大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大に合格できた経験を元に開発した独自の勉強法を教えた生徒は「たった2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストで5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で志望校への逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成
「勉強したくない」と思うのはなぜ?原因と具体的な解決策を教えます!
勉強しなきゃいけないとは思うけど、もう勉強したくない。
こんなふうに思ってしまうことってありますよね。
でも、「勉強したくない」と思うのは悪いことではありません。
むしろ私は、今の学校教育では、「勉強したくない」と思ってしまうことは当たり前なんじゃないかと思っています。
どうして「勉強したくない」と思ってしまうのか。勉強したくない時はどうすればいいのか。
「勉強したくない」の原因と解決策を解説します。
「勉強したくない」と思ってしまう原因
「勉強したくない」
こう思ってしまう原因は、「なんのために勉強をするのかわからないから」です。
勉強はスポーツにおける「トレーニング」のようなものです。
何のスポーツをやるのかも知らないまま、「トレーニングとして、毎日10km走りなさい」と言われたらどうでしょうか?
何の役に立つトレーニングなのかわからないので、嫌ですよね。たとえ運動が好きな人でもやる気がみなぎることはないはずです。
でも、今の学校教育の現状では、何に役立つのかわからないままトレーニング(勉強)をしている人がとても多いです。
「勉強したくない」と思ってしまうのは、勉強が「何の役に立つのかわからないから」なんです。
「勉強したくない」なら、本気で叶えたい「自分の夢」を見つける
「トレーニングとして、毎日10km走りなさい」
これは「やる気がでないトレーニング」として例に出しました。
しかし、このトレーニングをヤル気満々で取り組んでいる人がいます。陸上の長距離選手です。
陸上の長距離選手は、「長距離走で早くなりたい」と本気で思っている人たちです。
だから、1秒でも早く走れるようになるために、毎日トレーニングしています。10km以上走っている人もたくさんいます。
人は「達成したい目標」があれば、頑張れるんです。頑張れないのは、本気で達成したいと思っていないからです。
もし、「勉強したくない」と思っているのなら、勉強が役に立つような「夢」がないのではないでしょうか。
もしくは、なんとなく「弁護士になりたい」と思っているけど、その夢を「本気で叶えたい」と思えていないのかもしれません。
「勉強したくない」を解決するためには、本気で叶えたい「自分の夢」を見つけることが大切です。
夢を見つけるのもカンタンじゃない
「勉強したくない」を解決する具体的な方法は「自分の夢を見つけること」ですが、「自分の夢」を見つけるのってカンタンではないです。
「何がやりたいかわからない」と思っている人は大人であっても、とても多いです。
夢を見つけるのが難しい理由は、「自分が知っていること」しか「やりたい」と思えないからです。
例えば、「将来、クリケットの選手になりたい!」と本気で思っている人って少ないですよね。私の周りにはこれまで一人もいなかったです。
クリケットとはインドで大人気の野球に似たスポーツで、インドのクリケットリーグのトップ選手の年収は30億円ほどです。年収だけで見ると、日本のプロ野球選手以上です。めちゃくちゃすごくないですか。
でも、日本では「プロ野球選手になりたい!」と思う人は多いですが、「プロのクリケット選手になりたい!」と思う人はほぼいないです。理由は、ほとんどの人が「クリケット」を知らないからです。知らないから、なりたいとも思えないんです。
これは、他の「将来の夢」にも当てはまります。
- フードスタイリスト
- データアナリティスト
- レースエンジニア
こういった職業はそもそも知らないと思います。だから、「なりたい!」とは絶対に思えません。
また、
- 営業
- マーケティング
といった職業は「聞いたことがある」かもしれませんが、具体的に何をやっているのかはよくわからないことが多いです。だから、「なりたい!」とは思いにくいです。
逆に何をやっているのかが日常生活からもわかりやすい、
- Youtuber
- パティシエ
- ゲームクリエイター
- 医師
といった職業は「なりたい職業」のランキングで上位になるんです。
知っている職業に「なりたい!」と思えることがあればラッキーですが、そうでない人がほとんどです。
世の中のことをたくさん知らなければ、「本当に叶えたい夢」は見つけにくいんです。
「勉強したくない」と思ったら、今の勉強は休んでOKです。
そのかわりに、「夢」を見つけるために世の中の勉強をしてみることをおすすめします。例えば、「職業一覧」と検索するだけでできます。
まとめ
今やっている「数学」や「英語」といった「勉強」は将来必ず役に立ちます。でも、どんなふうに役に立つかわからないです。
だから、「将来どうなりたいのか」という「夢」をはっきりさせておくことで、役に立つイメージがわきます。
例えば、数学で身についた「論理的思考力」はどんな職業にも役に立ちますが、プロ野球選手になって、目標から逆算して論理的にトレーニング方法を組み立てている姿をイメージできることで、より「論理的思考力を身につけたい!」と思えるようになります。
「勉強したくない」と思ったら、「今の勉強」からは離れて、将来の夢を見つけるための「勉強」をしてみてはどうでしょうか。