大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大に合格できた経験を元に開発した独自の勉強法を教えた生徒は「たった2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストで5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で志望校への逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成
何回言っても宿題をやらない子どもへの対処法【「なんでもいいからやりなさい」はNG】
子どもが宿題をやらない…
こんな悩みにお答えします!
「宿題をやりなさい」と何度言っても、なかなか宿題をやらないお子様に悩んでいる保護者様はとても多いです。
実はお子様に宿題をやってもらうにはコツがあります。
これまで数多くのご家庭での成績アップをサポートしてきた経験から、宿題をやらないお子様へ宿題をやってもらえるようにするコツを紹介します。
「宿題をやりなさい」は今の子どもたちには逆効果
実は、宿題をやらない子への対処法は時代によって変わっています。
昔だったら
宿題なんだからやりなさい!
と叱るのがベストでした。この叱り方でも当時の子どもたちはやってくれるからです。
でも、実は今の時代の子どもたちには
宿題なんだからやりなさい!
やらなきゃいけないんだからやりなさい!
といったアプローチは逆効果なんです。
昔は「やりなさい」でOKだった
昔は
高学歴になって、大企業に勤めて、定年までずっと働く
という人生プランが王道の成功ルートでした。
そのため、
- 先生に言われたとおりにきちんと勉強をやる
- 上司に言われたとおりにきちんと仕事をする
というように、
言われたことをきちんとやれるスキル
が、人生の幸せにわかりやすく直結していました。
そのため、
やらなきゃいけないんだから、やりなさい!
が説得力が高く、やることができていたんです。
今の子どもたちは宿題をやる「意味」を求めている
でも、今は時代の変化があります。
終身雇用の時代も終わった
と言われており、
- Youutber
- ドローンパイロット
- AIエンジニア
- VRクリエイター
などなど、昔は名前すらなかったような新しい職業が生まれていっている時代です。
そして、今の子どもたちはYouutbeやSNSでこれらの情報を知っています。インターネットを通していろんな人の意見に触れる機会が多くなっているんです。
だから、今の子どもたちは
本当に学校の勉強って大切なのか?
高学歴って本当に必要なのか?
これをやることで本当に自分の幸せにつながるのか?
と、疑問を持ちやすくなっているんです。
そこに、
いいからやりなさい!
と頭ごなしに叱ってしまうと、逆効果になってしまうんです。
宿題の意味を教えてあげることが大切
今の時代の子どもたちに宿題をやってもらうためには
- なぜ宿題が大切なのか?
- 宿題をやらなかったら将来どうなってしまうのか?
といった「なぜ大事なのか」という意味もついて話し合うアプローチが効果的です。
一見、「昔に比べて手がかかる」と思ってしまいがちですが、これは悪いことばかりではないんですよね。
今の子どもたちがいろんな意見に触れて
なぜ大事なんだろう?
と疑問を持てることは素晴らしいことです。お子様が将来社会人になった時に、絶対に必要なスキルになっているはずです。
意味を考えて行動できる人が幸せになれる
このまま終身雇用の時代がどんどん終わっていき、「企業で上司に言われたことをやればOK」という時代はどんどん変わっていくはずです。
つまり、これからの将来はやるべき仕事を誰も指示してくれなくなっていきます。
そんな中で、幸せに生きていくためには
- 自分自身は今どうやって生きるべきなのか?
- どういう価値を社会へ与えれば意味があるのか?
- どうやって働いていくのが価値があるのか?
と、生きる意味に向き合う姿勢が大切です。逆にそれが考えられない人はかなり危ういです。
宿題の意味がわかれば、今の子どもたちは努力できる
宿題なんて意味ない
学校の勉強なんてやりたくない
と言ってしまうことは、実は将来幸せになるべき「頭のいい子」なんです。「そもそも本当に大切なのか?」と物事に疑問を持つ資質があります。
もちろん学校の勉強は将来役に立ちます。
宿題もやったほうがいいです。
これらの大切さは私たち大人は知っていることだと思います。
だからこそ、お子様が「宿題をやる意味」をわかっておらず、宿題をやらないのであれば、きちんと話し合うことが効果的です。
- なぜ宿題が大切なのか
- なぜ勉強しなければならないのか
この「意味」をきちんと腹落ちして理解することができれば、今の子どもたちは劇的に変化してがんばってくれるようになります。
ぜひお子様と宿題の重要性について話し合っていただけると嬉しいです。