「どうして頑張っているのに偏差値50を超えられないの?」その原因は意外なところにありました

この記事を書いた人
NAO / 家庭学習法アドバイザー

大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大へ逆転合格/勉強法を教えた生徒は「2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストの5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成/著書『成績があがる中学生の勉強法』『だから勉強ができない20の考え方』

中3の保護者さまから、こんな相談をよく受けます。

「うちの子、毎日3時間は勉強しているんです。宿題もきちんとやって、問題集も解いている。でも模試の偏差値は48→49→47…むしろ下がることも。どうして頑張っているのに偏差値50を超えられないんでしょうか?」

 
本当は偏差値60以上の高校に行きたいって言っていたのに、最近は諦めモードで…

お気持ち、痛いほどわかります。

お子さんの努力を見守っているからこそ、結果が出ないのは本当に辛いですよね。

でも実は、原因は明確なんです。

それは「伸びない勉強法」を続けてしまっているから。

才能の問題でも、努力不足でもありません。

目次

問題集を3冊やっても偏差値46だった生徒の話

私が以前教えた中3生の話をさせてください。

その生徒は本当に真面目で、数学の問題集を3冊も持っていました。学校のワーク、塾の宿題、市販の問題集。毎日コツコツと問題を解いていました。

定期テストでは、テスト範囲を何度も繰り返して62点。

「まあまあ取れた」と本人は言っていましたが、模試になると偏差値は46。

「こんなにやっているのに、私には数学の才能がないんだ…」

そう言って、涙を浮かべていました。

でも私は確信していました。「才能の問題じゃない。やり方が違うだけだ」と。

「100問解いて40問間違えたまま」vs「10問を完璧にする」

その生徒の勉強法を詳しく聞いてみると、ある共通点が見えてきました。

問題集を「進める」ことに必死になっていたんです。

  • 今日は10ページ進めた
  • 明日は次の単元に入ろう
  • テスト前に全範囲を1周しないと

確かに勉強している「量」は多い。でも、間違えた問題はそのままになっていました。

赤ペンで答えを写して、「ふーん、そうなんだ」で終わり。

NAO
ちょっと待ってください。それでは「できるようになった」とは言えませんよね?

考えてみてください。

野球の素振りをするとき、間違ったフォームで100回振るのと、正しいフォームを身につけてから10回振るの、どちらが上達すると思いますか?

勉強も同じです。

100問解いて40問間違えたままより、10問を何度も解いて完璧にする方が、確実に点数は上がります。

たった1つの変化で、次のテストで80点を取った秘密

その生徒に、私はたった1つだけアドバイスしました。

「間違えた問題を、その場で5回解き直してください」

最初は半信半疑でした。

えっ、5回も?答え覚えちゃいますよ?
NAO
答えを覚えているなら、解き方も説明できるはずです。人に教えられるレベルまで理解しよう!

具体的にやったことはこうです。

  1. 問題を解いて答え合わせ
  2. 間違えた問題の解説をじっくり読む
  3. 解説を閉じて、もう一度解く
  4. できたら2回目、3回目と繰り返す
  5. 5回目は「なぜこの解き方なのか」を説明しながら解く

たったこれだけです。特別な問題集も、新しい参考書も買っていません。

結果はどうなったか?

次の定期テストで、数学が80点になりました。

しかも、模試の偏差値も46→52→54と着実に上がっていきました。

なぜ多くの中学生が「間違い直し」をしないのか

 
でも、間違い直しって当たり前のことじゃないですか?

そう思われるかもしれません。

でも実際は、8割以上の中学生が「きちんとした間違い直し」をしていません。

なぜか?

理由は3つあります。

理由1:「時間がかかるから後回し」にしてしまう

塾の宿題、学校の課題、部活…

やることが多すぎて、「とりあえず宿題を終わらせること」が目的になってしまいます。

間違い直しは「余裕があったらやろう」と後回しにされ、結局やらないまま次の単元へ。

理由2:「答えを写せば理解した」と勘違いしている

赤ペンで正解を書き写す。

これで「勉強した」と思っている子が本当に多いんです。

でも、料理のレシピを写しただけで料理が作れるようになりますか?

ゲームの攻略法を読んだだけでクリアできますか?

「わかる」と「できる」は全く別物なんです。

理由3:「1回解けたらOK」だと思っている

間違えた問題を1回解き直して正解したら、「もうできるようになった」と思ってしまう。

でも、1週間後に同じ問題を出されたら?

ほとんどの子が解けません。

NAO
人間の記憶は、1回では定着しないんです。だから5回なんです

保護者の方が今すぐできる「間違い直しチェック法」

「うちの子、ちゃんと間違い直ししているのかな?」

そう思ったら、こんな質問をしてみてください。

「この前間違えた問題、もう一回解いてみて」

もし「えーっと、どれだっけ…」となったら、間違い直しが不十分な証拠です。

本当にできるようになった問題は、1週間後でも解けます。

そして、こんな声かけをしてあげてください。

「間違えた問題こそ宝物だよ。それができるようになれば、確実に点数が上がるんだから」

間違いを責めるのではなく、間違いから学ぶ姿勢を褒めてあげてください。

偏差値60の高校も、まだ十分に狙える理由

「もう12月なのに偏差値50以下…志望校を下げるしかないですか?」

そんな相談も多く受けます。

でも、諦める必要は全くありません。

なぜなら、今まで「伸びない勉強法」で頑張ってきた分、正しい勉強法に変えれば一気に伸びる可能性があるからです。

私が教えてきた生徒の中には、12月から勉強法を変えて、3ヶ月で偏差値を10以上上げた子が何人もいます。

ある生徒は、英語の長文が全く読めませんでした。

単語帳は3周したのに、模試では偏差値45。

でも、勉強法を変えました。

「単語を覚える」から「文の中で単語を理解する」へ。

具体的には、教科書の英文を5回音読して、わからない単語だけピックアップ。その単語が使われている別の文を3つ作る。

これだけで、2ヶ月後には偏差値が56まで上がりました。

 
英語が読めるようになって、勉強が楽しくなりました!

「正しい勉強法」を続けるための3つのコツ

でも、正直なところ「5回も解き直すなんて面倒…」と思うお子さんも多いでしょう。

そこで、続けやすくするコツを3つお伝えします。

コツ1:最初は「3回」から始める

いきなり5回は確かにハードルが高いかもしれません。

まずは3回から。

1回目:解説を見ながら
2回目:解説を閉じて
3回目:スラスラ解けるか確認

これに慣れたら5回に増やしていきましょう。

コツ2:「間違えた問題」に印をつける習慣

間違えた問題に赤い×印をつける。

たったこれだけで、「何を復習すればいいか」が一目瞭然になります。

テスト前に×印の問題だけ解き直せば、効率的に弱点を潰せます。

コツ3:週末に「まとめて解き直しタイム」を作る

平日は時間がない…そんな時は、週末30分だけ「解き直しタイム」を作ってみてください。

その週に間違えた問題を、もう一度解くだけ。

「あれ?また間違えた」という発見が、実力アップの第一歩です。

まとめ:才能ではなく「方法」の問題だった

偏差値が50を超えられない。

頑張っているのに結果が出ない。

その原因は、お子さんの才能でも努力不足でもありません。

「間違えた問題をそのままにしている」という勉強法の問題です。

NAO
間違い直しを徹底するだけで、必ず変わります!

今からでも遅くありません。

むしろ、今まで間違った方法で勉強していた分、正しい方法に変えた時の伸びしろは大きいんです。

偏差値60の高校への憧れ、諦めなくて大丈夫です。

お子さんの可能性を信じて、一緒に正しい勉強法を実践していきましょう。

勉強法を変えるだけで、短期間でも面白いほど伸びるようになります。

教材や塾以上に大切なのは「勉強のやり方」です

NAO

「いい教材」や「いい塾」を選んでも、まだ成績が伸び悩むことがあります。

良質な教材や塾は、とても心強い存在です。

でも、実は「教材を変えても、塾を変えても、成績が上がらない」と悩むご家庭はとても多いんです。

その原因は、そもそもの「勉強のやり方」がズレてしまっていること。つまり、塾や教材の「使い方」が間違っていることです。

教材や塾選びで失敗しないためには、「うちの子は正しく家庭学習ができているのか?」を確認しておくことがとても大切です。

  • どんな勉強が「間違った勉強法」なのか?
  • どうやったら自宅で勉強を正せるのか?
  • 勉強を正すとどれくらい点数アップできるのか?

お子さんの勉強が劇的に変わる「家庭学習の正し方」7日間講座無料で配信しています。

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