
大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大へ逆転合格/勉強法を教えた生徒は「2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストの5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成/著書『成績があがる中学生の勉強法』『だから勉強ができない20の考え方』
中1まで英語は70点、80点と取れていた。単語テストは今も満点に近い。それなのに、中2の2学期に入ってから定期テストが50点台に落ちた。
本人は「単語は覚えてるのに、なんで」と首をかしげ、塾では「文法が難しくなる時期なので」と言われる。
英語は積み上げの教科だと聞くほど、ここで落ちたまま中3になるのが怖くなっている方は多いと思います。
塾で中2の英語を何年も見てきた元塾講師の立場から、単語は覚えているのに2学期に落ちる仕組みと、期末までに直す丸つけのやり方を、不安を感じている方にお伝えします。
先に結論をお伝えします。単語を覚える力は、何も落ちていません。
中2の2学期から、テストで採点されるものが単語から文の形に変わったんです。
不定詞、動名詞、接続詞、比較。1文が長くなり、語順の決まりが一気に増える時期です。
落ちた子の×を見ると、単語ではなく語の位置と形で落としています。
答え合わせを訳や単語ではなく、文の形でするだけで、期末テストまでに戻ります。
中1の英語で習う文の形は、be動詞の文、一般動詞の文、疑問文と否定文、過去形。1文は5語から7語です。
形が少ないので、単語さえ覚えていれば、形はなんとなくで点が取れました。単語テストで満点を取れる子が、定期テストでも取れていたのはこのためです。
中2の2学期には、不定詞、動名詞、接続詞、比較といった単元が続きます。学校によって順番は違いますが、どれも「語の形と位置の決まり」を増やす単元です。
toのあとは動詞の原形。動詞にingをつけて主語や目的語にする。becauseやwhenのあとに、もう1つ文が入る。比較級の作り方と、thanの位置。
1文に、この決まりが2つ3つ重なります。
単語を全部知っていても、1つの形を間違えれば、その文は×になります。
だから2学期の50点は、英語の力が落ちた結果ではありません。
単語の勉強はしていて、形の勉強をまだ始めていない点数です。覚えた単語は消えていませんから、形の練習が加われば、2つがそろって点になります。



英語のワークの答え合わせを、お子さんはどうしていますか。多くの子は、解答を見て、意味が合っていれば○にします。
I want play soccer.と書いても、「サッカーをしたい」と訳せているので、本人の中では○です。
toが抜けていることに、気づきません。テストでは、この文は×です。
私が塾で、2学期に落ちた中2の答案を見ると、×はいつも同じ種類に固まっていました。
どれも、単語を知らないから落としたのではありません。知っている単語を、正しい形と位置に置けなかった×です。
英文には、段階が3つあります。説明を聞いて「そうか」と思った段階、自分の手で正しく書けた段階、日をあけても迷わず書ける段階です。
塾ではこれを、わかる・できる・スラスラできると言い分けていました。
不定詞の説明を聞けば、「toのあとは原形」は誰でも分かります。でも、自分で文を書くときに原形になっているかは別です。
中2の2学期は、英語でこの段階の差が得点差になる最初の時期なんです。
×の文は、1回のワークで多くても10文前後です。1日15分で、期末までに全部の形が3回ずつ回ります。
単語テストが満点の子は、単語の時間を半分にしてください。空いた時間を、×の文の書き直しに回します。
2学期に足りないのは単語ではなく形なので、単語を増やしても、2学期の点数は戻りません。
×の文を見て、不定詞や比較の決まり以前に、主語と動詞の順番そのものが崩れているなら、戻る場所は中1の基本文です。
be動詞と一般動詞の文、疑問文、否定文を、教科書の最初から10文、何も見ずに書いてみる。
スラスラ書ければ戻る必要はなく、2学期の形だけ練習すれば足ります。
×を○に変える解き直しの回数と、「今の問題集の解説がスラスラ理解できるか」で戻る場所を決める判定基準は、無料の7日間講座で1日1テーマずつ具体的に解説しています。


中1まではそうでした。中2の2学期からは、知っている単語を正しい形で置けるかが点になります。単語の量と、2学期の点数は比例しません。
説明は、1回聞けば分かります。分かっているのに書けないのが2学期の×なので、聞く回数ではなく、何も見ずに書く回数で戻ります。
話す力と、紙に正しい形で書く力は、別の力です。定期テストが採点するのは後ろのほうです。
話せる子ほど、紙の答え合わせを意味でしてしまうので、形の×に気づきにくくなります。






塾で担当した中3の男の子でした。英語は中2の2学期に50点を切ってから、ずっと40点台。単語は今も覚えていて、単語テストは満点でした。
中3の9月の模試で、志望校はE判定。お母さんは「英語を捨てて他の教科で」と考え始めていました。
模試の答案を見ると、英作文と並べかえの×の8割が、不定詞、動名詞、接続詞、比較の形のずれでした。単語で落とした問題は、ほとんどありませんでした。
中2の2学期に始まったずれが、1年間そのまま残っていたんです。
やったのは、中2の教科書の不定詞から比較までの基本文を、形で答え合わせをしながら白い紙に書くこと。
×の文だけを3日後にもう一度。単語の勉強は半分に減らしました。
12月の模試で英語の偏差値は60に届き、E判定だった志望校に合格しました。中2の2学期に同じことをしていれば、2週間で済んだ内容です。









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