2学期の中間テストが悪かった中学生へ|期末までの6週間で挽回する正しい順番は「中間の答案」から始まる【元塾講師が解説】

この記事を書いた人
NAO / 家庭学習法アドバイザー

大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大へ逆転合格/勉強法を教えた生徒は「2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストの5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成/著書『成績があがる中学生の勉強法』『だから勉強ができない20の考え方』

2学期の中間テストが返ってきて、点数を見た瞬間、言葉が出なかった。1学期より明らかに下がっている。

期末までは、あと6週間ほど。ここで立て直せなければ、2学期の成績、そして内申にそのまま響く。何から手をつければいいのか、焦りだけが先に立っている方も多いと思います。

この記事では、元塾講師の私が、中間で落とした点数を期末までに取り戻す、正しい順番をお伝えします。

 
中間で大きく下がってしまって……。期末で挽回するには、今から何をさせればいいんでしょうか。

先に結論をお伝えします。期末までの6週間で最初にやるのは、期末の勉強ではありません。

返ってきた中間テストの答案を、3つに仕分けることです。中間の答案には、期末で何点上がるかの答えが、そのまま書いてあります。ここを飛ばして期末の範囲に入ると、同じ落とし方をくり返します。

目次

中間が悪かった直後に、期末の範囲に入ってはいけません

点数が悪かったとき、多くのご家庭は「次こそは」と、すぐに期末の範囲の勉強を始めさせます。気持ちはよくわかります。

そして、返ってきた答案は、見たくないものとして引き出しの奥にしまわれます。私が塾で見てきた中でも、中間の答案を期末まで一度も開かなかった子は、期末でも同じ点数の落とし方をしていました。

でも、中間で点を落としたやり方のまま期末の範囲に入れば、期末でも同じように落とします。点数が下がった理由が直っていないからです。

しかも、2学期の期末は、中間の範囲の続きです。数学も英語も、中間で落とした単元がわからないままだと、期末の範囲はさらにわからなくなります。

たとえば数学なら、中間で一次関数を落とした子は、期末の範囲である一次関数の利用や図形の証明でも、同じ場所でつまずきます。英語なら、中間で不定詞があやふやなまま、期末で動名詞との使い分けが出てきます。中間の×は、期末の×の予告なんです。

中間の答案を見ずに期末に向かうのは、落とした理由を持ったまま次のテストに向かうことです。6週間のうち、最初の1週間は中間の答案に使ってください。

中間の答案を、3つに仕分けてください

やることは、返ってきた答案の×を、次の3つに分けることです。点数は見なくていいので、×だけを見てください。

  • 本当は解けたのに、うっかり間違えた問題
  • 勉強したはずなのに、忘れていた問題
  • そもそも解き方を知らなかった問題

この3つの割合で、期末でやるべきことが決まります。

1つ目と2つ目が多いなら、実力はあるのに仕上がりが足りなかった、ということです。この場合、期末で必要なのは新しい勉強ではなく、「スラスラ解けるまでくり返す」仕上げの時間です。ここは、6週間あれば確実に戻せます。

3つ目が多いなら、中間の範囲そのものがわかっていなかった、ということです。この場合、期末の範囲に入る前に、中間の範囲を「わかる」まで戻す時間が要ります。遠回りに見えますが、期末の範囲は中間の続きなので、これがいちばんの近道です。

中間の答案は、点数を見るものではなく、期末までの6週間の使い方を決めるための地図です。

 
仕分けてみたら、「忘れてた」がめちゃくちゃ多かった……。ちゃんと勉強したつもりだったのに。
NAO
それは朗報です!「忘れてた」が多いなら、わかる力はある。足りなかったのは仕上げの回数だけ。期末はそこを変えれば、一気に戻せますよ!

期末までの6週間の使い方

仕分けが終わったら、6週間をこう使ってください。期末の範囲に入るのは、2週目からで十分間に合います。

  • 最初の1週間は、中間の答案の×を仕分けて、スラスラ解けるまで解き直す
  • 2週目からは、授業で扱った問題をその日のうちに解き直す習慣を始める
  • 期末の2週間前までに、範囲のワークを解いて○×を仕分ける
  • 最後の2週間は、×だけをスラスラになるまでくり返す

中間で「忘れていた」が多かった子は、2つ目の毎日の解き直しで、忘れる前に固める形に変わります。「知らなかった」が多かった子は、1週目の戻る作業で、期末の範囲が「わかる」に変わります。

ご家庭での声かけも変えてください。「次はがんばりなさい」ではなく、「中間の×、どれくらい解けるようになった?」です。期末の点数は、中間の×がどれだけ消えたかで、かなりの部分が決まります。

そして、中間で落ち込んでいるお子さんに、ひとつ伝えてあげてください。中間の答案があるから、期末の対策は1学期より正確にできる、ということです。悪かった答案は、失敗の記録ではなく、次に伸びる場所の一覧です。

期末の勉強を始めるのは、中間の答案から学び終えてからで十分です。順番を守った子は、6週間で中間の落ち込みを取り返せます。

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中間から期末で、ここまで戻した子がいます

私はこれまで200人以上の中学生をサポートしてきました。中間の答案の仕分けから始めた子たちは、期末でこう変わっています。

中間から期末で戻した子の変化
  • 中3数学が、中間55点から期末83点にアップ
  • 中2社会が、中間63点から期末79点にアップ

数学55点だった子は、仕分けてみると「忘れていた」問題が半分以上でした。期末の範囲に入る前に中間の×をスラスラまで戻し、そのあと毎日の解き直しに切り替えて、期末で83点。範囲が難しくなっているのに、28点上がっています。

社会63点の子は、「知らなかった」より「うっかり」と「忘れ」がほとんどでした。仕上げの回数を増やしただけで、期末は79点。新しいことは、ほとんど何も覚えていません。

点数の差は才能や勉強量の差ではなく、勉強の質の差。中間が悪かったことは、質を変える最高のきっかけになります。

 
すぐ期末の勉強をさせるところでした。まず中間の答案からなんですね。
NAO
その順番が、6週間の価値を決めます!中間の答案は、お子さんに合った期末対策の設計図。捨てずに、一緒に開いてあげてください!

まとめ 期末の勉強は、中間の答案から始めてください

この記事のまとめ
  • 中間が悪かった直後に、期末の範囲に入らない。落とした理由が直っていない
  • 中間の答案を「うっかり・忘れ・知らなかった」の3つに仕分ける
  • うっかりと忘れが多いなら、必要なのは仕上げの回数
  • 知らなかったが多いなら、期末の範囲に入る前に中間の範囲へ戻る
  • 6週間の最初の1週間を中間の答案に使い、2週目から毎日の解き直しを始める

実は、中間で落とした点数は、勉強のやり方を正しく変えるだけで、期末までの短期間でも面白いほど戻ります。

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なぜなら、私自身がそれを身をもって経験してきたからです。

順調だった中学時代
  • 中学生時代はオール5、テスト450点超え
  • 自分は勉強の才能があると思ってた
  • 本当は塾に言われた勉強法のとおりにやっただけ
  • 偏差値70の高校へ入学
勉強に自信をなくした高校時代
  • 高校で塾に行かなくなり成績が急降下
  • 周りのレベルが高いためと思っていたが嘘だった
  • 全国共通模試でも偏差値50以下まで低下
  • なぜか阪大を受験し当然のように玉砕
  • 勉強の才能がなかったと気づく
勉強法の大切さに気づいた浪人時代
  • 浪人し、勉強法にもいろいろあると知り学び直す
  • 中学時代と高校時代での勉強法の違いに気づく
  • 中学時代の勉強法をベースに研究し勉強法を正す
  • 半年でE判定からA判定へ上がり阪大へ合格
  • 勉強は才能ではなく、やり方ではないか?
勉強法の威力を確信した塾講師時代
  • 塾講師や家庭教師として生徒にも勉強法を教える
  • 27点→73点、80点→90点超え連発、D判定→合格など劇的な成績アップ
  • 勉強は才能の問題ではなく、勉強法が大切と確信
  • 全ての人に勉強の才能はある
  • 生徒の「勉強って将来役立つの?」の疑問を研究したい想いが強くなる
子どもの将来のために「勉強法を今すぐ正すべき」だと確信
  • 商社、ベンチャーとビジネスの世界を渡り歩く
  • マネージャー、経営企画、人事の立場でビジネスパーソンの成功成長に向き合う
  • 成長し続けられる力こそ要だと確信を持つ
  • 正しい勉強法は、成長法則そのものだと気づく
  • そこが高学歴で仕事ができる人と、高学歴でも仕事が苦手な人の違いそのもの
  • 本質的な「正しい勉強法」は、今の成績にも、受験にも、将来にも必ず役立つと確信を持つ

勉強が伸び悩むのは才能ではなく、やり方が間違っているだけです。

テクニック的に勉強して、テストの点数や合格だけとっても、将来に役に立ちません。

本質的なやり方で正しく勉強できれば、成績は伸び、受験にも合格でき、何よりも将来に活きる力が身につきます。

勉強は才能ではなく、やり方の問題です。正しくやれば、誰でも面白いほど伸びます。

具体的にどうすれば勉強法を正せるのかを徹底的にご紹介します。お子様の成績アップのために、ぜひご活用ください。

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