英語が苦手な中学生にありがちな5つの原因とは?苦手克服のための効率的な勉強法も合わせて解説

この記事を書いた人
NAO / 家庭学習法アドバイザー

大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大に合格できた経験を元に開発した独自の勉強法を教えた生徒は「たった2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストで5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で志望校への逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成

 

英語ができない…

NAO

こんな悩みにお答えします!

「英語が嫌い」「英語ができない」と悩んでいる中学生はとても多いです。

勉強しているのに英語ができるようにならないと「英語の才能がないのかな?」と不安になってしまいますよね。

でも、英語は「勉強すれば必ずできるようになる科目」です。苦手になってしまうのは「原因」があります。それを正せばOKです。

英語が苦手になってしまう5つの原因得意にするための勉強法を詳しく紹介します!

目次

英語が苦手な中学生にありがちな5つの原因

 

英語ができない・・・

NAO

そんなときは、「よくある原因」から対策しましょう!

英語ができない理由は「才能がないから」ではなく、「勉強方法が間違っているから」です。

間違っている部分、つまり、「英語ができない原因」を正せば、誰でも英語は得意にできます。

中学生が英語を苦手になってしまう原因の多くは次の5つです。

英語が苦手な中学生にありがちな5つの原因
  1. 英単語を覚えていない
  2. 英文法が理解できていない
  3. 英作文を丸暗記している
  4. 長文読解をなんとなく解いている
  5. 練習量が足りない

順に解説します。

1.英単語を覚えていない

1つ目のよくある原因は「英単語を覚えていないこと」です。

This is a pen.

この文章の意味がわかる人はとても多いです。「これはペンです。」という文章で、カンタンですよね。

でも、次の文章はどうでしょうか。

This is a carnivore.

penがcarnivoreに変わった以外は「This is a pen.」と全く同じです。

でも、この文章は一気に難しくなります。「うわ、英語わからない…」という印象を受けるのではないでしょうか。

難しい理由は、carnivore(=食虫植物)という英単語に私たちが馴染みがないからです。

でも、carnivoreの意味を知った今なら、

This is a carnivore.
=これは食虫植物です。

とカンタンに訳せますよね。

英単語は才能ではなく「ただ知らないだけ」なので、覚えるだけで実力はアップするものです。

でも、覚えている単語の数が少ない時に、知らない単語に出会うと、一気に難しく感じてしまいます。

「英単語を覚えていないこと」は英語が苦手と感じてしまう一番の原因になりやすいので注意が必要です。

2.英文法が理解できていない

2つ目の原因は「英文法が理解できていないこと」です。英文法も英単語と同様にとても大切なポイントです。

英文法は英語という言葉のルールのことで、英語はルールがとても大切な言語なんです。

日本語では単語の順番が変わっても意味が伝わりますが、英単語の順番が変わると、意味が伝わらなくなるんです。

次の例を見てみましょう。

単語の順番を変えた文章(日本語)
  • トムがテニスをする
  • テニスをトムがする
  • トムがするテニスを

日本語だと全て意味はわかりますよね。しかし、英語は正しい順番のもの以外は意味がとれなくなります。

単語の順番を変えた文章(英語)
  • Tom plays tennis. (トムがテニスをする)
  • Tennis plays Tom.(テニスがトムをする)
  • Plays Tom tennis.(プレイがテニスをトムする)
  • Tennis Tom plays.(テニスがプレイをトムする)

正しい順番の文章以外は全く意味のわからない文章になってしまいます。

英語と日本語の大きな違いは「が、を、は、に、」と、主語など表す助詞があるかないかです。

英語には「が」や「は」といった助詞がないので、順番で主語を表しています。

だから、英文法が理解できていないと、たとえ単語を知っていても意味がわからなくなることが多いんです。

英文法を理解していない時は、英語ができないのがあたりまえなので、きちんと覚えていくことが大切です。

3.英作文を丸暗記している

3つ目の原因は「英作文を丸暗記していること」です。英文法を無視した丸暗記は、応用がきかなくなってしまうんです。

例えば、次のような英作文を全く理解せずに暗記した場合です。

「ケンはとても上手に泳げます。」
=Ken can swim very well.

この英作文を丸暗記した人は、全く同じ問題なら解けますが、次のように少し変えられるとできません。

「トムはとても上手に歌えます。」
(答えは”Tom can sing very well.”)

同じ「助動詞」を使った英作文です。

文法をきちんと理解している人にとっては、主語と動詞の単語が変わっただけなので、その部分を変えれば正解できます。

でも、文法を理解せずに丸暗記してしまったら、「似ている問題であること」がわからず、正解することができません。

英語は単語と文法の両方を使いこなせることが大切なので、英作文の思考停止の丸暗記はNGです。

4.長文読解をなんとなく解いている

4つ目の原因は「長文読解をなんとなく解いていること」です。

英語長文の問題は、問題を解いて丸付けするだけでは効果が薄いです。

問4の答えは(イ)の選択肢だ!

などと覚えたとしても、長文や問題が変わってしまえば、全くできなくなってしまいます。

英語長文で見られている実力は

「英単語」と「英文法」の知識を使って、正しく読めるかどうか

という点だけなんです。

英語長文の問題は和訳さえできれば、小学生レベルの国語力で解くことができます。

問題を適当に解くのではなく、「長文を訳すことができるか」をチェックしながら取り組むことが大切です。

5.練習量が足りない

5つ目の原因は「練習量が足りないこと」です。

練習量を積むことは、英語に限らず、全ての教科で大切なことです。

でも、英語は特に練習量が大切になってくる教科です。

英作文や英語長文は「英単語」と「英文法」の基本的な知識を使って解いていきます。

そのためには、知識をただ知っているだけではなく、使いこなせるようになっていることが大切なんです。

スポーツでルールを覚えても上手くならないのと同じように、ルールを覚えて、練習して始めて身についていきます。

  • 単語も覚えている
  • 英文法も理解できている
  • でも、なぜか英語長文と英作文ができない

という場合は「練習量」を疑うことが大切です。

英語が得意になる中学生の正しい英語勉強法

 

英語を得意にするためには何からやればいいの?

NAO

次の勉強法を試してみてください!

ここまで英語が苦手になる5つの原因を紹介しましたが、「どれも当てはまっているような気がして、何からやればいいかわからない」という中学生も多いと思います。

そこで、塾でも教えていた「英語の苦手克服勉強法」をステップごとに紹介します!

ステップ1:単語を覚える

はじめのステップは「英単語を覚えること」です。

まずは、これまでの学習範囲の英単語をマスターしていきましょう。

英単語帳は学校で使っているものでOKですが、持っていない場合は下記の英単語帳がおすすめです。

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英単語を覚えるコツは「5回以上書き直すこと」です。

例えば、「意味する/mean」という単語を覚えたければ、

①日本語の「意味する」だけを見て、
②mean、mean、mean、mean、meanと5回以上ノートに書く

という方法がおすすめです。

英単語を見ながら書いても覚えられません。大切なのは、「英単語を見ないで書くこと」です。

見ないで「思い出しながら」ノートに書くことで、記憶が定着していきます。

単語を覚えるのに近道はありませんが、「見ないでたくさん書くこと」が最速の方法です。

ステップ2:英文法のワークでルールを覚える

これまでに習った英単語をある程度覚えられたら、次は英文法のワークを始めていきます。

英文法の勉強では、参考書を読んだり、Youtube動画を見るだけにしてしまう人も多いですが、きちんとワークで問題を解くことが大切です。

問題を解いて、正解か不正解かをきちんとチェックすることで「わかったつもり」を防ぐことができます。

ワークで間違えた問題は必ず5回以上解き直して徹底的に身につけていきましょう。

英文法は英単語とともに「英語学習の土台」になります。

なんとなくではなく、確実に固めていくことが大切です。

ステップ3:英作文は文法を理解した上で、暗記する

英単語と英文法が固まってきたら、英作文に移っていきます。

問題集の「日本語を英語になおしなさい」といった、文章をまるごと英語に直す問題を徹底的にやり込みます。

英文法の問題と同様に、間違えた問題は必ず5回以上解き直して覚えていきます。

その時に大切なのが、「英文法をきちんと理解した上で、英文を覚える」ということです。

英文法を理解せずに解き直しをしても、別の単語に変わった時に応用が効かなくなってしまいます。

英作文の問題は、答えだけでなく「なぜその英文が答えとして正しいのか」という解説をきちんと読み込みながら解き直しをすることがコツになります。

ステップ4:長文読解は問題の解き直しだけでなく、全訳する

最後のステップは「英語長文のトレーニング」です。

長文読解のコツは問題を解き直しするだけでなく、「英語長文の全訳をすること」です。

長文読解の問題の難しさは「問題にで聞かれている問い」ではなく、「英語長文が読めるかどうか」です。

実際に次の問題を考えてみてください。

次の文章の下線部「それ」とは、何のことですか。

ジュンコは東京の高校生です。
彼女は英語が好きで、将来旅行ガイドになりたいと思っています。
4月にルーシーという英語を話すカナダ人の生徒が転校してきました。
ジュンコはそれがとても嬉しかったです。

答えはもちろん「ルーシーという英語を話すカナダ人の生徒が転校してきたこと」です。

実はこの文章は、東京都の公立高校入試で2018年に実際に出題された英語の問題を日本語に直したものです。(※長文問題のため、一部編集しています。)

高校入試レベルの英語長文であっても、「問題で聞かれていること」はそれほど難しくありません。英語が読めさえすれば、誰でも解くことができるようなレベルです。

英語長文読解をマスターするためには、問題の解き直しだけでなく、英語長文をノートに和訳して、解説の全訳どおりに訳せていない部分は何度もやり直ししてトレーニングすることが大切です。

さいごに

英語は積み重ねの教科です。

苦手な人は必ずどこかのタイミングで「積み残し」があります。それをつぶせば必ず苦手は克服できます。

英語のトレーニングのためのおすすめ問題集は下記記事でも詳しくまとめていますので、よろしければ参考にしていただけると嬉しいです。

また、英語の苦手克服を最速で進めたい場合は、「通信教育教材を利用すること」もおすすめの勉強法です。

上記の「正しい勉強法のステップ」が通信教育の「学習カリキュラム」として自動的に組み込まれているので、安心してトレーニングを続けることができます。

下記で具体的なおすすめ教材を紹介していますので、学習方法に不安があるご家庭は無料体験セットから試してみることをおすすめします。

英語は才能ではなく、正しく勉強すれば誰でもできるようになります。

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NAO

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NAO / 家庭学習法アドバイザー

大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大に合格できた経験を元に開発した独自の勉強法を教えた生徒は「たった2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストで5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で志望校への逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成

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