大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大に合格できた経験を元に開発した独自の勉強法を教えた生徒は「たった2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストで5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で志望校への逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成
勉強のやる気を出す方法は3段階で考える!やる気が出ない日の裏技も紹介します
やらなきゃいけないのはわかっていても、やる気ってなかなか出ないですよね。
やる気を出すには3段階の「やる気を引き出す考え方」が効果的です。
塾講師として、生徒のやる気を出すために活用していたやる気を出す方法と、やる気が出ない日にやるべきとっておきの裏技を紹介します。
勉強のやる気を出すには「3段階のやる気」をコントロールする!
「やる気が出ない」と言っても、次のように、いろんな「やる気がでない」があります。
やる気がでないの3つの例
- 勉強を始められない、「やる気がでない」
- 勉強をすぐにやめてしまう、「やる気がでない」
- 最後の追い込みを「もういいか」と妥協してしまう、「やる気がでない」
同じ「やる気が出ない」ですが、少しずつ違いますよね。
だから、それぞれの段階に合わせた「やる気を引き出す考え方」が必要です。
「勉強のやる気」を次の3つの段階に分けて考えてみましょう。
勉強の「やる気」は3つに分かれる!
- 始めるための「とっかかりのやる気」
- 続けるための「継続のやる気」
- 追い込むための「追い込みのやる気」
と思った時は、どの段階の「やる気」がでないのか考えてみてください。
正しくやる気を出すことができれば、夢や目標を達成できる大きな力となります。
勉強の「3段階のやる気」の出し方
勉強のやる気の段階は次の3段階です。
- 始めるための「とっかかりのやる気」
- 続けるための「継続のやる気」
- 追い込むための「追い込みのやる気」
それでは、各段階でどのようにやる気を出せばいいのかを紹介していきます。
1.「とっかかりのやる気」を出すために「理想の未来」を考える
まずは、勉強を始めるために「とっかかりのやる気」を出しましょう。
行動するためのやる気ですね。
このやる気が出なければ何も始まりません。
「とっかかりのやる気」を出すには、「やりたくない」という気持ちを「やりたい」に変える必要があります。
それでは、どうすれば「やりたい」と思えるのでしょうか。
それは、「理想の未来」を考えることです。
今、やろうとしていることが「理想どおりに進んだ時」に「どんないい未来が待っているのか」を考えるんです。
例えば次のようなものです。
- テストの点数が上がってクラスで尊敬されるようになった!
- 志望校に合格して充実した生活ができた!
- 英語がペラペラ話せるようになった!
- TOEIC900点を突破して昇進できた!
あなたにとっての「理想の未来」を具体的に思い描いてください。
自分に問いかけてみてください。
2.「継続のやる気」を出すために「問題集を解きまくる」
次に、勉強の努力を続けるために「継続のやる気」を出し続けましょう。
すぐにやめてしまっては何も達成できないですよね。
「継続のやる気」を出すためには、「しんどい」という気持ちに打ち勝たなければなりません。
そのためには、「勝ちたい」「悔しい」という気持ちを利用するんです。
「勝ちたい」「悔しい」という気持ちを生むにはアウトプットが重要です。
勝負したり、自分の実力を思い知る必要があるんです。
例えば、教科書を読んでいるだけでは実力が身についているのかよくわからず、やる気が続きません。
これはずっとインプットをしているからなんです。
逆に、問題集を解いて丸付けをして、今の自分の実力を測るとどうでしょうか。
合格には70点必要なのに、今は50点しかとれなかったら?
「このままじゃヤバイ!」という気持ちが嫌でも生まれますよね。
アウトプットは「明日でもいいか」というような根拠のない自信を打ち砕くきっかけになるんです。
やる気がなくなりそうな時ほど、本番のレベルのアウトプットを試してみてください。
3.「追い込みのやる気」を出すために「もし失敗したら?」を考える
最後は、確実な目標達成のために「追い込みのやる気」を出しましょう。
「追い込みのやる気」があれば、
という悲劇を防ぐことがます。
この「追い込みのやる気」がなくなる人は実は「きちんと勉強してきた実力のある人」に多いです。
これまでの勉強で「自分はできる」という自信をつけたから、「もう大丈夫」と思ってしまうんですね。
例えば、「合格には70点必要だけど、すでに80点を連発できている」というような状況です。
「根拠のない自信」ではなく、「根拠のある自信」ですね。
しかし、ここで「もう大丈夫」と思ってしまうと、非常にもったいないんです。
人間は忘れてしまうからです。
確実な成功には絶対に「追い込み」は必要です。
「追い込みのやる気」を出すために、「もう大丈夫」という気持ちをもう一度引き締めましょう。
「もし、目標を達成できなかったら?」と考えるんです。
- もし詰めが甘くて、テストが悪い点だったら?
- もし詰めが甘くて、目標点に到達できなかったら?
- もし詰めが甘くて、本番ではできなかったら?
めちゃくちゃ嫌ですよね。
今までの努力は「結果を出すために」やってきたはずです。
結果を出すための最後の努力を妥協しないでください。
3段階のやる気をコントロールすることで、勉強を継続できる!
勉強を継続できる人は一握りです。
しかし、上記の3段階のやる気をコントロールすれば、勉強をカンタンに継続することができます。
勉強を継続すれば、絶対に勝てます。
やる気をコントロールして、夢や目標を達成させてください!
- 「とっかかりのやる気」を出すために「理想の未来」を想像する
- 「継続のやる気」を出すために「本番レベルのアウトプット」を行う
- 「追い込みのやる気」を出すために「最悪の状況」を考える
勉強のやる気が出ない日の裏技20選!
どんなにがんばっていても、勉強のやる気がでない日は誰にでもあります。
人間なので、常に同じハイペースで走り続けることはできません。
それでも、成功できるのは「やる気がでない日でも努力を続けられた人」です。
上記の「やる気を出す考え方」のプラスアルファとして、どうしても勉強のやる気がでない日にできる20の裏技を紹介します!
1.5分だけやってみる
やる気が出ない日は「5分だけでいい」と思ってやってみてください。
たった5分です。
連続じゃなくても、合計でもいいです。
テレビCM中だけでもいいです。
これくらいハードルを下げたら
「やってみようかな」
という気持ちに少しだけなれます。
「5分だけでも意味あるの?」
とお思いかもしれませんが、0分と5分では大きすぎる違いがあります。
勉強時間0分では英単語1個さえ覚えられません。しかし5分あれば5個くらいは覚えられます。
1年続ければ、英単語帳1冊分が終わるほどの量です。
やる気が出ない日に5分だけでも勉強ができれば、勉強効果は劇的に上がります。
2.簡単なところから始める
やる気を出すために効果的なのが「簡単なところから始める」ということです。
- めちゃくちゃ得意な教科
- 全然わからなくておもしろくない教科
どちらがやる気がでないかは明らかですよね。
苦手で難しいことなんて、やる気がある日でもやる気がなくなってしまいます。
そんな大変なことをやる気が出ない日にできるわけがありません。
勉強はちょっとでもできれば、それだけで頑張っています。
やる気が出ない日は得意な教科だけでいいんです。
3.コーヒーを飲む
やる気が出ない日だけど、やらなきゃいけないことがある。そんなこともありますよね。
そんな時には「コーヒー」を飲んでみてください。
私もよく使っている方法ですが、コーヒーを飲むだけで頭が冴えた感じがして、集中力が増します。
コーヒーが嫌いな人はレッドブルでもモンスターエナジーでもいいです。
どうしてもやらなきゃいけない時にはカフェインドリンクの力を借りるのも手っ取り早いです。
4.確認テストをする
やる気が出ない日こそやった方がいいのが「確認テスト」です。
自分の実力がどれだけついたか、自分でテストしてみるんです。
確認テストをやると絶対にやる気がでます。
できたら嬉しいので、やる気が出ます。
できなかったら、「ヤバい…」という気持ちが生まれてもっとやる気が出ます。
確認テストのやり方は、これまでに解いた問題集をもう一度何も見ないで解くだけでOKです。
1ページだけでもいいので、やる気が出ない日こそやってみてください。
5.偉人の名言集を読む
勉強のやる気が出ない日は名言集を読んでみることも効果的です。
偉人は「天才」というイメージを持ってしまいますが、実は想像を絶するほどの努力をして成功した人がほとんどです。
エジソンや野口英世は代表的ですね。
「私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。」(エジソン)
「努力だ、勉強だ、それが天才だ。誰よりも3倍4倍5倍勉強する者、それが天才だ。」(野口英世)
こういった名言を読んでみると、「がんばろう!」とパワーをもらえます。
6.ノルマをゆるく設定する
勉強のやる気が出ないのはノルマが厳しすぎるからかもしれません。
「今日じゅうに問題集30ページやりきる!」
こんな目標だと、大変すぎて始めるのも嫌になってしまいます。
やる気が出ない日は
「今日はとりあえず1ページやりきる!」
と「ちょっとでいい」とノルマをゆるく設定してみましょう。
0ページよりも1ページです。
やってみて気分が乗ってきたらもう1ページ進めればいいだけです。
やる前から厳しいノルマを設定して、やる気を削がれることはやめましょう。
7.1時間後にどうなってたいか考える
やる気が出ない日は
「この勉強って意味あるのかな?」
と思うことはありませんか。
意味がないと思いながら頑張ることはできませんよね。
そんなときにおすすめな方法が「1時間後どうなっていたいか」を考えることです。
勉強を1時間やって、どうなっていたいのか。
- 英単語を10個覚えたい
- 数学の方程式ができるようになりたい
- 江戸時代の人名をマスターしたい
そんな目標を設定しましょう。
ゴールの見えないまま走るのは苦痛です。
しかし、なりたい未来に向かって走るのはどうでしょうか。
勉強のやる気が出ない日こそ、「勉強してどうなりたいのか」を考えてみてはいかがでしょうか。
8.成功した未来をイメージする
勉強してどうなりたいのか。
もっと長期的に考えてみることも効果的です。
自分が成功した未来を考えてみましょう。
- 勉強していい大学に入ってお金持ちになっている
- 取りたい資格をとって憧れの職業についている
- 勉強ができるようになって周りの憧れの存在になっている
そんな夢見る未来に向けて勉強しています。
勉強をがんばればこんな未来が待っています。
ちょっとやる気が出てきませんか。
9.目標達成できそうか考える
勉強のやる気が出ないとき、
「今日くらいやらなくても大丈夫だろー!」
という気持ちがある場合があります。
「大学受験まであと半年もあるし、大丈夫!」
というような、なんとなく思う謎の自信です。
これを打ち消すと劇的にやる気が起きます。
その方法は、「【今日の勉強成果】×【残り日数】を計算すること」です。
長期的な勉強はどうしても目標を見失いがちになります。
今日1日くらいやらなくても大丈夫という気分になってしまいます。
しかし、長期的な勉強は1日1日の積み重ねでできあがっていきます。
今日の勉強をこのまま続けたら目標はきちんと達成できそうか。
Noならちょっとだけでもいいので勉強しておきましょう。
10.目標をSNSで発表する
勉強のやる気がでない日には、目標をSNSで発表してみましょう。
「次のテストは○点を取る!」
「〇〇に合格します!」
そんな風に発表して、ダメだったらカッコ悪いですよね。
しかし、だからこそめちゃくちゃやる気が出ます。
絶対に達成したい目標があるなら、周りに発表して自分を追い込みましょう。
「達成できたらいいな」を「達成しないとやばい」にできます。
11.部屋と机を整理する
机が散らかっているだけでもやる気がなくなりますよね。
勉強のやる気が出ない日は思い切って部屋や机の整理をしてみましょう。
もちろん勉強ではありませんが、やる気がある日に整理をするのはもったいないですよね。
勉強のやる気が出ない日に勉強の準備をすることで、次の勉強をスムーズにすることができます。
12.外で勉強する
勉強のやる気が出ない日は外で勉強するのが効果的です。
自分の部屋だとどうしてもマンガやテレビ、PC、ベッドなど誘惑がたくさんあります。
カフェや図書館に行くことで、それらの誘惑から解放されます。
勉強道具だけを持って外に出れば、勉強しかやることがないので、イヤでも勉強します。
「ヒマだし、勉強でもするか!」そんな気持ちになれる方法です。
13.スマホを部屋の外に置く
勉強のやる気が出ない日はスマホを部屋の外において起きましょう。
勉強を始めても、ついついTwitterやLINEなどを開いてしまって、
「気づいたら夜だった」
なんてことはありませんか。
スマホを近くに置いておくと、ついつい見てしまいますよね。
勉強をする時はスマホは部屋の外に置くと集中できます。
14.教材を変える
毎回毎回勉強のやる気が出ない場合は教材を変えるのも効果的です。
わかりにくい教材を使っていると、勉強のやる気が全く出ません。
- 学習意欲を向上させるには、学習教材を変更すればよい
- 勉強のやる気を出すために、教材を変えよう!
この2つの表現は全く同じ内容ですが、わかりやすさが全然違いますよね。
1行くらいなら読めますが、わかりにくい表現がずっと続くとやる気がなくなってきます。
勉強のやる気が出ないのは教材のせいかもしれませんよ。
15.眠いなら寝る
勉強のやる気が出ないとき、ただ「眠い」ということがあります。
眠い時は、寝ましょう。
眠いのにコーヒーを飲んで頑張っても長続きしません。
15分だけ仮眠をとってみることをおすすめします。
ベッドで横になってしまうと本気で寝てしまうので、机に突っ伏して寝るのがいいです。
悪い例ですが、授業中に寝ている人たちみたいなイメージですね。
アラームを設定しておけば、寝すぎることもありません。
たった15分ですが、仮眠をとるとウソのように頭がスッキリします。
頭がスッキリした状態なら、勉強の集中力も高まります。
16.失敗した未来をイメージする
やる気が出ない日の荒療治として、「失敗した未来をイメージすること」が効果的です。
- このまま勉強せずに、試験に落ちたら…
- テストで目標点を取れなかったら…
- 志望する学校へ行けなかったら…
勉強しなければ確実にこんな未来が訪れます。
「大丈夫」ではありません。
危機感を持つためにも失敗したらどうなるか考えてみましょう。
17.やるべきことを3つだけ書き出す
勉強のやる気が出ない日は「やるべきこと」を3つだけ書き出してみてください。
勉強は「やることが多くてもう嫌だ!」と思ってしまいがちです。
そんな時にやるべきことを3つだけ書き出すことで、「本当にやらなければいけないこと」がハッキリしてきます。
- やったほうがいいかもしれないこと
- やれたらいいなと思っていること
これらまでやっているとしんどくなってやる気が出ないままです。
やる気が出ない日は「3つだけ」でいいので、大事なことだけやってみてください。
18.超短時間で締め切りを決める
勉強のやる気が出ない日は超短時間で締切を決めてみてください。
例えば、「1ページ5分でやる」という締切です。5分で終わったら嬉しいですよね。
超短時間で終わらせるためには、超集中する必要があります。
1問30秒とかで解かなければいけないですよね。
超短時間の締切を設定すれば、めちゃくちゃ集中できるので、やる気がなかったことが嘘のように勉強がはかどります。
19.自分へのご褒美を設定する
どうしてもやる気が出ない日は、「勉強したら〇〇できる」と普段できないご褒美を設定しましょう。
- アイスが食べれる
- 土日に行きたい場所に行ける
なんでもOKです。
勉強したご褒美を設定するのは、一瞬でやる気を出すことができるお手軽な方法です。
20.上記を組み合わせる
どうしてもやる気が出ない日はこれまでに紹介したやる気を出す方法を組み合わせると効果抜群です。
自分へのご褒美を決めて、勉強道具だけを持ってカフェに行き、コーヒーを飲みながら、超短時間で勉強する。
こんな感じです。
勉強ができる人はこのような工夫を必ずしています。
成功者になるためには「やる気が出ない日に、いかに勉強できるか」が重要です。
やる気が出る時に勉強するのは誰でもできます。
やる気が出ない日こそ、人との差をつけるチャンスなんです。