大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大に合格できた経験を元に開発した独自の勉強法を教えた生徒は「たった2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストで5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で志望校への逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成
個別指導塾選びで失敗しないための5つのポイント【元塾講師が解説】
個別指導塾を探しているけど、どうやって選べばいいの?
こんな悩みにお答えします!
「子どもの成績アップのために、個別指導塾を検討しているけど、どうやって選べばいいのかわからない」
とお悩みの保護者様は多いと思います。
塾は授業料も高額で、お子様の時間もたくさん使います。絶対に失敗したくないですよね。
そこで、個別指導塾で講師として実際に働いていた経験を活かして、個別指導塾を選ぶ際の5つのポイントを徹底解説します。
塾選びのための参考にしていただけると嬉しいです!
「元」講師なので、忖度なしでぶっちゃけます!笑
個別指導塾選びで失敗しないための5つのポイント
個別指導塾選びで失敗しないためのポイントは次の5つになります。
- そもそも個別指導塾が合うのか?
- 本当に個別指導塾か?
- 勉強法を教えてもらえるか?
- 学習計画を立ててもらえるか?
- 自習室などの授業外でのサポートはあるか?
順に紹介していきます。
1.そもそも個別指導塾が合うのか?
1つ目は「そもそも個別指導塾がお子様に合うのか?」という点です。
個別指導塾は誰にでも絶対に合うわけではないため、合わない生徒にとってはどんなにいい個別指導塾を選んでも意味がなくなってしまいます。
個別指導塾のポイントは「一方通行の授業ではなく、細かく悩み相談に乗れる」という点です。
そのため、次のような生徒は個別指導塾が合うでしょう。
- 学校の授業についていけない
- 学校の宿題を一人で進められない
- 勉強に対するやる気がわかない
- 勉強で何でも相談できる人が欲しい
これらに当てはまっている場合は、個別指導塾を検討しても後悔しないです。
逆に全く当てはまっていない場合は、個別指導塾ではない他の学習スタイルを検討したほうがいい可能性があります。
特に自主的に自宅学習ができたり、集団授業に十分ついていける学力がある場合は、個別指導塾よりも通信教育や集団塾のほうが成績が伸びる可能性もあります。
次の記事で、他の学習スタイルと比較して解説していますので、合わせて参考にしてください。
2.本当に個別指導塾か?
2つ目の選ぶポイントは「本当に個別指導塾か?」という点です。
「個別指導塾」と名がついていても、実態は5~6人の少人数制の授業スタイルである塾がたまにあります。
でも、そうなると、「自分に合わせて相談に乗ってくれる」というイメージの個別指導ではなくなってしまいます。
私はテスト直前期限定でのテスト対策特訓で特別に数名同時に学習サポートをしたこともありましたが、そこでの体感的には通常期に「3人以上」を同時に教えるのは厳しいです。
授業中に勉強内容に対する生徒の理解度をしっかり観察したり、わからないポイントのサポートに細かく対応するには、どう考えても2人が限界です。
3人以上の少人数制では、料金が安くなっているパターンも見られますが、その分個別指導のメリットは薄れてしまいます。
個別指導塾を選ぶ際には「同時指導は2人まで」で探したほうが失敗しにくいです。
3.勉強法を教えてもらえるか?
3つ目のポイントは「勉強法を教えてもらえるか?」という点です。
塾探しの際に間違えてはいけないことが「塾の授業中だけでは成績は上がらない」ということです。
塾に毎日通う人はかなり少数派です。そのため、塾の授業は1週間のうち、ほんの2~3時間しかないことになります。
その時間だけでは、学校で毎日5時間以上習ってくる勉強内容を全てカバーするのは不可能です。
だから、個別指導塾であっても、成績が上がるのは「宿題」つまり「自宅学習」の時間になります。
授業中に、宿題のモチベーションアップをしてくれたり、宿題のやり方までしっかりサポートしてもらえないと、上手く宿題を進めることができません。
そうすると「塾に行っているのに成績があがらない」という事態に陥ってしまいます。こんな失敗は絶対に避けたいです。
入塾時の説明で、その塾の指導スタイルを説明してもらえます。
「自宅学習についてもフォローしてくれそうかどうか」をチェックすることは失敗しないための大きなポイントです。
4.学習計画を立ててもらえるか?
4つ目は「学習計画を立ててもらえるか?」という点です。
3つ目のポイントとも少しかぶりますが、成績アップのためには自宅学習の進め方がとても大切です。
そのため、宿題でどんなことをやればいいのか、きちんと計画を立ててもらう必要があります。
ただ、個別指導塾の中には「質問対応」に特化した塾もあります。
生徒がわからない問題を持ってきて、その問題の解説をしてくれるというスタイルです。
このスタイルでは、学習計画を考えなくて済むので、塾講師側がラクになります。そうすると経営としてはコストが安くて効率的に塾運営ができるため、そのスタイルになっているのかと思います。でも、これは生徒のためには全くなっていません。
わからない問題の答えを教えてくれるだけなら、わかりやすい問題集の解説を読めばOKです。塾に行く必要はありません。
成績アップのためには、「自宅学習で何をどうやって勉強するべきか」をきちんと教えてもらう必要があります。
勉強が苦手なうちは、自分自身でそれがわかりません。だから、個別指導塾に通う必要があるんです。
それなのに、生徒自身が持ってきた問題だけを授業で扱っていたら、いつまで経っても正しい学習計画にはなりません。
塾の学習スタイルの説明を聞く際には、「講師がきちんと学習計画を立てて、引っ張っていってくれるか?」をチェックするようにしてください。
塾講師が成績アップに向かって引っ張っていってくれない塾は、個別指導塾としてはあまりおすすめできません。
5.自習室などの授業外でのサポートはあるか?
最後のポイントは、「自習室などの授業外でのサポートはあるか?」ということです。
これまでお伝えしているように、成績アップには「自宅学習」が不可欠です。
でも、なかなか家では勉強できないというお子様は多いです。
そういうお子様のために、自習室を無料で開放している個別指導塾も多いです。
「塾で早い時間帯に授業を受けて、そのまま自習室に残って宿題を進める」
こういったスタイルで勉強できるので、勉強時間をきちんと確保しやすくなります。
また、自習中のわからない問題の質問サポートをサービスでやってくれる塾もあるため、そういった環境で勉強ができるとさらに成績が上がりやすくなります。
良い個別指導塾を選ぶには、授業中以外のサポートも充実しているかチェックしてみてください。
失敗しない個別指導塾の選び方まとめ
個別指導塾選びで失敗しないポイントをおさらいすると次の5つになります。
- そもそも個別指導塾が合うのか?
- 本当に個別指導塾か?
- 勉強法を教えてもらえるか?
- 学習計画を立ててもらえるか?
- 自習室などの授業外でのサポートはあるか?
これらの選ぶポイントもふまえて、「体験授業」は必ず受けることをおすすめします。
入塾後に塾を一番使うのは保護者様ではなく、生徒自身です。
「生徒自身がここで勉強をがんばろうと思えるか」は塾のスペック以上に大切になります。
- 先生が好き
- 教室の雰囲気が好み
- 自習室の環境がいい
など、お子様自身にしかわからない好みがあります。
紹介したポイントを参考に、体験授業を受けながら「ここだ!」と思える素敵な塾を見つけてください。