
大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/自身のE判定からの阪大逆転合格の経験を元に独自の勉強法を開発/勉強法を教えた生徒は「2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストの5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成
100万人に読まれた勉強法ブログ「スタハピ」、自宅で成績を上げる「正しい勉強法の無料講座」を運営、企業の人材育成の専門家としても活動、著書『成績があがる中学生の勉強法』『だから勉強ができない20の考え方』
実は、これ勉強時間の問題じゃないんです。
私が指導した中3生も、まったく同じ状況でした。塾の宿題は真面目にこなし、問題集も3周はしている。部活引退後は毎日3時間以上机に向かっている。それなのに、模試の結果は毎回D判定で偏差値は45前後を行ったり来たり。
お母さんは「もしかして、うちの子には勉強の才能がないのでしょうか…」と、諦めかけていました。本人も「これ以上何をすればいいのかわからない」と自信を失っていました。
でも、原因は才能でも努力不足でもありませんでした。
その生徒がやっていたのは、多くの中学生がやっている「問題を解いて、丸つけをして、次の問題に進む」という勉強法。塾でも学校でも、これが当たり前のように行われています。
しかし、これが成績が伸びない最大の原因だったんです。
それは「できない問題をできるようにしていない」からです。
考えてみてください。サッカーでシュート練習をするとき、外したシュートをそのままにして次々と違う位置から打つだけで上手くなるでしょうか?外した原因を分析して、同じ位置から確実に入るようになるまで練習しますよね。
勉強も同じなんです。
多くの生徒は「問題を解く→丸つけ→解説を読む→次の問題へ」という流れで勉強しています。これでは、間違えた問題は間違えたままになってしまうんです。
実際、その中3生に「先週間違えた問題、今解ける?」と聞くと、ほとんど解けませんでした。3周したという問題集も、実は同じ問題を3回間違えているだけだったんです。
そこで、その生徒の勉強法をたった一つだけ変えました。
間違えた問題を「その場で3回解き直す」
具体的にはこうです。
問題を間違えたら、解説を読んだ後すぐに同じ問題を解き直します。1回目は解説を見ながらでもOK。2回目は解説を閉じて自力で。3回目は完全に自力で解けるか確認。
次の日の勉強開始時に、前日間違えた問題をもう一度解きます。これで「一晩寝ても覚えているか」を確認。
土日に、その週に間違えた問題をまとめて解き直します。1週間経っても解けるようになっているか最終チェック。
たったこれだけです。
新しい問題集も買いません。特別な塾にも通いません。ただ、間違えた問題を確実にできるようにするだけ。
確かに最初はそう思うかもしれません。その中3生も最初は「えー、また同じ問題?」と言っていました。
でも、2週間続けたあたりから変化が現れました。
「あれ?この前より早く解けた」 「今回は計算ミスしなかった」 「似た問題が学校のテストに出て解けた!」
できなかった問題ができるようになる実感を持てたんです。
そして2ヶ月後の模試。偏差値が45から58まで上がりました。
お母さんは「まさか、こんなに変わるなんて…」と驚き、本人も「勉強が楽しくなってきた」と言うようになりました。志望校も、諦めかけていた偏差値60の高校を目指せるようになったんです。
実は、間違い直しの重要性は多くの先生も知っています。でも、なぜか徹底されていません。
これ、よく聞く誤解です。
でも考えてみてください。九九は答えを覚えていますよね?でも、それが悪いことでしょうか?むしろ、完璧に覚えているからこそ、複雑な計算もできるようになります。
数学の問題も同じです。基本問題の解き方を完璧に身につけることで、応用問題も解けるようになるんです。
料理で例えるとわかりやすいです。
カレーを作れない人が、次はハンバーグ、その次は天ぷら…と次々に新しい料理に挑戦しても、結局どれも作れるようになりません。まずはカレーを確実に作れるようになることが大切ですよね。
勉強も同じ。新しい問題ばかり解いても、結局どれも中途半端になってしまうんです。
この気持ち、本当によくわかります。
でも、宿題を全部やって成績が上がらないより、半分でも確実にできるようにして成績を上げる方が良いと思いませんか?
実際、その中3生も最初は「塾の宿題が…」と言っていました。でも、思い切って宿題の量を減らし、代わりに間違えた問題の解き直しに時間を使うようにしたら、成績が上がり始めたんです。
赤ペンで大きく✓マークをつけます。2回目に間違えたら✓✓、3回目なら✓✓✓と増やしていきます。これで「何回間違えたか」が一目でわかります。
間違えた問題だけを解き直すノートを1冊用意します。問題番号と日付を書いて、解き直した記録を残します。これが自分だけの弱点克服ノートになります。
解き直しは1問3分以内と決めます。ダラダラやらず、集中して取り組むことで、意外と短時間で終わります。
お子さんに「解き直しやった?」と聞くのではなく、「今日はどの問題ができるようになった?」と聞いてみてください。
できなかった問題ができるようになったことを一緒に喜んであげることで、お子さんのモチベーションが上がります。
こんな会話ができるようになると、勉強が楽しくなっていきます。
その中3生も、最初から完璧にできたわけではありません。
最初の1週間は「3回も解き直すの面倒」と言っていました。でも、学校の小テストで「あ、これこの前解き直した問題だ!」と解けた瞬間から、態度が変わりました。
できなかった問題ができるようになる喜びを知ったんです。
大切なのは、完璧を求めないこと。最初は1回だけでも、間違えた問題をもう一度解くだけでも違います。少しずつ習慣にしていけばいいんです。
毎日3時間勉強しても偏差値45だった生徒が、2ヶ月で偏差値58まで上がった。
変えたのは「間違えた問題を確実にできるようにする」という、たった一つの習慣だけ。
新しい問題集も、高い塾代も必要ありません。今使っている問題集で、今すぐ始められます。
お子さんはもっとできる力を持っています。その力を引き出すのは、正しい勉強法なんです。
もし「うちの子も変われるかも」と思われたなら、まずは1週間、数学だけでも試してみてください。きっと、お子さんの表情が変わってくるはずです。
勉強法を変えるだけで、短期間でも面白いほど伸びるようになります。
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がんばっているのに成績が伸びない…
才能の問題ではありません。勉強法がどこか間違っているだけです!
確信を持って言えます。
勉強ができないのは才能の問題ではありません。ただ、正しい勉強法を知らないだけなんです。
私自身がそれを身をもって経験してきました。次のとおりです。
【私が「子どもの将来のために、今すぐ勉強法を正すべき」と確信を持つまで】
こんな想いで、お子さんの将来にも、今の成績にも、受験にも、お役に立てるように日々ブログや各種SNSで発信をしています。
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