を褒めることで、お子さまのモチベーションは保たれます。

 
でも、うちの子は本当に5回も解き直してくれるかな…
NAO
最初は2回でも3回でもいいんです。大切なのは「間違えたままにしない」という習慣をつけること。慣れてきたら自然と回数も増えていきますよ!

まだ間に合う!9月から始める逆転合格への道

今からでも偏差値10アップは可能

「もう9月だから手遅れかも…」そんなことは絶対にありません。

私が見てきた生徒の中には、10月から勉強法を変えて、12月には偏差値が15上がった生徒もいます。11月から始めて、入試直前の1月に急激に伸びた生徒もいます。

大切なのは、今すぐ正しい勉強法に切り替えること。

偏差値60の高校も夢じゃない

現在偏差値45〜50で停滞していても、正しい勉強法で3ヶ月取り組めば、偏差値60の高校は十分に射程圏内です。

なぜなら、偏差値50以下の生徒のほとんどが「間違い直し」をきちんとやっていないから。つまり、これをやるだけで大きな差がつけられるのです。

実際、偏差値60以上の高校に合格する生徒は、特別な才能があるわけではありません。ただ、「できない問題をできるようにする」という当たり前のことを、当たり前にやっているだけなのです。

今日から始められる第一歩

まずは今日の宿題から

今日、お子さまが学校や塾から帰ってきたら、ぜひこう声をかけてみてください。

「今日の宿題で間違えた問題、もう一回解いてみない?」

最初は嫌がるかもしれません。でも、「1問だけでいいから」と促してみてください。そして、解き直しができたら必ず褒めてあげてください。

小さな成功体験の積み重ね

間違い直しを始めて1週間もすれば、小テストで「あ、これこの前間違えた問題だ!今度は解ける!」という体験ができるはずです。

この小さな成功体験が、お子さまの自信につながり、勉強へのモチベーションを高めます。そして気づけば、大きな成果となって返ってくるのです。

NAO
勉強法は「知っているか知らないか」の差だけ。正しい方法を知った今日から、お子さまの可能性は大きく広がります!

まとめ:努力の方向を変えるだけで結果は変わる

夏休みの努力が9月の結果につながらなかった理由、それは努力不足ではなく、努力の方向が違っていただけです。

お子さまは十分に頑張っています。その努力を正しい方向に向けてあげるだけで、必ず結果はついてきます。

間違えた問題を5回解き直す。

たったこれだけのシンプルな方法で、偏差値45から58への大逆転も可能になります。憧れていた高校への合格も、決して夢ではありません。

今日から、いえ、今この瞬間から始められます。お子さまの「本当はもっとできる」という可能性を、一緒に引き出していきましょう。

 
間違い直し5回、やってみます!憧れの高校、諦めなくていいんですね!
NAO
その意気です!必ずできるようになりますよ。応援しています!

勉強法を変えるだけで、短期間でも面白いほど伸びるようになります。

正しい勉強法についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ下記の無料講座もご覧ください。お子さまの可能性を最大限に引き出す方法を、さらに詳しくお伝えしています。

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がんばっているのに、子どもの点数があがらない…

NAO

「勉強のやり方」が間違っているからです!

お子様の成績が上がらない原因は頭が悪いわけでも、才能がないわけでもありません。

「間違った勉強法」で勉強をしてしまってるだけです。

私が塾講師や家庭教師として「正しい勉強法」を教えた生徒たちは、次のような圧倒的な成績アップができました。

「正しい勉強法」に変えた結果
  • 1週間で、苦手教科が27点→73点
  • 1ヶ月で、5教科が230点→450点
  • 3ヶ月で、E判定→第一志望校へ合格

みんな「勉強が苦手…」と悩んでいた生徒でした。勉強は才能ではなく、やり方で劇的に変わるんです。

実は、この勉強法は今すぐご家庭でも真似することができる方法です。でも、多くの子どもたちは間違った勉強法で努力してしまっています。この方法を知らずに、「勉強が苦手」と悩みながら頑張るのは、とてももったいないことだと思っています。

だから、「お子様の成績アップを願う保護者の皆さま」のために、「正しい勉強法」を徹底解説する無料の勉強法講座を作りました!

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NAO

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