【高校受験】入試直前の勉強法はコレだけ!合格確率をグーンと上げる「過去問ぐるぐる勉強法」とは?

この記事を書いた人
NAO / 家庭学習法アドバイザー

大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/自身のE判定からの阪大逆転合格の経験を元に独自の勉強法を開発/勉強法を教えた生徒は「2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストの5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成

100万人に読まれた勉強法ブログ「スタハピ」、自宅で成績を上げる「正しい勉強法の無料講座」を運営、企業の人材育成の専門家としても活動、著書『成績があがる中学生の勉強法』『だから勉強ができない20の考え方』

 
高校入試の直前はどんな勉強をすればいいの?
NAO
こんな悩みにお答えします!

高校受験の直前期(1~3月)は、入試本番が近づいてきて焦ってしまう時期です。

その分、「どうやって勉強すればいいかわからない」とお悩みの中学生や保護者様はとても多いです。

「直前用の問題集をやればいいのか?」

「過去問はやるべきなのか?」

「復習はどこから手をつければいいのか?」

やるべきことが多すぎて、迷ってしまいますよね。

しかし、実は高校受験直前期の勉強方法はとてもシンプルなんです。

直前期に効果的な勉強法は「過去問ぐるぐる勉強法」です。個別指導塾で教えるノウハウを公開します。

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目次

過去問で合格最低点以上を取れないうちは、合格できない

過去問で合格最低点を取れないなら、合格できない

これだけは受験直前期の意識として持っておくべきです。

志望校の過去問は今年出題される入試問題に「最も似ているテスト」です。出題レベルや出題範囲、問題傾向など全てが似ています。

だから、過去問で合格最低点以上取れないなら、今年の入試でも合格できる可能性は低いです。

過去問は必ずやり、合格最低点より低ければ、大きな危機感を持たなければいけません。

しかし、合格最低点を目指してはダメです。

人は自分に甘い」です。

 
10kgダイエットしようと思ったら、7kgしか痩せなかった
 
20万円貯めようと思ったのに、15万円しか貯まらなかった

このように、「目標に一歩届かず・・・」ということは大人でもよくあることです。

しかし、高校受験は一発勝負です。一歩届かずでは不合格になってしまいます。

だから、目標は高めに設定しておきましょう。

過去問で合格最低点+30点を目指して勉強すると、合格可能性がグッと上がります。

直前期は「倍速」で実力をアップさせる必要がある!

しかし、12月の時点で合格最低点+30点を取れている受験生は少ないです。

では、合格する受験生はどうしているのでしょうか。

合格する生徒は「これまでの努力をフル活用できる勉強」をして、直前期に倍速で実力アップしています。

「合格最低点+30点」という高い目標には、「新しい問題集を買って、1問ずつ解いていく」という当たり前の勉強法では届きません。

当たり前の勉強法で達成できるなら、もう既に「合格最低点+30点」を達成しているはずですよね。

入試直前期は「直前期にしかできない最強の勉強法」があります。

「過去問ぐるぐる勉強法」で劇的に実力がアップする

直前期にしかできない最強の勉強法が「過去問ぐるぐる勉強法」です。

「過去問ぐるぐる勉強法」はとてもシンプルです。

  1. 過去問を解いて、ニガテ分析する
  2. これまでの問題集を復習して「単元ごと」ニガテを克服する
  3. 過去問をもう一度解いて、覚える

これを各年度の過去問でぐるぐると勉強するだけです。

このシンプルな「過去問ぐるぐる勉強法」は3ステップ全てに「時短」の工夫が詰まっています。

ステップごとに詳しく解説しますね。

勉強法1 過去問を解いて、ニガテ分析する

過去問ぐるぐる勉強法では、初めに過去問を解きます。

 
え、いきなり過去問?もっと勉強してからの方が・・・

と考えている中学生はとても多いですが、過去問は今すぐやるべきです。

いきなりやると「できなくてショック」かもしれませんが、過去問はできなかった問題こそが大切です。

できなかった問題が入試当日にできるようなっていれば、合格できます。つまり、できなかった問題を復習すれば、合格にグっと近づくんです。

できなかった問題は原因別に次の3つに分けます。丸付けしたあとに、赤ペン、青ペン、緑ペンなど色分けしてみるのがおすすめです。

過去問で「できなかった問題」を3つの原因に分ける

  1. うっかりミスで、もう一度解けばできる問題
  2. わかっていたが、覚えていなかった問題
  3. わからなかった問題

【解説】

1の「うっかりミス」はかなりもったいない間違え方ですが、トレーニングを繰り返していればすぐにできるようになります。

2の「わかっていたが、覚えていなかった問題」は、覚えるために何度も復習するだけですぐにできるようになります。

3の「わからなかった問題」は理解することからやり直しのため、できるようになるのに時間がかかります。

1と2はすぐにできるようになりますが、3はできるために時間がかかってしまいます。

つまり、「できなかった問題」の中で1と2に集中すれば、短時間で実力をアップさせることができるんです。

「すぐにできるようになる問題」に集中することが直前期の「時短テクニック」です。

「どこを勉強するか」を決めるために、過去問を使って初めにチェックするんです。

もし、3の「わからなかった問題」だらけだったら?

直前期はできるだけ、「わからなかった問題」はやらないのがベストです。

しかし、1と2だけでは合格点に届かない場合は3も克服しなければいけません。

その場合は、スタディサプリを使うのが最速のおすすめ勉強法です。

  • 月額1980円だけなので、短期での入会OK
  • 映像授業がとてもわかりやすい
  • 1つの授業時間が15分程度と短時間
  • 映像授業なので、倍速で受けられる

と、直前期の受験生にとって救いの映像授業サービスです。

わからない単元をスタディサプリで理解すれば、ステップ2から同様の勉強法で実力アップできます!

勉強法2 これまでの問題集を復習して「単元ごと」ニガテを克服する

過去問でできなかった問題がわかれば、その問題を「どれだけ多く入試当日までにできるようにするか」で勝負が決まります。

ニガテ克服で大切なことは次の2つです。

  1. できなかった問題だけでなく、単元全体を復習すること
  2. これまで使ってきた問題集を使うこと

それぞれ詳しく解説します。

ニガテ克服の鉄則1 できなかった問題だけでなく、単元全体を復習する

ニガテ克服では「できなかった問題だけ」でなく、「単元全体」を復習します。

 
できなかった問題は解き直しした!

と、真面目な受験生は解き直しをしてくれます。しかし、できなかった問題だけを復習しても不十分なんです。

できなかった問題は「勉強不足だったこと」が原因です。しかし、「その問題だけ勉強不足だった」ということはありえません。

数学の「連立方程式」の文章問題を間違えたら、他の「連立方程式」の問題も勉強不足である可能性が高いです。

社会で「武家諸法度」を覚えていなかったら、「江戸時代」の単元ごと勉強不足である可能性が高いです。

復習の効果を最大限高めるために、できなかった問題だけでなく、「その単元全体」を復習しましょう。

ニガテ克服の鉄則2 これまで使ってきた問題集を使う

上記で説明した単元全体のニガテ克服は「これまで使ってきた問題集」を使います。

 
入試直前用に新しい問題集を買ったほうがいいのかしら…?

と悩まれる保護者様も多いですが、新しい問題集は必要ありません。

これまで使ってきた問題集は、一回以上解いたことがある問題集です。

だから、これまで使ってきた問題集で復習すると「解き直し」から始めることができます。100%「覚えること」に集中できるんです。

新しい問題集を使ってしまうと、「初めて解くステップ」からやらなければいけません。入試直前期には、そんな時間はありませんよね?

これまで使ってきた問題集で「解き直し」に集中して勉強するからこそ、短時間で実力をアップすることができます。

できなかった問題だけでなく「単元全体」を、「これまで使ってきた問題集」でニガテ克服することが合格可能性をグーンと高めます。

勉強法3 過去問をもう一度解いて、覚える

ニガテ克服ができたら、過去問をもう一度解いてみます。

もう一度解く目的は「ニガテ克服が完了しているかを確認するため」です。

  • 何が出るかわかっている「1度解いた過去問」で、
  • 「問題集で復習した後」に、

という「できなければおかしい状況」でもう一度解いても、必ず間違えてしまう問題が出てきます。

また間違えた問題はもう一度単元ごと復習をしましょう。

勉強に限らず、「完璧にできたと思ったのに、実はできていなかった」なんてことはとても多いです。

しかし、受験では「できたと思っていたのに・・・」は命取りです。

他の受験生もみんな過去問を使った勉強はやっています。「みんなと同じ」では危ういんです。

やりすぎと思われるかもしれませんが、もう一度過去問を解いてみてください。

この「最後のちょっとした詰め」が「大きな実力の差」に現れます。

まとめ|過去問は「最高の問題集」

「過去問は過去の問題だから、やっても意味がない」

こんな風に思ってしまっている人もいますが、それは間違いです。

過去問は今年の入試で出る問題に最も似ている「最高の問題集」です。

過去問を解くことで、模擬的に入試を受けることが可能になります。

だから、過去問で徹底的に「今の実力」をチェックしながら勉強することが大切です。

受験生が落ちてしまう原因のほとんどが勉強不足です。

 
なんとなく「できる」と思ってた

という根拠のない自信で「最後の詰め」をサボってしまうんです。

これまでの努力を本番で発揮するために、「過去問ぐるぐる勉強法」で最後の追い込みを頑張ってください。

【過去問ぐるぐる勉強法まとめ】

  1. 過去問を解いて、ニガテ分析する
  2. これまでの問題集を復習して「単元ごと」ニガテを克服する
  3. 過去問をもう一度解いて、覚える
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「正しい勉強法」は未来を変える

 

がんばっているのに成績が伸びない…

NAO

才能の問題ではありません。勉強法がどこか間違っているだけです!

確信を持って言えます。

勉強ができないのは才能の問題ではありません。ただ、正しい勉強法を知らないだけなんです。

私自身がそれを身をもって経験してきました。次のとおりです。

【私が「子どもの将来のために、今すぐ勉強法を正すべき」と確信を持つまで】

  • 中学生時代はオール5、テスト450点超え
  • 自分は勉強の才能があると思ってた
  • 本当は塾に言われた勉強法のとおりにやっただけ
  • 偏差値70の高校へ入学
  • 高校で塾に行かなくなり成績が急降下
  • 周りのレベルが高いためと思っていたが嘘だった
  • 全国共通模試でも偏差値50以下まで低下
  • なぜか阪大を受験し当然のように玉砕
  • 勉強の才能がなかったと気づく
  • 浪人し、勉強法にもいろいろあると知り学び直す
  • 中学時代と高校時代での勉強法の違いに気づく
  • 中学時代の勉強法をベースに研究し勉強法を正す
  • 半年でE判定からA判定へ上がり阪大へ合格
  • 勉強は才能ではなく、やり方ではないか?
  • 塾講師や家庭教師として生徒にも勉強法を教える
  • 27点→73点、80点→90点超え連発、D判定→合格など劇的な成績アップ
  • 勉強は才能の問題ではなく、勉強法が大切と確信
  • 全ての人に勉強の才能はある
  • 生徒の「勉強って将来役立つの?」の疑問を研究したい想いが強くなる
  • 商社、ベンチャーとビジネスの世界を渡り歩く
  • マネージャー、経営企画、人事の立場でビジネスパーソンの成功成長に向き合う
  • 成長し続けられる力こそ要だと確信を持つ
  • 正しい勉強法は、成長法則そのものだと気づく
  • そこが高学歴で仕事ができる人と、高学歴でも仕事が苦手な人の違いそのもの
  • テクニック的に勉強してテストの点数や合格だけとっても、将来に役に立たない
  • 本質的な考えに基づいて勉強すると、テストも劇的に伸び、将来にも応用が効く
  • 中学生から正しく勉強できれば、自信がつき、将来にも活きる
  • 正しく勉強できなければ、がんばっても結果が出ず、才能がないと思い込んでしまう
  • 勉強は才能ではなく、やり方の問題
  • 正しくやれば、面白いほど伸びる
  • 「将来のために、勉強法は今すぐ正すべき」だと確信を持つ

こんな想いで、お子さんの将来にも、今の成績にも、受験にも、お役に立てるように日々ブログや各種SNSで発信をしています。

NAO

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