
大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大へ逆転合格/勉強法を教えた生徒は「2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストの5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成/著書『成績があがる中学生の勉強法』『だから勉強ができない20の考え方』
成績がいい子の親ほど、勉強の話をしていません。
これは、塾講師をしていて気づいた、意外すぎる事実です。
以前、あるお母さんからこんな相談を受けました。
お母さんは、何も間違っていませんでした。お子さんのためにそこまでできるのは、本当にすごいことです。
でも、ひとつだけお伝えしたいことがありました。「サポートを減らしてください」と。
声かけを最小限にして「見守る」に切りかえた結果、2ヶ月後の定期テストで5教科55点アップ。



お子さんから自分でそう言ってくれたそうです。
大人の仕事に置きかえるとわかりやすいです。
上司が毎日「あれやった?」「これ確認した?」と細かく管理してきたら、やる気が出るどころかうんざりしませんか。子どもも同じです。
サポートの量を増やしても、お子さんのやる気は増えません。むしろ「自分で決めた」という感覚がなくなって、勉強がどんどんやらされるものになっていきます。



手は動いている。ノートも開いている。でも「できるようになろう」という意識が薄れてしまう。これでは、どれだけ勉強時間を増やしても成績は伸びにくいんです。






私が200人以上の生徒を見てきて確信しているのは、毎日10のアドバイスをするより、月に1回の的確なひと言のほうが成績は伸びるということ。
ある生徒のお母さんは毎日「宿題は?」「ワークやった?」と声をかけ、テスト前には一緒にまとめノートまで作っていました。でもテストは50点台のまま。
私がアドバイスしたのは、たったひとつ。お子さんが間違えた問題を、翌日もう一度自分で解き直しているかだけを見てあげてください、と。
お母さんがそれ以外の声かけを減らしたところ、お子さんは自分で勉強の段取りを考え始め、次のテストで一気に点数が上がりました。
勉強で成績が上がるとは、つまり、できなかった問題ができるようになるということです。シンプルですが、これが勉強の本質です。
そして、伸び悩んでいるお子さんのほとんどが、このできるようにする部分をやりきれていません。
問題を解いて、丸つけして、赤ペンで答えを写して「終わり」。実はこれ、まだ自分の実力を確認しただけ。ここからが本当の勉強の始まりなんです。
間違えた問題をもう一度自分で解き直して、できるようになるまで繰り返すこと。ここを飛ばしてしまうと、テスト範囲を一通りやった「つもり」でも何もできるようになっていない。だから点数が変わらないんです。



お母さんが関わりすぎてしまうのは、お子さんのことが大切なのに、成績アップのために具体的に何をすればいいかがわからないからです。
正解がわからないから、思いつくことを全部やってしまう。塾にも通わせた。通信教育も試した。問題集も買った。でも伸びない。
私も塾講師の駆け出し時代、あれこれ口を出しすぎて逆効果になった経験が何度もあります。あの頃の自分と、今がんばりすぎている保護者の方の姿は本当に重なります。
勉強法の本質がわかると、「ここだけ見ればいい」というポイントが明確になります。すると余計な口出しが減って、お子さんを信じて見守れるようになる。
ある中2のお母さんは毎晩勉強を横で見ていましたが、成績は300点台のまま。「テストの間違いを分析して、どこで失点しているかだけ確認してみてください」とお伝えしたところ、



他にも、お父さんが毎日問題集のページ数を管理していたご家庭では、量のチェックをやめて「間違えた問題を翌日もう一度解いているか」だけ確認する方法に切りかえたところ、3ヶ月で5教科70点以上アップしました。
お子さんが「自分で考えて勉強している」と実感できるようになると、成績だけでなく親子の関係もよくなっていきます。成績のいい親子が仲良く見えるのは、見守りとここぞのアドバイスのバランスがうまくいっているからなんです。



ただ、その「ここぞのひと言」を言うには、勉強法の本質を知っている必要があります。もちろん、お子さんの段階に合わせた声かけのタイミングや、テスト分析の具体的なやり方など、ここだけではお伝えしきれないポイントも他にたくさんあります。
ですが、サポートの量を減らして、質を上げるという方向性は、どんなご家庭でもすぐに取り入れられる第一歩です。
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お母さんがラクになるほど、お子さんは伸びます。まずは、正しい勉強法の全体像をつかむことから始めてみてください。
教材や塾以上に大切なのは「勉強のやり方」です



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