
大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大へ逆転合格/勉強法を教えた生徒は「2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストの5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成/著書『成績があがる中学生の勉強法』『だから勉強ができない20の考え方』



数学や英語は、問題集をやらせればいい。理科や社会は、覚えさせればいい。でも、国語だけは、何をさせればいいのかわからない。
こんなお悩みの方は、本当に多いです。そして多くのご家庭が、「国語はセンスだから」「読書をしてこなかったから」と、半分あきらめてしまっています。
でも、元塾講師として断言します。定期テストの国語に、センスは要りません。今回は、「国語はセンスがないから無理」と完全にあきらめていた中学3年生が、一度のテストで国語31点から65点になった話を紹介します。



その生徒は、他の教科はきちんと勉強する子でした。数学や理科はワークを解き、社会は用語を覚える。テスト前の計画表にも、ちゃんと教科ごとの予定が書いてある。
でも、その計画表に、国語だけがありませんでした。



本人いわく、テスト前日に漢字をパラパラ眺めるだけ。実質、国語だけ毎回ノー勉で本番に挑んでいたんです。結果は31点。本人もお母さんも、「やっぱりセンスがないから」と、この点数に納得すらしてしまっていました。
でも、彼の答案を見せてもらうと、まったく別のことがわかりました。
まず、漢字・語句・文法といった知識問題だけで、20点以上も落としていました。これは読解センスとは何の関係もない、覚えていれば取れた失点です。
そして読解問題も、よく見ると出題された文章は、すべて授業で何時間もかけて読んだ教科書の文章でした。初めて見る文章は、ほとんど出ていなかったんです。



定期テストの国語の正体を、はっきりさせておきたいと思います。
定期テストの読解問題は、授業で扱った文章から出ます。しかも、問われるポイントの多くは、授業中に先生が「ここが大事」と解説した場所です。つまり、定期テストの国語が測っているのは、初めての文章を読み解くセンスではなく、授業内容を覚えているかどうかです。理科や社会の復習テストと、仕組みは同じなんです。
それなのに、国語だけが「勉強のしようがない教科」と思われて、テスト勉強の予定から外されます。5教科の中で唯一、誰もが準備せずに受けている。だから点数が低く、低いから「やっぱりセンスがない」と思い込む。この悪循環が、国語嫌いの正体です。
学校によって差はありますが、定期テストの国語は、漢字・語句・文法などの知識問題で30点前後、授業で扱った文章の読解で50〜60点という構成が一般的です。つまり、80点分以上が「授業の復習で取れる問題」でできています。センスが問われる初見の文章は、出たとしてもほんの一部なんです。
逆に言えば、国語の点数の差は、センスの差でも読書量の差でもありません。国語を「勉強できる教科」として勉強したかどうかの差です。みんなが準備せずに受けている教科だからこそ、正しく準備すれば、一気に差をつけられます。
なお、「読書しなさい」という声かけは、長い目で見れば素晴らしい習慣づくりですが、次のテストの点数には直結しません。今のテストに必要なのは、読書ではなく、他の教科と同じテスト勉強です。
彼に伝えたのは、「国語も、理科や社会と同じように勉強しよう」ということだけです。具体的には、次の3ステップです。
定期テストでは、漢字や語句、文法といった知識問題だけで30点前後の配点があります。ここは読解力と関係なく、覚え切れば確実に取れる得点源です。
眺めるだけでは覚えられないので、答えを隠して、自力で書けるかをテストしながら仕上げます。書けなかったものだけを、書けるようになるまで繰り返してください。
テスト範囲の文章は授業でやったものなので、学校ワークの読解問題が、そのまま一番の予想問題になります。普通に解いて、間違えた問題に×印をつけます。ここまでは他の教科とまったく同じです。
国語の解き直しには、1つだけコツがあります。答えの記号や言葉を覚えるのではなく、本文のどこにその答えの根拠があるかを、線を引いて確認することです。






解説を読んで根拠の場所を確認したら、解説を閉じて、「この答えになるのは、本文のここにこう書いてあるから」と自分の口で説明できるかを確かめます。これができれば、その問題は本番でも取れます。
苦手な子が多い記述問題も、考え方は同じです。模範解答を見て、本文のどの部分を組み合わせて作られた答えなのかを確認し、何も見ずに自分の言葉で書き直してみる。記述はひらめきで書くものではなく、本文の根拠を組み立てるものなので、これも練習で取れるようになります。
ご家庭では、「読書しなさい」の代わりに、「国語も他の教科と同じで、ワークはやった?」と聞いてあげてください。
国語を「センスの教科」から「勉強すれば取れる教科」へ、ご家庭の中で扱い直してあげること。それだけで、お子さんの国語への向き合い方は変わり始めます。
次の定期テストで、彼の国語は65点でした。31点から、一気に34点アップです。






彼がやったのは、知識問題の仕上げと、ワークの解き直しだけ。読書もしていませんし、特別な読解テクニックも使っていません。「勉強できる教科」として普通に勉強した。それだけで、5教科の合計点も大きく底上げされました。
1つだけ補足すると、入試や実力テストでは、初めて見る文章が出題されます。そちらで点を取るには、初見の文章を読み解くトレーニングが別に必要です。ただ、それも生まれつきのセンスではなく、練習で誰でも身につけられる力です。まずは定期テストで「国語も上がる」を実感してから、次の段階に進めば大丈夫です。
「才能やセンスではなく、やり方の問題だった」という生徒は、国語に限りません。私が指導してきた生徒たちは、やり方を正すだけで次のような結果を出してくれています。
お子さんの苦手教科が何であれ、「この教科は向いていない」というラベルの下には、たいてい「この教科の勉強のやり方を知らないだけ」という事実が隠れています。ラベルをはがして、やり方を渡してあげれば、点数は必ず応えてくれます。
今回の話をまとめます。
ただし、今回紹介した方法は、勉強法の正し方の一部です。実際の成績アップには、覚え方の質や、テストまでの時間の使い方など、いくつかの要素が組み合わさってはじめて結果につながります。
お子さんが伸び悩んでいるのは、才能やセンスの問題ではなく、勉強法のズレが原因です。間違った勉強法をどこからどうやって正していけばいいのか、その全体像は、次の無料7日間講座で詳しく解説しています。よろしければ受け取ってみてください。


勉強法を正すだけで、短期間でも結果は劇的に変わります。「苦手だと思っていた教科で平均点を超えた」という経験は、お子さんにとって一生ものの自信になります。次のテストが、その最初の一歩になりますように。
教材や塾以上に大切なのは「勉強のやり方」です



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