大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大に合格できた経験を元に開発した独自の勉強法を教えた生徒は「たった2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストで5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で志望校への逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成
勉強の仕方がわからない中学生が今すぐやるべき効率のいい勉強法9選
中学生の勉強は小学校に比べてとても難しくなってしまうので、勉強しているのに上手く行かないと悩んでしまう中学生や保護者様はとても多いです。
でも、勉強は「正しい方法」でやれば、必ずできるようになります。
私は塾講師として多くの中学生の成績アップをサポートしてきましたが、ほとんどの生徒が「効率のいい勉強法」を教えるだけで、グングンと成績を上げていってくれました。
学校では「勉強」は教えてくれますが、「勉強のやり方」は教えてくれないんですよね。
正しい勉強のやり方は実は単純です。今すぐにやってほしい、特に効果の高い9つの「効率的な勉強法」を厳選紹介します!
勉強の仕方がわからない中学生が今すぐやるべき9つの効率的な勉強法
中学生が今すぐやるべき「効率的な勉強法」は次の9つです。
- 心から目指せる目標を決める
- 学校の授業中にできる限り覚えてしまう
- 授業でわからない内容はすぐに復習する
- 土日に「今週の10分テスト」をする
- カッコつけずに「小学校」の復習をする
- テスト勉強は2週間前から始める
- テスト3日前からは「解き直し」だけを行う
- テスト前日は復習テストをする
- 間違えた問題は必ず5回以上解き直しをする
順に詳しく紹介します。
勉強法1.心から目指せる目標を決める
勉強を効率的に行うには「心から目指せる目標」を決めることが効果的です。
ここで大切なのは「心から」という部分です。
- 「テスト30点から45点にする」
- 「毎日勉強を1時間やる」
こういう無機質な目標はNGです。
「本人が達成したいこと」ではなく、「ノルマ」のようになってしまうからです。
生徒本人の「やりたい!」「達成するんだ!」という気持ちがなければ、勉強は続きません。
- 「高校野球を頑張りたいから、〇〇高校に入りたい!そのために、テスト70点以上取る!」
- 「テスト90点以上を取って、クラスで尊敬されたい!」
- 「お母さんに自転車を買ってもらう約束をしたから、次のテストは絶対80点以上取るんだ!」
こんな「やりたい!」と思える目標だったら、自発的に勉強を頑張ってくれます。
私は塾講師として生徒と「夢」や「好きなこと」の話をよくしていました。
みんな自分の好きなことの話なら目をキラキラさせながら、話してくれるんです。
勉強が嫌いなのは、「自分の夢とリンクしていないから」なんです。
「勉強を頑張れば、夢が達成できる」と心から思えるような目標を決めることが効率的な勉強の第一歩です。
勉強法2.学校の授業中にできる限り覚えてしまう
勉強を効率的にする2つ目の方法は「学校の授業中にできる限り覚えてしまう」ということです。
学校の授業時間を「勉強時間」にすることで、毎日6時間近くの勉強時間がプラスされます。
「平日に何時間勉強していますか?」
と質問した時に、「1時間」や「2時間」と答える中学生が多いですが、もったいない考え方なんです。
平日に家庭学習で1-2時間勉強するのってかなり大変ですよね。
家庭学習ができなくても、学校で勉強すればいいんです。
「あんまり勉強していないようなのに、どうして成績がいいんだろう?」
クラスの優等生ほど、このような疑問を感じられます。
この原因は「才能」の違いではありません。
優等生は学校の授業時間を「勉強時間」にできているんです。
- 学校で毎日6時間勉強している子
- 家だけで毎日30分勉強している子
どちらが成績が良くなるか一目瞭然ですよね。
勉強ができていない子は学校の授業時間を上手く活用できていません。
「授業を聞いて、黒板をノートに写す」という「作業」をしてしまっているんです。
「授業中にできる限り覚えてくること」を意識するだけでも、勉強がグッとできるようになります。
勉強法3.授業でわからない内容はすぐに復習する
勉強を効率的に行う3つ目の方法は「授業でわからない内容はすぐに復習する」ということです。
わからない内容をそのままにしてしまうと、次回の授業もわからなくなってしまいます。
授業が理解できなければ、2つ目に紹介した「学校の授業でできる限り覚えること」ができませんよね。
わからない内容があった日は出来るだけその日のうちに復習して、次回授業がわかる状態にしておきたいです。
平日が忙しい場合でも、その週の土日には復習しておきたいです。
もし、自宅用の教材をお持ちでない場合は、次の記事でおすすめの問題集を紹介していますので、ご参考ください。
「授業中に理解して覚える」ができれば、学校の授業時間6時間がそのまま勉強時間としてプラスされます。
勉強法4.土日に「今週の10分テスト」をする
勉強を効率的にするために、「土日に今週の確認テストをする」ということも効果的です。
わからないことはすぐに復習しましょう!と説明しましたが、「わかったつもりだった(けど、実はわかっていなかった)」ということってよくあります。
「わかったつもり」があると、授業が突然わからなくなるので、勉強に自信がなくなってしまうんです。
「わかっているつもり」をなくすために、絶大な効果を発揮するのが「テスト」です。
例えば、定期テストでは「わかったつもりだったのに…」と思うような問題で失点してしまい、自分の実力に気づけますよね。
これを毎週やったら、かなり実力アップできます。
テストと言っても、今週学校で解いた問題をもう一度解いてみるだけでOKです。
毎週10分やるだけでも全然違いますので、ぜひ実践してみてください。
勉強法5.カッコつけずに「小学校」の復習をする
勉強がわからない時は、「わからない内容まで徹底的に戻ること」が大切です。
例えば、「オレは中学3年生なんだから、小学校の分数の復習とかやってられない!!」と、カッコつけてしまうと一生数学ができるようになりません。
中1の方程式がわからない人は、中2の連立方程式もわかりませんよね。
それと同じように、小学校の算数がわからない人は、中学校の数学もわからなくなるんです。
「数学がニガテ」という子は多いですが、ほとんどの人が小5~中1の夏くらいまでの内容でつまづいてしまっているだけです。
今までの勉強がわからないまま背伸びして、「中3の応用問題」の宿題を頑張っても、できるようにはなりません。
できないのは当然なんです。
基本的なフォームができていないのに、プロ野球のピッチャーの球でバッティング練習をしているようなものです。
とても効率が悪い練習方法ですよね。当然打てないので、「野球はつまらない…」と思ってしまいます。
- 分数がわからないなら、分数を練習する。
- 正負の数がわかろないなら、戻って復習する。
回り道のように思いますが、「わからないところにきちんと戻って学習すること」は最も効率的な勉強法です。
勉強法6.テスト勉強は2週間前から始める
テストの点数を上げたい場合は、テスト勉強を2週間前から始めると劇的な効果があります。
ほとんどの中学生はテスト勉強を「1週間前」から始めています。
部活が休みになるのがだいたい1週間前なので、「テスト勉強は1週間やるもの」と思いこんでしまっています。
しかし、断言できますが、中学校のテスト勉強は1週間では時間が足りません。
テストの点数が悪い原因はほぼ「勉強不足」と言えます。
- 授業では理解できていたのに、テストだと忘れていた
- 応用問題が最後までわからなかった
- 最後まで解く時間が足りなかった
これらは全て、準備時間をきちんと取っていれば、克服できます。
- 何度も何度も解き直しをすれば、絶対に覚えられます。
- わからないところまで戻って、ひとつずつ段階的に理解していけば、応用問題はできるようになります。
- 何度も練習すれば、解くスピードは速くなります。
テストの点数は「準備時間」で9割結果が決まります。
テスト勉強は最低でも2週間前から始めるようにすることで、効率的に成績を上げることができます。
勉強法7.テスト3日前からは「解き直し」だけを行う
テストの点数を効率よく上げるためにおすすめな方法が「3日前からは解き直しだけを行う」ということです。
ポイントは解き直し「だけ」という部分です。
テストでありがちな失敗が「勉強したのに覚えてなくて、正解できなかった」というミスです。
もう一度解き直していれば、絶対に正解できたような問題なので、とてももったいないですよね。
実はこういう失点は、「全て正解だったら10点以上上がったのに!」というくらい積み上がっています。
テスト3日前からは解き直しに徹することで、このようなミスをなくすことができます。
テスト3日前までには、提出物やテスト範囲の勉強を終わらせて、しっかり解き直しをしてみてください。
前回より10点は上がるはずです。
勉強法8.テスト前日は復習テストをする
テストでミスをしがちな子は、テスト前日に復習テストをするとミスをグッとなくせます。
テストでミスをしてしまう原因は主に2つです。
- 残り時間に焦ってしまったこと
- 自信がなくて迷ってしまったこと
これら2つに対して、前日の復習テストが効果的なんです。
やり方は、問題集の「章末まとめ」などのまとめページを使って、時間を測りながら解くだけです。
時間は1ページあたり30分で測ってください。
このテストをすることで、2つの効果があります。
- 自分の今の解くスピードを把握でき、当日に焦ることがない。(間に合わない問題は間に合わないと理解できるので、無理に急がないようになる。)
- 勉強した問題に対して実際に正解することで、当日も自信を持って正解できる。
「なんだかケアレスミスが多い」
「詰めが甘い」
とお思いの場合は、ぜひ試してみてください。
勉強法9.間違えた問題は必ず5回以上解き直しをする
「どうしても覚えられない」
と悩む子におすすめな方法が「間違えた問題は必ず5回以上解き直すこと」です。
「覚えられない」という子の99%は「解き直し不足」です。これは、塾講師としての経験から断言できます。
ほとんどが、
- 答えを見て、納得するだけ
- 1回解き直しただけ
です。
数日後も覚えているためには、5回以上は解き直しをしないと覚えられません。
1回会っただけの人と、1日で5回会った人の顔、どちらが覚えているかという話です。
せっかく1度解いたのに、忘れてしまっては努力がもったいないですよね。
「間違えたら、5回以上解き直す」とルール化してしまうことで、努力を結果に結びつけられるようになります。
まとめ
勉強は正しい勉強法でやれば、誰でも勉強ができるようになります。
- 心から目指せる目標を決める
- 学校の授業中にできる限り覚えてしまう
- 授業でわからない内容はすぐに復習する
- 土日に「今週の10分テスト」をする
- カッコつけずに「小学校」の復習をする
- テスト勉強は2週間前から始める
- テスト3日前からは「解き直し」だけを行う
- テスト前日は復習テストをする
- 間違えた問題は必ず5回以上解き直しをする
上記の勉強方法でやっていなかったものがあれば、ぜひ試してみてください。
驚くほどテストの点数が上がっていくはずです。