
大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大へ逆転合格/勉強法を教えた生徒は「2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストの5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成/著書『成績があがる中学生の勉強法』『だから勉強ができない20の考え方』
多くの保護者の方が誤解していることがあります。それは「成績がいい子=勉強が好きな子」という思い込みです。
私はこれまで塾講師として5年、家庭教師として6年、多くの生徒を指導してきました。その中には、定期テストで90点以上を取る成績優秀な生徒もたくさんいました。
でも、そんな成績優秀な子たちに「勉強は好き?」と聞くと、ほぼ全員が苦笑いしながら首を横に振るんです。
実際に、定期テストで5教科450点以上を取っていたある生徒に聞いてみました。
「正直、勉強よりスマホいじってる方が100倍楽しいです」
「テスト前は本当に憂鬱…できることならやりたくない」
「親に『勉強しなさい』って言われたらイライラします」
これ、お子さんと全く同じではありませんか?
私が指導してきた成績優秀な生徒たちの実態をお伝えします。
勉強よりスマホが好き
YouTube、TikTok、ゲーム…勉強より楽しいことはたくさんあります。90点取れる子も例外ではありません。
勉強のやる気が出ないと悩んでいる
「今日こそ勉強しようと思ったのに、結局できなかった…」成績がいい子も同じように悩んでいます。
1回では覚えられない
天才的な記憶力を持っている子なんて、ほとんどいません。みんな何度も繰り返して覚えています。
暗記はめんどくさくてやりたくない
社会の年号、英単語、理科の用語…暗記が楽しいなんて思っている子は皆無です。
宿題はギリギリまでやりたくない
提出日の前日の夜、必死で宿題を終わらせる…成績優秀な子でもよくある光景です。
定期テストは憂鬱
テスト週間が近づくと、成績がいい子ほど「また勉強しなきゃ…」とプレッシャーを感じています。
受験勉強は不安でいっぱい
「本当に合格できるのか」「もっと勉強しないとダメかも」…偏差値が高い子ほど不安は大きいんです。
ここで重要な事実をお伝えします。
勉強ができる子とできない子の違いは、才能でも、やる気でも、勉強時間でもありません。
違いはたった一つ。「正しい勉強法を知っているかどうか」だけなんです。
サッカーが上手くなりたい子がいるとします。
A君:毎日3時間、ただボールを蹴り続ける
B君:毎日1時間、正しいフォームでシュート練習をする
3ヶ月後、どちらが上達しているでしょうか?
明らかにB君ですよね。練習時間は3分の1なのに、です。
勉強も全く同じです。間違った方法で5時間勉強するより、正しい方法で1時間勉強する方が、はるかに成績は上がります。
多くの中学生がやってしまっている「間違った勉強法」があります。お子さんも、こんな勉強をしていませんか?
テスト前に教科書を何度も読み返す。これ、ほとんど効果がありません。
なぜなら、「読む」と「解ける」は全く別の能力だからです。料理のレシピを100回読んでも、実際に作らなければ料理は上手くなりませんよね。
カラフルなペンを使って、見やすくノートをまとめる。確かに見た目はきれいですが、これは「勉強した気になっているだけ」の状態です。
ノートをまとめている時間があったら、問題を1問でも多く解いた方が成績は上がります。
宿題の問題集を解いて、答え合わせをして、はい終わり。これでは間違えた問題が解けるようになりません。
ゲームで例えるなら、ボスに負けたのに、そのまま次のステージに進もうとしているようなもの。クリアできるわけがありません。
「この問題は難しいから、とりあえず飛ばそう」
これをやっていると、テストで同じ問題が出ても解けません。わからない問題こそ、成績を上げるチャンスなんです。
この生徒は、毎日2時間以上勉強していたのに、数学の定期テストで23点しか取れませんでした。
保護者の方も「うちの子は数学が苦手な子なんだ」と諦めかけていました。
でも、よく話を聞いてみると、教科書を読んで、問題集を1回解いて終わりという勉強法でした。
そこで、たった一つだけ変えてもらいました。
「間違えた問題を、その場ですぐに3回解き直す」
たったこれだけです。特別な問題集も買っていません。塾の授業時間も増やしていません。
結果、次の定期テストで67点を取ることができました。
本人も「こんなに簡単に点数が上がるなんて…」と驚いていました。
受験を控えた中学3年生。模試の偏差値は38。志望校の偏差値は55以上。
「もう無理かもしれない」と本人も保護者も諦めかけていました。
この生徒がやっていたのは、「とにかく問題集をたくさん解く」という勉強法。新しい問題集を次々と買って、片っ端から解いていました。
でも、これでは「できない問題」がそのままになってしまいます。
そこで勉強法を変えました。
「模試で間違えた問題と同じ単元を、基礎問題集で徹底的に繰り返す」
新しい問題集は一切買いません。今持っている問題集だけで、間違えた単元を5回、10回と繰り返してもらいました。
3ヶ月後、偏差値は52まで上がりました。
「こんなシンプルな方法で良かったんだ」と保護者の方も驚いていました。
お子さん、ポケモンの名前は何体くらい言えますか?好きな子なら100体以上すらすら言えるはずです。
でも、英単語100個を覚えるのは大変ですよね。
この違いは何でしょうか?
答えは「触れる回数」です。
ポケモンが好きな子は、ゲームで何度も名前を見て、アニメでも聞いて、友達とも話して…自然と何十回、何百回と繰り返し触れています。
一方、英単語は教科書で1回見て、宿題で1回書いて…せいぜい2〜3回しか触れていません。
これでは覚えられなくて当然です。
私が見てきた成績優秀な生徒たちは、例外なく間違えた問題を5回以上繰り返していました。
1回目:解いて間違える
2回目:解説を見ながら解く
3回目:自力で解いてみる
4回目:週末にもう一度解く
5回目:テスト前に最終確認
これを「めんどくさい」と思うか、「これで成績が上がるなら」と思うかで、結果は180度変わります。
問題集を解いて間違えたら、必ず問題番号に印をつけてください。
これだけで「復習すべき問題」が一目でわかるようになります。
間違えた問題は、答え合わせの直後に3回解き直します。
1回目:解説を見ながら
2回目:解説を閉じて自力で
3回目:もう一度確認で
「答えを覚えちゃうから意味ない」と思うかもしれません。でも、答えを覚えることがスタート地点なんです。
印をつけた問題を、週末にもう一度解きます。
そしてテスト1週間前にも解きます。
これで合計5回以上触れることになります。これだけやれば、テスト本番でも必ず解けるようになります。
お子さんは今も、自分なりに頑張っています。ただ、その方法が間違っているだけなんです。
「もっと勉強しなさい」と言うより、「こんな方法もあるみたいだよ」と提案してみてください。
「今日は間違えた問題を2回解き直した」
「印をつけるようになった」
「週末に復習した」
こんな小さな変化でも、しっかり認めてあげてください。
「頑張ってるね」の一言が、お子さんの大きな力になります。
勉強法を変えても、すぐに結果が出ないこともあります。でも、正しい方法で続ければ必ず結果は出ます。
料理と同じです。正しいレシピで作っても、最初は失敗することもあります。でも、続ければ必ず上手になりますよね。
今回お伝えしたことをまとめます。
テストで90点取れる子も、普通の子です。勉強が嫌いで、やる気も出なくて、スマホの方が好きです。
違いは「正しい勉強法を知っているかどうか」だけ。
間違った勉強法をやめて、「間違えた問題を5回以上繰り返す」という正しい勉強法に変えるだけで、成績は必ず上がります。
お子さんは決して「勉強ができない子」ではありません。ただ、正しい方法を知らなかっただけです。
今日から、この方法を試してみてください。
やれば、必ずできます。
勉強法を変えるだけで、短期間でも面白いほど伸びるようになります。
「正しい勉強法についてもっと詳しく知りたい」という方は、ぜひ下記の無料勉強法講座をチェックしてみてください。
がんばっているのに成績が伸びない…
才能の問題ではありません。勉強法がどこか間違っているだけです!
確信を持って言えます。
勉強ができないのは才能の問題ではありません。ただ、正しい勉強法を知らないだけなんです。
私自身がそれを身をもって経験してきました。次のとおりです。
こんな想いで、お子さんの将来にも、今の成績にも、受験にも、お役に立てるように日々ブログや各種SNSで発信をしています。
「正しい勉強法」について詳しく知りたいと思っていただけた方は、ぜひフォローいただけると嬉しいです!
また、下記の無料講座では「子どもの成績を7日間で変える」をコンセプトとして、さらに詳しく体系的にご紹介しています。よろしければ、こちらもぜひご活用ください。