子どものやる気スイッチの正体とは?「じわじわ育てる」が成功のカギ【「スイッチを探す」はNG】

この記事を書いた人
NAO / 家庭学習法アドバイザー

大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大へ逆転合格/勉強法を教えた生徒は「2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストの5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成/著書『成績があがる中学生の勉強法』『だから勉強ができない20の考え方』

 
うちの子、やる気スイッチがどこにあるのか分からなくて…
NAO
実は、「やる気スイッチ」は“探すもの”ではなく、“育てるもの”なんです!

これまで多くの中学生の成績アップをサポートしてきましたが、「うちの子、やる気スイッチがなかなか入らないんです…」という保護者さまのお悩みの声は本当に多く聞いてきました。

今回は、その“やる気スイッチ”の正体と、保護者として日常でできる具体的なアプローチについてお話ししていきます。

目次

「やる気スイッチ」という言葉の誤解

「やる気スイッチ」という言葉は有名ですよね。 でも、この“スイッチ”という表現が、実は落とし穴になっていることをご存知でしょうか?

NAO
スイッチを押す=一瞬でやる気が入る、というイメージは誤解です。

現実には、やる気は“じわじわと育っていく”ものです。 一度にスイッチを入れようと、

  • 「今日は3時間勉強しなさい!」
  • 「なんでそんなにやる気がないの!」
  • 「今すぐ机に向かいなさい!」

と一方的に指示したり怒ったりしてしまうと、 かえって「勉強=嫌なこと」というイメージが強まり、やる気は遠ざかってしまいます。

やる気は「小さな行動の積み重ね」から育つ

やる気を引き出すには、「行動したらいいことがあるかも」と思える小さな体験の積み重ねが必要です。 たとえば——

  • 「今日は漢字一問だけやってみようか」
  • 「さっき自分から机に向かったの、えらいね」
  • 「5分でも集中してたね、すごいね」

こうした小さな行動への“ポジティブなフィードバック”が、やる気の芽を育てていきます。

NAO
勉強をした→褒められた→嬉しい→またやってみようかな、という好循環が生まれます。

自己肯定感を高める声かけがカギ

やる気の本質は、自己肯定感や「自分はできるかもしれない」という感覚(自己効力感)と深く結びついています。

 
でも、うちの子は全然自信がなさそうで…
NAO
だからこそ、「できたこと」や「取り組もうとした気持ち」に注目して声をかけていきましょう。

たとえば、こんな声かけが効果的です。

  • 「あなたがいてくれて嬉しい」
  • 「いつも見ているよ、頑張ってるね」
  • 「ちょっとずつ進んでるね、えらいね」

勉強の成果そのものではなく、努力や姿勢に対する承認がやる気を後押しします。

「勉強=良いことが起こる」と感じさせる

トイレに行くのも面倒な時があるのに、海外旅行の準備はワクワクしてはかどる。 この違いは何かというと——

NAO
「行動した先に良いことが待っている」という期待感の差です。

勉強も同じです。

  • 点数が上がった!
  • 先生に褒められた!
  • 自分でもちょっと得意かもと思えた!

こうした“小さな成功体験”の積み重ねが、「勉強すれば良いことがあるかも」という期待を育て、やる気に火をつけます。

成績アップがやる気をさらに後押しする

正しいやり方で勉強をすれば、誰でも成績は上がります。

  • 間違えた問題を何度も解き直す
  • できる問題は自信につなげる
  • わからないところは質問して解決

こうした基本的な勉強のサイクルを習慣にできれば、 結果として成績が上がり、 「自分はやればできる」という実感が湧いてきます。

 
最近、数学がちょっと分かってきた気がする!
NAO
それは素晴らしいですね!その感覚が、さらにやる気につながりますよ。

保護者ができる3つのサポート

保護者の立場でできるサポートは次の3つです。

1. 小さな行動を褒める

結果ではなく「自分から取り組んだ」という小さな行動自体に注目することが大事です。

「行動したことそのもの」を褒められる日常が続くと、お子様の行動のハードルをグッと下げることができます。

2. 自己肯定感を高める声かけ

存在そのものや努力への感謝を伝えることが、やる気の土台を作ります。

「自分は重要な存在なんだ」「やればできるんだ」と自分の存在自体に自信を持つことは、すべてのやる気に繋がります。

3. 正しい勉強法へと導く

勉強の方法が間違っていると、結果が出ずにやる気が削がれてしまいます。 だからこそ、

  • 解き直しの習慣
  • スモールステップでの目標設定
  • わからないところの見える化

といった「正しいやり方」を親子で共有しましょう。

まとめ:やる気スイッチは育てるもの

NAO
やる気スイッチは、ある日突然“カチッ”と入るものではありません。

毎日の小さな積み重ねの中で、少しずつ育っていくものです。 そしてその積み重ねこそが、子どもを成長へと導く最も確かな道になります。

お子さんのやる気を引き出すサポート、今日からできることをぜひ一つでも取り入れてみてください。

「正しい勉強法」は未来を変える

 

がんばっているのに成績が伸びない…

NAO

才能の問題ではありません。勉強法がどこか間違っているだけです!

確信を持って言えます。

勉強ができないのは才能の問題ではありません。ただ、正しい勉強法を知らないだけなんです。

私自身がそれを身をもって経験してきました。次のとおりです。

  • 中学生時代はオール5、テスト450点超え
  • 自分は勉強の才能があると思ってた
  • 本当は塾に言われた勉強法のとおりにやっただけ
  • 偏差値70の高校へ入学
  • 高校で塾に行かなくなり成績が急降下
  • 周りのレベルが高いためと思っていたが嘘だった
  • 全国共通模試でも偏差値50以下まで低下
  • なぜか阪大を受験し当然のように玉砕
  • 勉強の才能がなかったと気づく
  • 浪人し、勉強法にもいろいろあると知り学び直す
  • 中学時代と高校時代での勉強法の違いに気づく
  • 中学時代の勉強法をベースに研究し勉強法を正す
  • 半年でE判定からA判定へ上がり阪大へ合格
  • 勉強は才能ではなく、やり方ではないか?
  • 塾講師や家庭教師として生徒にも勉強法を教える
  • 27点→73点、80点→90点超え連発、D判定→合格など劇的な成績アップ
  • 勉強は才能の問題ではなく、勉強法が大切と確信
  • 全ての人に勉強の才能はある
  • 生徒の「勉強って将来役立つの?」の疑問を研究したい想いが強くなる
  • 商社、ベンチャーとビジネスの世界を渡り歩く
  • マネージャー、経営企画、人事の立場でビジネスパーソンの成功成長に向き合う
  • 成長し続けられる力こそ要だと確信を持つ
  • 正しい勉強法は、成長法則そのものだと気づく
  • そこが高学歴で仕事ができる人と、高学歴でも仕事が苦手な人の違いそのもの
  • テクニック的に勉強してテストの点数や合格だけとっても、将来に役に立たない
  • 本質的な考えに基づいて勉強すると、テストも劇的に伸び、将来にも応用が効く
  • 正しく勉強できれば、自信がつき、将来にも活きる
  • 逆に、正しく勉強できなければ、がんばっても結果が出ず、才能がないと思い込んでしまう
  • そして、勉強は才能ではなく、やり方の問題
  • 正しくやれば、誰でも面白いほど伸びる
  • 「子ども将来のために、勉強法は今すぐ正すべき」だと確信を持つ

こんな想いで、お子さんの将来にも、今の成績にも、受験にも、お役に立てるように日々ブログや各種SNSで発信をしています。

NAO

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