大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大に合格できた経験を元に開発した独自の勉強法を教えた生徒は「たった2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストで5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で志望校への逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成
勉強できる人だけがやっている目標の立て方とは?【効果的な目標設定のコツ】
勉強ができるようになるためには「目標設定」がとても大切です。
ゴールがないマラソンより、ゴールが明確なマラソンのほうが頑張れますよね。
しかし、どうやって「目標」を設定すればいいのか、そのやり方を教わるチャンスは少ないです。
そこで、多くの受験生の合格をサポートしてきた塾講師としての経験から、効果的な勉強目標の立て方を解説します。
心から「達成したい!」と思う目標を設定する
やる気があふれてくる効果的な目標の立て方は、心から「達成したい!」と思える目標を立てることです。
- 「次のテストで70点取りたい」
このような目標を立ててしまいがちですが、やる気が出ない人が多いです。なぜなら、「本当に達成したい!」と思っていないから。
- 「将来、カッコいい車を作れるエンジニアになりたい!!そのために、〇〇大学に入りたい!!だから、次のテストでは70点取れる実力になりたい!!」
こんな立て方だったら、ちょっとやる気が出てきませんか?
効果的な目標は「達成したい!」と本気で思える目標のことです。
目標の立て方(前編):「将来どんなことをしていたい?」と考えてみる
本気で「達成したい!」と思える目標を立てるために、「将来どんなことをしていたいか?」と考えてみてください。
- 車を作れるエンジニアになりたい!
- 野球選手になりたい!
- Youtuberになりたい!
- モテたい!
など、なんでもOKです。
ポイントとしては、勉強のことは全く考えなくていいことです。
無理やり勉強に関係する夢を考えてしまっては、「本当に叶えたい夢」ではなくなってしまいます。
「勉強するために、勉強している」のではなく、「将来の幸せのために勉強している」なんです。
もし、勉強が全く関係ない「本当に達成したい夢」があるのなら、勉強なんてしている場合じゃありません。
自分の幸せのために、勉強よりも大切なトレーニングをすべきです。
いったん、勉強のことは全く考えずに「将来どんなことをしていたいか」を考えてみましょう。
目標の立て方(後編):将来の夢のためにはどうすればいいか考える
「将来の夢」を考えたら、実際に目標を設定します。
具体的には「将来の夢を達成するためにはどうすればいいか」を逆算して考えていきます。
例えば、「野球選手になりたい!」という目標で考えてみましょう。
- まず、プロ野球選手になりたいなら、高校野球や大学野球で活躍して、スカウトされる必要がありますね。
- そのためには、スカウトの目にとまりやすい有名高校や有名大学でプレーができると効果的です。
- そのためには、学校に入学する必要があります。
- スポーツ推薦と言えど、入学試験で最低ラインの点数が設定されています。
- だから、勉強の目標は「入学試験で合格点をとれる実力をとること」になります。
その学校の偏差値が55程度であれば、「模試の点数で65点以上をとる!」と言った具体的な目標が設定できます。
- 何も考えずに「模試で良い点をとる!」という目標を立てる
- 「将来の夢の達成のために、65点以上とる!」という目標を立てる
どちらの目標のほうがやる気が出るかは明らかですよね。
「将来の夢につながっているんだ!」と実感がわくような目標を設定すると、やる気がグングンと湧いてくるようになります。
将来の夢がない人はどうすればいい?
もし、まだ将来の夢がない場合は「将来の夢を見つけるため」という目標で勉強してみるのがおすすめです。
こう思ってしまうのは、将来やりたくなることを「まだ知らないから」なんですよね。
- 「ウェブ解析士」という職業を知らない人は「ウェブ解析士になりたい!」とは思いません。
- 「ベアリング」という機械部品を知らない人は「最高のベアリングを作りたい!」とは思いません。
今知っている中でやりたいことがなくても、必ずやりたいことが見つかります。
そのために、「たくさんのことを知る」という意味で勉強が必要です。
自分が幸せになるために、「将来何をしたいか」を考える材料を探しに行ってみてください。
まとめ
「やらなきゃいけないから」
こう考えるのはもったいないです。
極論、本当に勉強が意味がないなら、勉強しなくてOKだと私は思います。
しかし、勉強することが意味がないような夢はないです。
- 漫画家は漫画の書き方を勉強します。
- Youtuberは収益の上げ方や動画の編集技術を勉強します。
- サッカー選手は戦術やトレーニング方法を勉強します。
どんな世界でも一流は勉強しています。
ただ、夢を達成するための勉強は、やる気がどんどん出てきます。