大阪大学卒/塾講師歴5年/家庭教師歴6年/E判定から阪大に合格できた経験を元に開発した独自の勉強法を教えた生徒は「たった2週間で苦手教科が27→73点」「定期テストで5教科合計200点以上アップ」「E判定から3ヶ月で志望校への逆転合格」など、劇的な成績アップを多数達成
【完全版】中学生の定期テスト対策勉強法【450点以上取れる方法を元塾講師が徹底解説】
「定期テストの点数が上がらないのですが、どうしたらいいですか?」
このような質問をよく頂くので、勉強に悩む中学生のために、本記事で全てのノウハウを紹介します。
私自身が中学生時代に定期テストで450点以上を維持していた勉強法であり、塾講師や家庭教師としてのノウハウをプラスして生徒たちに伝授し、多くの中学生の成績を上げることができた再現性のある勉強法です。
中学校の定期テスト対策の「正しい勉強法」を全て解説します。
中学生の定期テストの点数アップには「正しい勉強法を知っていること」が不可欠!
定期テストの点数は「正しい勉強法」を知っているかどうかで決まる!
定期テストの点数が上がらない中学生は「問題集を解いて、丸付けをして、終了」という勉強をしています。
と驚く中学生もとても多いですが、これは最もやってはいけない勉強法なんです。
- 問題集を解く
- 丸付けをする
これだけでは、間違えた問題ができるようになっていません。
このままでは今回間違えてしまった問題を次もまた間違えます。問題集を何ページ進めても正解できる問題は増えません。
こういった効果がない勉強法では、いくら努力してもできるようにはならないんです。
- 努力してもできないから、「勉強の才能がない」と結論付けてしまいます。
- 才能がないと思うと、やる気がなくなります。
- やる気がないと、さらに成績が下がってしまいます。
成績が上がらないと悩む中学生はこの「負のスパイラル」から抜け出す必要があります。
「正しい勉強法」を身につけて、「努力すれば勉強はできるようになること」を実感することが大切です。
定期テストの点数を上げる勉強法は「正解できるまでトレーニングすること」
成績を上げるためには、次のテストで正解できるように何度も何度も間違えた問題をトレーニングすることが大切なんです。
「問題集を解いて丸付けをするだけ」では正解できる問題が増えません。間違った勉強法では、努力してページ数をこなしても成績は上がらないんです。
「勉強の才能がない」と悩んでいる中学生の99%は勉強法が間違っているだけ
です。残り1%は「勉強していない人」ですね。
正しい勉強法をしている人で「勉強の才能がない」と悩む人はいません。
次のテストで正解できるように何度も何度も間違えた問題をトレーニングすれば、必ず成績は上がっていきます。
定期テストで450点を目指せる勉強法とは?全教科に共通する4つのポイント!
定期テスト勉強法1 間違えた問題は必ず解き直しをする
テスト勉強で最も大切なことは「間違えた問題の解き直し」です。
「今は間違えてしまう問題」をテストでは正解できるようにすることが大切なんです。
そうすればテストの点数は上がります。
- 1ページ分を解いて答え合わせを行い、間違えた問題の解説を読む。
- 間違えた問題に印をつけて、間違えた問題をもう一度解き直す。
- さらに間違えた問題に印をつけてもう一度解き直す。
- 間違えた問題がなくなるまで③を繰り返す。
- 最後にもう一度全ての問題を解き直して正解できることを確認する。(もし、間違えた問題があれば②に戻る。)
上記を徹底的にやります。
とみんな初めはビックリしますが、ここまでやらないと効果がないのです。
成績が良い人は徹底的に解き直しをすることを終えて、初めて「勉強した」と言います。自習の時も、学校や塾の宿題を解く時も、提出用の問題集を解く時も、です。勉強法の差が成績の大きな差となります。
たくさん解き直しをすることで、できなかった問題が次はできるようになります。
初めて問題集を解いた時はできなかった問題も、テストでは正解することができます。
正解できる問題が増えるから、成績が上がるんです。
定期テスト勉強法2 学校の提出物はテスト1週間前までに完了させる
こんな中学校は多いのではないでしょうか。
定期テストの勉強が上手くいくかどうかは、
にかかっています。
定期テストの点を上げるには「次は正解できるようにすること」が大切です。
そのためには「何度も解き直しをすること」が必要です。しかし、テスト前に提出物に追われてしまっていると解き直しをする時間がありません。
提出物を短時間で完成させるのは「勉強」ではなく「作業」になってしまいます。
提出物に追われないためのコツは
です。
毎日行うのが最も良いのですが、部活などもあってなかなか難しいです。そこで、土日などの余裕がある日を活用して、1週間で習った範囲の問題集を進めておきます。
テスト前にまとめて行うのはとてもしんどいですが、1週間ごとなら少ない分量で済みます。部活などで忙しい人も「1ページもできない」ということはないはずです。少しずつでOKなので、習った範囲はきちんと終わらせてください。
そして繰り返しになりますが、成績をあげる勉強法では「何度も解き直しすること」が重要です。何度も解き直しを行って早いうちに覚えておきましょう。
定期テスト勉強法3 まとめノートを作らず、問題演習にのみ集中する
テスト前に「まとめノートを作ること」はおすすめできない勉強法です。
成績を上げるためには、「たくさん解き直して覚えること」が重要です。
しかし、
まとめノートは確かに「勉強している」という感覚になります。しかし、まとめノートは「勉強ができない人」しか作っていません。
塾講師として多くの生徒を指導しましたが、テストで90点以上取っている人で「テスト前にまとめノートを作っている人」を今までに見たことがありません。効率も悪いですし、学校の授業で既に「内容がまとまっているノート」が取れているはずだからです。
テスト前には「何度も解き直しをすること」が大切です。まとめノートを作る時間を「問題集の解き直し」に変えるだけで、点数がグンと上がります。
定期テスト勉強法4 学校の問題集でわからないところはすぐに先生に質問する
こんな悩みを抱えている中学生が多いです。
ノートや教科書を読んでも、なんとか理解はできるかもしれません。でも、読んで理解するのは難しいことなので、時間がかかってしまいます。
時間のないテスト期間には、効率的に理解を進めたいです。
最も効率的なのは「わかりやすい説明を聞くこと」です。
という場合はスタディサプリを利用するのがおすすめです。参考書は文字ばかりでわかりにくい人も多いですが、スタディサプリでは映像授業で学校の内容を説明してくれるので、とてもわかりやすいです。
「解き直し」に時間をかけて点数を伸ばせるように、「理解」のステップは効率的に進めましょう。
定期テスト対策のスケジュールは「1ヶ月前」から!450点を目指すためのテスト勉強計画
多くの中学生がテスト勉強を「1週間前」から始めていますが、それでは間に合いません。
定期テスト対策では「何度も解き直しすること」が大切です。しかし、1週間前からだと解き直しが不十分なまま当日になってしまう可能性が高いです。
確実に成績を上げるためには1ヶ月前から準備を始めることをおすすめします。
具体的な流れを解説します。
テスト1か月前から「暗記科目」と「苦手科目」を勉強し始める
と考えてしまう生徒は多いですが、成績がいい人は実際に1か月前からテスト勉強を始めています。「高得点を取るために最も差がつく期間」ともいえます。
1か月前から勉強し始めましょうと言われると、「テスト範囲がまだ発表されていない」と思う人も多いかもしれません。
しかし、本当にそうでしょうか。確かにテスト範囲が発表されていないため、範囲が「どこまでか」はわからないです。しかし、範囲が「どこからか」はわかります。「前のテスト範囲の次のページから」です。そして、そのページから授業で扱われたページは全てテスト範囲に含まれるはずです。
「テスト範囲の前半部分」にあたる範囲は習ってからテストまでの期間が長くなってしまうため、特に忘れやすい範囲となります。
この忘れやすい範囲を1ヶ月前から勉強を始めておくことで、確実に記憶を定着させることができます。
テスト2週間前からは本格的にテスト勉強を始める
まずは学校の問題集から勉強します。定期テストは学校の問題集をもとに出題されるので、何よりも学校の問題集が最も重要です。
学校の問題集を徹底的に解き直していきましょう。
問題プリントが配られている教科についてはそのプリントも何度も解き直しを行います。
塾や市販の問題集は、学校の問題集やプリントが終わって余裕が出てからでOKです。
というのはよくある失敗例です。
まずは量よりも質です。「解き直しができていること」を必須として、量を積み上げていってください。
テスト3日前からは「解き直し」のみに集中する
テストで点が伸びない人の特徴は「3日前までにテスト範囲が終わっていないこと」です。
では、テストで高得点が取れる人は3日前から何をしているのか。
勉強ができる人はテスト3日前から、「今までに間違えたことがある問題」をもう一度解き直しています。
テスト1週間以上前に正解ができてもテスト当日に忘れてしまっているかもしれません。そのため、今までに間違えた問題をもう一度解きなおして「覚えているかどうか」を確認するのです。
さらに余力がある人はさらなる高得点が狙えます。塾やご家庭の問題集でまだ解いたことがない新しい問題を「プレテスト」として行います。
プレテストをすることで、実践形式での練習やミスをしないように気を付けながら解く練習ができます。部活の公式試合の前に練習試合を行うように、さらに万全の状態で本番を迎えられます。
各教科の定期テスト勉強法!0点→450点の道のりを科目ごとに徹底解説
目標点と合わせて勉強法を紹介していくので、現状にあったレベルからチャレンジしてみてください。
特に「90点以上」を目標とする勉強法は大変なので、余裕がある場合だけでOKです。全部やるよりも、1つ1つを確実に行うことが大切です。
国語の定期テスト勉強法
国語の「漢字」では必ず満点を狙う
漢字は何度も繰り返すことで絶対に覚えられます。そして、覚えていれば得点できます。
思考力はいらないので、考えなくても点が取れるのです。
漢字は事前の努力が一番報われる範囲です。漢字ではぜひ満点を目指したいです。
70点以上を目指す国語の勉強法:「学校の問題集」を必ず解き直す
国語の定期テストでは、学校の教科書の内容に沿って出題されるため、問題集や問題プリントの問題はそのまま出ることが多いです。
問題集もプリントも配布されていない学校では、教科書の内容に沿って問題が作成されている「教科書準拠問題集」を使用することをおすすめします。
学校の問題集がある中学生でも、余裕があるなら「教科書準拠問題集」を勉強しておくとさらなる高得点を目指せます。
学校の問題集で70点、教科書準拠問題集で80点を狙えます。
90点以上を目指す国語の勉強法:「授業ノート」も覚える
問題集に載っていることがテスト範囲の全てではありません。先生が説明したことや、細かい板書の内容なども出題されます。高得点を目指すならここも取りこぼしてはいけません。
覚え方は赤字などで書いている重要な語句を紙や手で隠してください。そして、「隠した部分は何が書いてあったでしょうか」と「疑似的な問題」を自分自身で作ります。そうすることで、問題集と同じように「解き直し」ができます。
慣れてきたら隠す範囲を広くしていきましょう。成績トップの人はノートの内容を何も見ないで白紙に再現できるくらいまで覚えています。
数学の定期テスト勉強法
数学の勉強では「わからないことはすぐに質問する」
数学は今回のテスト範囲だけでなく、これまでの積み重ねが大切な教科です。
九九ができない人は2桁の掛け算ができないように、1次方程式ができない人は連立方程式もできなくなってしまいます。
わからないところがあればすぐにお父さんやお母さん、先生に質問することが大切です。
あくまで目安ですが、
- 中1から数学が苦手な人は、小学5年生の「分数の計算」でつまずいている
- 「方程式」が苦手な人は中学1年生の「文字式の表し方」でつまずいている
ということが多いです。
今までの復習を行えば、これからの学校の授業も理解しやすくなります。学校の授業で理解できれば、テスト前はもっとハイレベルの問題を解くことができます。すると、どんどん数学が得意になっていきます。
数学が得意な人ははじめから才能があったのではなく、今までの内容でわからないことを残さないように復習しているだけです。
数学の勉強は「わからないところまで戻って復習すること」が大切です。
50点以上を目指す数学の勉強法:「基本問題」だけに集中する
いつも40点以上がとれないというような「今は数学が苦手な人」は学校問題集の「発展問題」のページにはとても時間がかかってしまうと思います。
まずは計算問題などの「基本問題」のページに集中してください。
「発展問題」を理解するのに時間がかかってしまうと「基本問題」の解き直しを何度も行う時間がなくなってしまいます。それではせっかく理解できているところも覚えられないため、テストでは点数が取れません。
それでも50点以上取ることができます。
50点以上が取れて数学に慣れてくれば、「基本問題」を授業中に覚えられるようになってきます。そうすればさらに高得点を目指す勉強のステップに進むことができます。
実際の成功事例を次の記事で紹介しています。
70点以上を目指す数学の勉強法:「学校の問題集」を全て解けるようにする
そのためには、間違えた問題を次は正解できるように「解き直し」をしておくことが大切です。
学校の問題集がない人は「教科書準拠問題集」を使ってください。
書き込み式でも自分の答えを紙や手で隠せば解き直せます。70点以上を目指すなら、「発展問題」のページも必要です。
90点以上を目指す数学の勉強法:徹底的に練習量を積む
90点以上を取るには「計算ミスをしない実力」や「見たことがない問題にも対処する実力」が必要になります。塾や市販の教材を用いて標準的な問題から難度の高い問題までの「練習量」を積むことが大切です。
レベルとしては学校問題集の「発展問題」より少し難しい問題までが載っている問題集が好ましいです。市販教材では『最高水準問題集』のシリーズをおすすめします。
英語の定期テスト勉強法
英語の勉強では「わからないことはすぐに質問すること」が大切
英語は数学と同様にこれまでの積み重ねが大切な教科です。
「現在形」がわからない人に「過去形」はわかりません。「3人称単数のs忘れ」というミスは今後の範囲でも減点されてしまいます。
が英語をできるようになるための近道です。
前回のテストの分析をすると勉強すべき範囲が明確になる
英語はテストに出る問題のパターンが非常に多いです。
「文法」や「和訳」、「英作文」、「穴埋め問題」、「英単語」、「リスニング」、「長文問題」などです。
テストに出やすい問題のパターンを知るためには前回のテストを分析すればよいのです。
前回のテストを見返して、どのような問題の配点が高いのかを調べておくと学習計画が立てやすくなります。
70点以上を目指す英語の勉強法:「文法」をマスターする
「文法」は学校問題集を何度も解き直すことで対策ができます。
また、学校の問題集には教科書の本文に沿った「単語」や「重要表現」などの問題があり、「長文問題」も掲載されています。
学校の問題集をしっかりと覚えることでテスト範囲をまんべんなく対策することができ、70点以上を狙うことができます。
国語と同じく「教科書準拠問題集」を使用すると効率的に勉強ができます。
90点以上を目指す英語の勉強法:長文やリスニングの実力を上げる
英語で90点以上を取るには実力そのものを上げなければなりません。学校の問題集だけでなく市販の教材も用いて実力を上げましょう。市販教材では『最高水準問題集』のシリーズなどがおすすめです。
また、「テスト範囲の暗記」と「実力アップ」につながる「一石二鳥」のおすすめ勉強法があります。「教科書の英文を全訳すること」と「教科書の和訳を見て英訳すること」です。つまり、英語の本質的な実力である、「英語→日本語」と「日本語→英語」の変換をできるように特訓しておくのです。
これができれば和訳問題や英作文問題ができるようになり、それよりも簡単な穴埋め問題や並び替え問題でも確実に得点できるようになります。
社会の定期テスト勉強法
社会は最も成績が上がりやすい教科
暗記事項ばかりであるため、「覚えていれば正解できる」からです。
応用問題はわずかしか出題されません。そして、数学や英語と違い「今回の範囲を覚えるだけで」すぐに得点につながります。
しかし、暗記が多いため、どれだけ得意になっても勉強時間がかかる教科でもあります。何度も解き直しをして覚えることが大切だからです。
「社会は時間がかかる」けれど、「時間をかければ成績は最も上がりやすい」という特徴を覚えておいてください。
70点以上を目指す社会の勉強法:問題集を徹底的に覚える
学校の問題集(もしくは教科書準拠問題集)を何度も解き直しをしてください。
数学や英語よりもかなり得意にしやすい教科です。
注意点としては「漢字」です。漢字の間違いは気を付けてください。少しでも間違えていれば不正解です。
せっかく頑張っても「おしい」では得点につながりません。しっかり正解できるまで何度も何度も解き直しを行ってください。
90点以上を目指す社会の勉強法:教科書やノートの内容も覚える
社会は暗記事項が非常に多いため、学校の問題集で出題されている問題数では100点を取るには不十分です。(目標が70~80点なら学校の問題集で十分です。)
そのためには、「教科書やノート、プリントを覚えること」や「市販の問題集でさらなる演習を積むこと」が効果的です。
テスト範囲として指定されていれば、どんなに細かいことでも出題していいことになります。教科書に1回だけ出ている語句が出題されるかもしれません。
90点以上の高得点を目指す人はどんなに細かいことでもしっかり覚えることを意識してください。
理科の定期テスト勉強法
理科の計算分野は「わからないことはすぐに質問すること」が大切
そのため、「覚えていれば正解できる」のですが、社会とは少し異なる点があります。
数学のように「理解していないと解けない問題」もあるのです。
特に第1分野(物理、化学)では計算問題なども含まれるため、数学の文章題を解く時のような「思考力」が求められます。
第2分野(生物、地学)は第1分野に比べると暗記事項が多いですが、それでも理解していなければ解けない問題も多いです。
理科の勉強では、数学と同じように「わからないことをそのままにしないこと」が大切です。理解ができるようになれば、あとは社会と同じように「覚えていれば正解できる」ようになります。
70点以上を目指す理科の勉強法:問題集を徹底的に解き直す
理科はテスト範囲が広いので、基本的な事項を覚えるだけでも70点は目指すことができます。
計算分野の勉強する時は、ただ覚えるだけでなく「なぜその計算をするのか」を理解することを意識してください。
90点以上を目指す理科の勉強法:教科書やプリントまで徹底的に覚える
理科は学習事項が多いため、テスト範囲の全てが学校の問題集で出題されているとは限りません。
社会と同じように「教科書やノート、プリントを覚えること」や「市販の問題集でさらなる演習を積むこと」を行いましょう。
難度の高い問題も出題される学校であれば数学と同じように『最高水準問題集』などを用いて、応用問題の対策も行っておきたいです。
副教科の定期テスト勉強法
副教科の勉強は教科書準拠問題集を活用する
体育や音楽などの副教科は学校の問題集がないことが多いので、「教科書準拠問題集」で勉強することがおすすめです。
教科書準拠問題集があるのとないのとでは勉強の効率が格段に違います。教科書からよく出題される学校ではできる限りご購入して頂きたいです。
副教科の勉強で役に立つ「教科書やノート、プリント」の覚え方
教科書準拠問題集を終えた後や、そもそも教科書に沿っていないプリントなどから出題される場合は「一問一答ノート」を作ることがおすすめです。
音楽を例にして、一問一答ノートを作ってみます。
Q.「弱く」という意味の音楽記号は何か。
A.ピアノ(p)
Q.「先頭に戻る」という意味の音楽記号は何か。
A.ダ・カーポ(D.C.)
Q.「だんだん早く」という意味の音楽記号は何か。
A.アッチェレランド(accel.)
Q.「運命」を作曲したのはだれか。
A.ベートーヴェン
Q.ベートーヴェンは何と呼ばれているか。漢字2字で答えよ。
A.楽聖
このように「~は何か(誰か)?」という一問一答問題をノートに作っていきます。そして、答えの部分を隠して何度も解き直す。そうすることで、問題集がなくても解き直しをして覚えることができます。
副教科だけでなく、主要5教科、特に社会や理科の仕上げの際にも使えるおすすめの勉強法です。
定期テスト勉強の「計画表」の作り方
確実な成績アップのためには「勉強が間に合わなかった」ということがないように計画的に勉強することが大切です。
上手な計画を立てるコツは次の順番で立てることです。
- やるべきことをリストアップする
- スケジュールに当てはめる
計画表の作り方1:やるべきことをリストアップ
まず、上記で紹介した「各教科の勉強法」を参考にしながら、「やるべきこと」をリストアップしてください。
次のようなイメージです。
国語
- 漢字40個
- 問題集15~34ページ(全20ページ)
- 文法プリント5枚
数学
- 問題集 全25ページの解き直し
英語
- 問題集 全15ページの解き直し
- 学校の問題プリント6枚
- 教科書レッスン2~3の本文の和訳と英訳
理科
- 問題集全20ページの解き直し
- 学校プリントの穴埋め問題
社会
- 問題集全30ページの解き直し
- 学校プリント10枚の用語を一問一答ノートで覚える
音楽
- プリント4枚を一問一答ノートで覚える
- 教科書準拠問題集10ページ
これを元にスケジューリングしていきます。
計画表の作り方2:スケジュールに当てはまる
リストアップができたら、「やるべきこと」を日割りにしていきます。
手書きのカレンダーでOKです。クラブ活動や習い事、塾などの予定に合わせて、実行可能なスケジュールを立ててください。
注意点としては、テスト3日前からは「解き直し」と「プレテスト」をしたいことです。
計画を立てていない時は「疲れたし、今日はこれくらいで止めよう」と考えてしまいますが、この計画を立てることで「1日のノルマ」を決めることができます。
「なんとなく大丈夫だろう」ではなく、「計画通りだから大丈夫」と考えられるように学習を進めてください。
定期テスト勉強法【まとめ】
450点を目指すための定期テスト勉強法で大切なポイントをまとめると次のとおりです。
- 学校の問題集は毎週末までにその週に習った範囲を完成させる。
- まとめノートは作らない。解き直しが最重要。
- テスト1か月前から社会と理科の勉強を始める。
- テスト2週間前からは本格的にテスト勉強を行う。何よりも学校の問題集。
- テスト3日前までにはテスト範囲を終わらせる。
- テスト3日前からは「間違えたことがある問題の解き直し」と「プレテスト」。
- 苦手克服のコツは「できるところまで戻って復習すること」。
- やるべきことのリストを作り、計画的に実行する。
定期テストの点数は努力で必ずアップできます。
上記で紹介した勉強法を元に勉強して、目標の点数を取れることを願っています。