大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大に合格できた経験を元に開発した独自の勉強法を教えた生徒は「たった2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストで5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で志望校への逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成
大学受験の超効率的勉強法!最速で合格を勝ち取るための15のコツを紹介します!
「大学受験に合格したい」
この気持ちは大学受験生なら誰もが持っています。
しかし、本当に合格できる生徒は一握りです。
私はこれまで多くの生徒の合格をサポートしてきました。
その中には部活引退の8月から受験勉強を始めて、たった3ヶ月後の11月の公募推薦入試で志望校合格をした生徒もいます。
最速で合格できる人とできない人には、勉強法に差があります。才能の違いではありません。
大学受験に最速で合格をもぎ取る人はどんな勉強法を使っているのか。
あなたの合格のために、正しい勉強法で合格をもぎ取るコツを紹介します。
大学受験の超効率的勉強法!最速で合格を勝ち取るための15のコツ
【1】1~3ヶ月後の短期目標を決める
まずは受験勉強の目標を決めましょう。
「来年の冬に〇〇大学合格」という目標はあると思いますが、それでは不十分です。
「〇〇大学合格のために今から1時間頑張ってください!」
と言われても、何を頑張ったらいいのかわからないですよね。「〇〇大学合格」だけでは目標が抽象的だからです。
目指す目標は具体的に「〇〇大学合格のために、1ヶ月後にはこの問題集を全て覚える」という形です。これなら、何を頑張るべきか明確ですよね。
なんとなく頑張るのでは、毎日の勉強時間がなんとなく過ぎてしまいます。
1~3ヶ月後の短期目標を具体的に決めることで、目標に向かってまっすぐ最速で進めます。
【2】まずは最速で1周する
「具体的な目標を決めたくても何をすればいいのかわからない」という場合は、まずは勉強範囲を最速で1周しましょう。基礎が固まっていないうちは「何をすればいいのかわからない」のは当たり前です。
注意すべきことは、「最速で」1周することを意識しましょう。
1ページ目からじっくりと細かく理解しようとすると、めちゃくちゃ時間がかかってしまいます。つまり、世界史の「アウストラロピテクス」には異常に詳しけど、近現代の内容は全然わからないという人が出来上がっていまいます。
初めは「大事なところ」と「大事じゃないところ」の区別は難しいです。だからザックリと最速で1周しましょう。細かい知識を埋めるのは、後で復習する時でいいんです。
【3】苦手科目はわからないところまで戻る
「勉強してもわからない」と思うような苦手科目がある場合は、わからないところまで戻ってみましょう。
例えば、数学の微分の問題の解説がわからない時は、
「その直前の問題は覚えているのか」
「その前の単元(二次関数など)は覚えているのか」
を自問自答してみてください。
勉強は積み重ねていくものです。これまでの内容がわかっていないのに、背伸びして進もうとしても、効率が悪いだけです。
「苦手だ」「才能がない」「頭が悪い」と考える前に、「もしかして基礎を知らないだけでは?」と考えてみてください。
【4】学校の授業時間をムダにしない
現役生は学校の授業時間を、浪人生は予備校の授業時間をムダにしないようにしましょう。「内職をせよ」と言っているわけではありません。
学校の授業時間は1週間のうちに最も使っている時間です。そして、そこそこの進学校以上であれば、学校の問題集や授業は大学受験に直結しているはずです。
「学校の復習をしない」という人は、学校の授業をムダにしています。
学校の授業でわかった問題を、そのままにしておくと、完全に忘れてしまってムダになります。しかし、復習をして覚えれば、実力になります。
学校の復習をすれば、授業で一回やっている内容なので、新しい問題集をやるよりもずっと短時間で覚えることができます。
爆速で実力を上げていく現役生は学校の授業をうまく利用しているんです。
【5】勉強時間を作り出す
「勉強する時間がない」と思っったら、勉強時間を作り出しましょう。
- ぼーっとしていた時間はなかったか
- TVを見ていた時間はなかったか
- スマホを見ていた時間はなかったか
と、考えてみてください。
「勉強する時間がない」のではなく、「時間を勉強でなく、スマホに費やしていた」だけです。
勉強以外に費やす時間を、勉強時間に回しましょう。
8時間寝て、6時間遊んでも、10時間は余るはずです。
【6】スキマ時間も活用する
勉強時間を増やすには、スキマ時間も活用しましょう。
スキマ時間とは
- 電車を待っている時間
- 通学時間
- 授業と授業の合間の時間
などです。
「たかが5分」とか侮ってはいけませんよ。例えば、5分あればこの記事を完読して、勉強法を学ぶことができます。
5分あれば、英単語10個くらいはうろ覚えまでは持っていけるのではないでしょうか。それを毎日やればどれだけ覚えられるでしょうか。
毎日のスキマ時間での努力は確実に実力の差となって現れてきます。
【7】勉強時間の目的を決める
「勉強時間の目的を決めること」は、勉強の効果を爆上げするためにめちゃくちゃ有効なコツです。
同じ1時間勉強するのでも、
- なんとなく英語の受験勉強を1時間する人
- 1時間後に英語長文を1つ分の単語や表現を覚えることを目標にする人
では、効果が全然違ってきます。どちらが効果的なのかは、この記事を読んでいる受験生ならおわかりになりますよね。
なんとなく頑張っても努力が散らばってしまいます。具体的な目標に向かって、努力を一直線に結果へと結びつけましょう。
【8】間違えた問題は5回以上解き直す
大学受験に失敗する人のほとんどの原因は「復習不足」です。受験当日に「勉強したけど、なんだっけ?」と解けなくなってしまって、合格点に届かなるんです。
大学受験で合格したいなら、「復習不足」だけはなんとしても避けてください。
復習不足にならないための有効な方法は「間違えた問題を5回以上解き直すこと」です。
覚えられない原因は、絶対に回数不足です。
例えば、「1回会った人と5回会った人ではどちらの顔と名前を覚えていますか?」と考えてみてください。5回会った方が絶対に覚えやすいですよね。
間違えた問題は「覚えられていない」ということなので、必ず5回以上解き直しておきましょう。英単語などの暗記項目も同様です。
弱点を見つけた時にしっかりと復習しておくことが、合格のコツです。
【9】初めて理解した内容は必ずその場で定着させる
初めて理解した内容をその場で覚えておくこと。これ、めちゃくちゃ重要です。
習ったその場で復習をしておかないと、すぐに忘れています。
忘れてしまったら、また1から学習しないといけないことになり、いつまでたっても受験勉強が進みません。
習ったその場で復習をして、覚えながら進めることが大切です。
間違えた問題は「その場で」5回以上解き直しながら、進めましょう。
【10】タイマーで15分の時間を計る
勉強をする時はタイマーで時間を測ってみましょう。
15分を設定して、「15分で5問やる」と決めて、勉強してみてください。めちゃくちゃ集中できます。
また、15分で3問しか終わらなかったら、「1問解くのに5分かかる」と自分の勉強スピードが具体的にわかるので、テストでの時間配分にも役立ちます。
【11】マンガは別の部屋に置いておく
勉強に集中するために、マンガやスマホなどの誘惑になるものは別の部屋に置いておきましょう。
休憩は悪いことではないですが、「休憩が本番にならないようにすること」は気をつけておかなければなりません。
マンガを読んでしまうと、「1時間や2時間も読んでしまっていた」となりがちではありませんか?
休憩は「15分ぼーっとする」とか、「10分スマホをチェックする」などに留めておきましょう。
【12】共通テスト7割までは徹底的にインプット
共通テストの過去問題やマーク模試で7割に満たない科目は、間違いなく基礎力不足です。
「知っているか知らないか」という部分をしっかりと正解できれば、共通テスト7割は到達します。
「問題集をカンニングしながら解けるテスト問題」は問題集を覚えれば絶対に解けるようになります。共通テストの8割ほどはそんな問題で出題されています。
手持ちの基礎問題集をまんべんなく覚えるだけで、共通テスト7割は到達できます。
「覚える」と「考える」では、「考える」の方が楽しいので、ついつい参考書を読んだり、難しい問題を解いたりしがちです。
共通テスト7割未満の人は、「覚える勉強」を行った方が成績が伸びていきます。
【13】模試を受けっぱなしにしない
大学受験生の「もったいないあるある」として、「模試の復習をしない」があります。あなたは模試の復習してますか?
模試は受験生の実力をまんべんなくチェックできる良質なテストです。全範囲から頻出問題が厳選されています。
頻出問題が厳選されているので、模試の問題は、今後も出題される可能性が高いんです。間違えた問題はしっかりと覚えましょう。
また、各単元から厳選されているので、模試では各単元で数問くらいしか出題されていません。間違えた問題については、その単元ごと復習しておきたいです。
間違えた問題は単元ごと問題集で復習しておきましょう。
【14】過去問題を覚える
大学受験生の「もったいないあるある」として、「過去問題を暗記しない」があります。
大学入試問題は「大学が1年に1回だけ出題する渾身の良問」です。ものすごく質の高い問題なんです。知識や考え方など、たくさんの学習すべき内容が詰まっています。
過去問題を「実力をチェックするため」だけに使っているのはもったいないです。
過去問題を5回以上解き直してしっかりと覚えておくことだけでも、実力がめちゃくちゃ伸びます。
冒頭で紹介した劇的な合格を果たすような生徒は実は「過去問題の暗記」を必ずやっています。
【15】各教科で勉強法は変えない
各教科ごとの勉強法がはびこっていますが、勉強の本質は同じです。それぞれの教科ごとに勉強スタイルを変えると、かえって混乱してしまうと思います。
インプットして、使いこなせるようにトレーニングする。勉強の本質はこれだけです。
さいごに
繰り返しますが、大学受験に失敗する人の原因は「復習不足」です。
「復習不足」だけにはならないように、上記のポイントをしっかりと守ってください。
努力が結果にすぐに結びついていきます。