大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大に合格できた経験を元に開発した独自の勉強法を教えた生徒は「たった2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストで5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で志望校への逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成
塾で教える高校受験国語の勉強法【実力をアップできる国語の対策方法を紹介します】
国語は勉強のやり方がわかりにくい教科です。
「勉強してもできるようにならない…」
こんな悩みを持つ高校受験生は多いのではないでしょうか。
しかし、国語は才能ではなく、トレーニングすることで実力をアップできます!
国語の偏差値を上げるための高校受験勉強法を徹底解説します。
高校受験国語の勉強法は「4つの勉強」をバランスよく行うことが大切
勉強の仕方がわかりにくい国語で実力をアップさせるためには、4種類の国語の勉強法を知っておくことがカギとなります。
高校受験の国語の勉強では次の4つの勉強をバランスよく行うことが大切です。
- 知識問題(漢字と文法、古文)
- 論説文(説明的文章)
- 小説(物語的文章)
- 作文
順に紹介します。
1.知識問題(漢字、文法、古典)を確実に解けるようにする
1つ目は知識問題の勉強です。知識問題は「知っているか、知らないか」だけの問題なので、思考力が全く必要ありません。
そのため、最も点数が上がりやすい問題です。
国語では次の項目が知識問題になります。
- 漢字
- 文法
- 古典
これらは文章問題とは違って、知識を覚えるだけで点数が取れる問題です。
問題集や漢字帳を使って覚えるだけで、すぐに点数が上がるので、確実に解けるようにしたい単元です。
という人のために、次の記事で「効率的な覚え方」を詳しく紹介しています。
2.論説文(説明的文章)では「『要するに、何を言いたいのか』がわかる力」を身につける
2番目は「論説文(説明的文章)」の勉強です。知識問題と違って、暗記では意味がないので注意してください。
論説文の勉強では「読解力を身につけること」、つまり、「文章が『要するに何を言いたいのか』を理解できるようになること」が重要です。
読解力を身につけるには「知識の暗記」ではなく、「考え方の習得」が大切です。
考え方を身につけるために使えるのが、問題集の答えの「解説部分」です。解説では「なぜこの答えになるのか」を詳しく書いてくれています。ここをキチンと読んで考え方をトレーニングしていくことで読解力が身についていきます。
解説が丁寧で詳しい問題集を使って「なぜこの答えになるのか」を理解しながらトレーニングすることで、読解力は必ずアップしていきます。
3.小説(物語的文章)では「文章から映像をイメージする力」を身につける
3番目の勉強は「小説(物語的文章)」の勉強です。こちらも論説文と同様に、丸暗記では意味がないタイプの問題になります。
小説で問われている力は「文章だけを読んで、映像をイメージできる力」です。
もし、マンガや映画の作品で、国語の小説と同じような問題を出題すれば、誰でも解けます。
「この時の主人公の気持ちはどれですか?」と問われても、悲しそうな場面で映画の主人公が泣いていたら、普通は理解できます。
しかし、文章だけになると、読解力がない人は「主人公が泣いている」ということすら、理解できないことがあります。
小説の読解力を身につけるコツも、論説文と同様に「問題集の解説を読むこと」です。
問題集は読解力がトレーニングできるように、国語の先生が考えた上で構成されています。
「勉強してもできるようにならない」と悩む中学生は問題集を「丸暗記する」という間違った使い方をしているだけです。
「なぜ、この答えになるのか」を解説をしっかりと読みながらトレーニングすることで、小説の読解力も必ず見についていきます。
4.作文では「わかりやすくて、正しい文章の書き方」を学ぶ
4つ目は作文の勉強です。これまでは「文章を読む」という力が多かったですが、「文章を書く」の力をトレーニングする勉強です。
作文は公立高校などで出題されることが多いですが、志望校によって出題されない場合もあります。将来的に役立つ力ではありますが、志望校で出題されない場合は後回しでOKです。
作文の対策で必要なことは「わかりやすくて、正しい文章の書き方」を学ぶことです。
と悩む中学生が多いですが、入試問題の作文で大切なのは「面白さ」ではなく、「わかりやすさ」と「文章としての正しさ」です。
練習方法はカンタンで、問題集や過去問題のテーマに沿って、とにかく文章を書くことです。そして、自分で文章を読み返して、「もっとわかりやすくできないか」を考えることが大切です。
丸付けは不要ですが、自分で読み返すだけでも、「わかりやすい文章かどうか」は意外とよくわかります。
作文において、最も悪い勉強法は「書かないこと」です。日本語を普通に扱える生徒であれば、とにかく「文章をわかりやすくすること」を意識してトレーニングするだけで、文章はどんどん上達していきます。
ただ、できれば、書いた作文を先生に添削してもらうとより効果的です。
学校や塾の先生に添削をお願いしたり、通信教育の添削サービスなどを利用することで、良い文章にするための具体的なアドバイスをもらえるため、より効果的に勉強を進めることができます。
国語の具体的な高校受験勉強の進め方
毎日の勉強では次のようなバランスを意識すると、総合的に国語の実力をアップさせることができます。
- 文法、漢字、古典:1週間に3~4ページ
- 文章問題(説明文、小説):1週間に2題
- 作文:1~2週間に1回
文法、漢字、古典などの知識問題は覚える量が多いため、1週間で3~4ページは進めていきたいです。
文章問題はじっくりと解説を読みながら勉強することを1週間に2題程度(論説文と小説を1つずつ)くらいは進めていきます。
作文は1~2週間に1回はトレーニングするようにすると、文章がどんどん上手くなっていくことが実感できます。
量は現状の実力に合わせて変えてOKですが、上記の量を意識することで、バランスよく国語の実力をアップさせることができます。
正しい勉強法で確実に進めるには通信教育もおすすめ
正しい勉強法で確実に対策するために、「通信教育教材を利用すること」もおすすめの方法です。
通信教育教材は目標に合わせて過去の膨大な実績があるカリキュラムに沿って、必要な教材を届けてくれます。そのため、自動で正しい勉強法で勉強することができます。
中でも進研ゼミは、市販の教材とは解説のクオリティが段違いで、特におすすめできます。赤ペン先生が記述問題や作文の添削も行ってくれるので、勉強を効率的に進めることができます。国語を確実に得意にしたい場合は絶対に活用したいです。
期間限定でお得な特典が用意されていることがあるので、検討される場合は早めに公式サイトのチェックだけでもしておくのがおすすめです。